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右端の鹿はジャンプして逃亡を図る
昨日、「鹿のいなくなる日」のタイトルで、森の精まで持ち出して、まぁ、いつものように徒仕事(あだしごと)と言われても仕方のないことを書いたのだが、まだ鹿がいなくなったわけではない。
事実、大型の囲い罠には捕獲した鹿がいて、そのために今朝は5時起き。入浴、朝飯、弁当作りをして、牧場に着いたのは7時を少し回っていたが、気温は9度とこの時期のそれではない。
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逃げながら、フェンスの弱点を必至で探す。鹿は崖や急坂は駆け上がることができても、トップの写真のように人口の障害物であるネットに対しては空しい激突を繰り返すだけ。仕留め損ねた状態を猟師の間では「半矢」と言うが、そういう鹿の逃げ惑う姿は何度目にしても慣れることはない。
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袋角(ふくろづの)
この時期の雄鹿の角はまだこんな状態。これを血抜き処理して乾燥させると、鹿茸(ろくじょう)と呼ばれる知る人ぞ知る漢方薬になる。松本清張の未完で終わった最後の小説「神々の乱心」には、この鹿茸が出てくる。詳しい効能についてはこちらの小説にゆずろう。
山小屋「農協ハウス」とキャンプ場の営業に関しましては6月2日のブログをご覧ください。明日はいよいよ牛が上がってきます。ブログ読者の皆さんもこの時期の自然を楽しみにお出掛けください。