入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    ’17年「春」 (31)

2017年05月02日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

                  Bird's- eye view of "Hirudeera(Ohawara)"    Photo by Ume氏

 芝平の分校跡の桜は今が満開。第2砂防ダム辺りの落葉松は、くすんだ緑の色が大分鮮やかさを増してきた。今にあの林にもポツン、ポツンとヤマザクラが可憐な花を見せてくれるようになる。

 いままでずっと、野鳥になぞ関心はなかった。スズメ、ツバメ、カラス・・・、こうやって数えてみてあと幾つくらい名前と姿が一致するだろう。キジは見れば分かるが、あの鳥の活動舞台が大空ではなくて、ニワトリのようにもっぱら地上を中心に生きていることを知ったのは、この仕事をするようになってからのことだ。
 先日Ume氏に、ある鳥の特徴を言って名前を尋ねたら、「カケス」と即答してくれた。氏は長年、日本野鳥の会の会員であり、これくらいのことで感心していては却って失礼なくらいの話だと後に知ったが、どうやらそのころから、遅ればせながら野鳥に興味を持ち始めていたようだ。今では、車の中に「見る聞くわかる野鳥界」(信濃毎日新聞社)を置いているし、野鳥の姿を見かけると車を停車することもあれば、また時にはその姿を頭の中にしっかりと入れておこうと努力するようにもなった。と言っても、本当にあれがキビタキなのか、はたまたあれはオオルリなのかと、まだまだ自信などない。
 鳴き声も大いに興味があるが、今はただ聞くだけで、野鳥の名前を言える段階ではとてもない。ただ、早口でまくし立てる英語を耳にしているうちに知っている単語が増えてきたように、この辺りにやってくる鳥の特徴のある囀りを覚え、聞き取れるようになりたいと思ってる。
 前にも書いたと思うが、山にはよく行ったが花にも、鳥にも、樹木にも、とんと関心が湧かないまま時を過ごしてしまった。北岳の胸壁の下で、前穂の池の近くのお花畑で、もしかすれば貴重な高山植物を踏みつけていたかも知れない。そんなも者がまたどうしたことか、自分でもこの気持の変化は分からない。
 今こうしていても、遠くから鳥の声がする。かなり特徴のある声で、聞き覚えはある。こんなに平和な山の中だというのに、巣立ってから1年以内に8割近くの鳥が死んでしまうという。自然界に生きる野鳥にとってはここも、争いの多い内乱状態の某国のようなものなのか・・・。

 水回りのことがすべて終わり、露天風呂の釜の問題もきょう解決した。試験入浴と洒落れてみれば、頭上には春宵のほの白い上弦の月が浮かび、その湯の快適さたるや、まさにこれ語るを能わず、体験してもらうしかない。SADA君、大感謝!みんな来ーいぃぃぃ。

 O沢さん、「手良沢山」は〝蛍のケツ″です。信大の演習林も。案内しますよ。

 5月の大型連休、小屋もキャンプ場もまだまだ余裕があります。お出掛けください。とりあえず、カテゴリー別「H28年度の営業案内」「続H28年度の営業案内」を参考にしてください 
 
コメント
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