きょうはいい天気だ。文句のない快晴で、柿の木やモミジが芽吹き始めた。放ったらかしの庭だか畑に、ポツンポツンと春の息吹を感じさせる草花の姿のが目に付く。イカリソウの白い花の方も一輪だけだが、遅ればせながら咲いた。カタクリの花も、白いボケの花もまだ散らずにいる。ミヤコワスレはまだだが、これでもう、この家の草花に思い残すことはない。明日から、入笠牧場の仕事が始まる。上に行けば、ここに載せる写真にもそれほど苦労しないで済むだろうし、山川草木、鳥獣虫魚、そして星空についても、より具体的なことを発信できるようになると思っている。
何とかして1枚、白い花のイカリソウをと思うも、いい姿で写させてくれない。青空と気持ちのよい春風までが邪魔をするようだ。
今朝も「大崎様」の方からアオバズクの鳴く声がしていた。1本だけだと思っていたサワラの木は、まだ2本残っていて、最も大きな木が伐られただけだった。しばらくはあのぶっきらぼうな声を毎朝聞けると思うと楽しみだ。午後Ume氏が、野鳥の鳴き声のデーターを持ってきてくれることになっている。大変に有難い。昨年はそれなりに関心と努力をしてみたが、駄目だった。今年はもう少し余裕を持って、鳥や草木に触れたいと思っているが、さてどうなるだろう
冬が去り春が来た。炬燵の囚われ人だった日々が終わり、今度は野や山に追われる。
実朝さまを盗みて、 出で去(い)なば主なき炬燵となりぬともまた来る冬に我を忘るな
赤羽さん、通信多謝。磐梯はわずかな冬の記憶しかない土地ですが、いい休暇を過ごしてきてください。
入笠牧場の営業案内は「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」
「同(2)」をご覧ください。