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入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’18年「秋」 (12)

2018年09月06日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 昨日よりもきょうというように、日毎で秋の気配が深まっていく。今朝来るときに西山(中ア)の方に目をやったら、将棋頭の辺りの山肌が心なしか赤味を帯び始めたように見えていた。こうしていてもいつしか鳥の声はしなくなり、虫の鳴く声が主役になってしまったようだ。

 台風が去ったと思ったら、今度は北海道で地震の報に驚く。こんな山の中にいてはPCぐらいでしか情報は入らないが、台風21号が襲った被害対策も半ばだというのに今度は地震、全道停電とかで大変なようだ。
 それに比べたら、ここらの台風被害などないに等しかったが、それでも倒木は6,7本あった。きょうも御所平の、牧柵越しに倒れていた落葉松の処理や、破られた牧柵の補修を済ませたばかりだ。



 上の写真は、第2検査場の柵に倒れ込んだコナシの大木。見ての通り木の大きさと比べて根の貧弱さは情けないほどで、よくぞ今までこんなで持ち堪えていたと逆に感心するほどだ。前にも呟いたが入笠山一帯は表土が薄く、風倒木は後を絶たない。先日もテイ沢の倒木を処理したばかりだが、一昨日の台風の影響はどうだったかと、あの沢にある幾本もの倒木待ちや、その候補のことが気になる。
 そうそう、肝心の牛たちは全頭が無事で、強いて言えば雨にしっかりと濡れたせいで、綺麗さっぱりとしたくらいだ。囲い罠の中の和牛などは、人の姿を見るとあれほど逃げ回っていたのに、今では呼べば走ってくるように変わった。

 昨日、久しぶりにTDS君がここにやってきた。その際、1ヶ月ばかり前に地方紙に載ったある記事を見せてくれた。後醍醐天皇の皇子宗良親王のことはこれまでも何度か話題にしたが、その署名入りの記事によれば現在「池の平」と呼ばれている湿原は、親王が「晩年弟子たちと過ごす家を建てる時に池も一緒に作り、このあたりが『御所平』と呼ばれる由縁になったとか」と紹介されていた。初めて耳にする話だ。明日もう少し、この続きを。

「今はもう秋」です。小屋もキャンプ場も充分に余裕があります。FAXでも予約や問い合わせに対応できます。ご利用ください。入笠牧場の営業案内は「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」
「同(2)」をご覧ください。



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