
今朝は久しぶりに、槍や穂高を望むことができた。しかしまだ、安定した本来の秋空とは言い難い。今週も、あまりすっきりとした天気は期待できず、天が高くなるのは10月になるのを待つしかなさそうだ。
それに、「焼き合わせ」のツタウルシの紅葉も足踏みをしている。多くはまだ黄色かったり、全く色付かない緑の葉も目に付く。下の写真は、草叢に落ちていた1枚のツタウルシの葉だが、紅葉ならやはりここまで赤く染まってほしい。

赤羽氏から電話が入って「今、白岩の頂上です」だと。どうやら今度も釜無山から縦走したようだが、クマササに大分苦闘を強いられたらしい。電波の状態が悪くて詳しいことは聞けなかったが、あの尾根は通る人もほとんどなくて、さもありなんという気がする。早晩、無雪期は通行不能になってしまうだろう。
2年前、種平小屋夫妻と笹平沢から白岩に登った時もこの時季のことだと思って調べたら、2016年10月24日だった。クマササに隠れた踏み跡に、あまり苦労をした記憶はない。いや待て、赤羽氏はその後にD氏ともこの尾根を歩いているが、この時もクマササに難渋したとは言ってない。ともかく彼にとっては今回で3回目にになるはずで、それだけこの山域、特に白岩岳は思い入れの深い山になっているのだろう。よく分かる気がする。
ただ、これを読んで「オレも」「ワタシも」などと安易に考えてもらっては困る。というのも、何かあってもこの尾根には逃げ道がなく、引き返すか進むしかないが、その判断は、ここを初めて通過するのであれば容易ではない。特に中高年には難しい。白岩山頂からの下降も標高差約1千メートル、かなり急で厳しい。
もう少ししたら様子を見に、小黒川林道をそこらあたりまで車で下ってみようかとか思っている。大人4人、子供5人の連泊組は入笠山へでも登ったか。2人組は早朝の出発で、3人家族の方は昼を済ませて、テイ沢方面へ。
秋風が旅に出ろと言ってませんか。小屋もキャンプ場も充分に余裕があります。FAXでも予約や問い合わせに対応できます。ご利用ください。入笠牧場の営業案内は「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」
「同(2)」をご覧ください。