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気になることがあって、2015年の作業帳を見ていたら「ツタウルシ9月20日前後」とあった。あと1週間くらいか。今年は春から初夏にかけて季節の進み方が半月くらい早いと思っていたが、ここへ来てそんなふうでもなくなったようだ。確かに、今の様子からすれば、焼き合わせのツタウルシが真っ赤に色付くのは、そんなころだろう。次の3連休とほぼ重なる。そのころには秋の長雨、秋霖の時季も終わっているといいのだが。
たった3年前のことだがそのノートを見ていると、当時は結構鹿の捕獲にも熱心だったようで、今は止めてしまっているくくり罠での捕獲も、実績を細かく記録してあった。しかもあの年は、県の有害動物の調査が入って、12月の半ばまで補助員のような立場で仕事をした。
その後、鹿の数は減ったという話ばかり聞くが、どうだろうか。ただ、上伊那猟友会は目標の捕獲頭数を達成した全国でも数少ない猟友会だと地方事務所の担当者からは聞いた。そういえば、ここの大型囲い罠もかつては、本州では最高の捕獲実績を記録したと言われたこともあった。確かにその結果、捕獲効率は銃よりも罠の方が優れているということを、実証することはできたと思う。
前にも呟いたが、4年に1度だかの罠の免許を今回は更新しなかった。罠の免許を持っている人は大抵銃の免許も持っているからだろうが、午後までかかるか講習の午前の部、2限目がなんと「銃刀法」の講義だった。こういうのは罠の免許更新者には関係ないはずだ。後に回してくれれば、罠だけの者はもっと早く手続きが済んだはずだろう。また、更新には医師の診断書を添えなければならないというのも違和感を感ずる、考えものだ。精神状態が正常か否かだとか、薬物に依存していないかなど、そんなことを内科や整形科医に1,2分の問診で分かるわけがない。銃など簡単に持たせたくない部署があるかと思えば、農作物被害の対策には、狩猟者をできるだけ増やしたい役所もある。初めての人、特に若い人は、これでは腰が引けるだろう。
鹿については相変わらず今も苦労が続いているが、牛が下りるまでは休戦状態のままになっている。
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