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Photo by Ume氏
「朝日ににほふ山ざくら花」。この場合の「にほふ」は花の香が匂うという意味ではなく、朝日に赤く色が映えて、浮き出る、というくらいの意味のようで、きょうのUme氏の山桜がその風情をよく伝えてくれている。何か言葉を添えるとしたら、これ以上に相応しい表現はない。
上句に「敷島の大和心を人問はば」とあり、かつて第二次大戦において特攻隊が編成された際には「敷島隊」、「大和隊」、「朝日隊」、「山桜隊」などと隊名に使用され、この本居宣長の歌をより有名にしてしまったという過去がある。そういうことも、この「山桜花」は想起させてくれる。
外は風が強い。いつの間にか青空は消えてしまい、灰色の空に柿の木が激しく揺れている。一冬の間ずっと眺めてきた光景だが、つい少し前とは大分感じ方が変わり、いまではいい季節がすぐそこまで来ていることを、このひがし風が教えてくれているように見える。
雨が降り始めた。気温は高いから、入笠も雨だろう。この雨で少しでも上の雪が融けてくれるといいのだが。
きょうから4日間、山桜に思い入れの強いことを知って送ってくれたUme氏の花の写真を掲載します。愚稿を補って余りある写真ばかりです、ぜひご期待ください。
そろそろ5月の連休の予定を立てようとしている読者の中には、当施設の利用を考えてくれている人もいると思います。とりあえず、カテゴリー別「H28年度の営業案内」と「続H28年度の営業案内」を参考にしてください。若干の料金改定があっても、前年度実績のある方については、据え置く方針です。