★冬期講習―番外編
夏期講習が終わり息をつく間もなくあっという間に冬期講習に突入してしまいました。今月の12日から始まりましたがもとより明光義塾の講習の入塾テストはありません。従って何時からでも入れますが一応締め切りは12月20日を目途にしています。個別指導ですのでシフトを組むのが非常に難しく集団形態なら机を持ってくれば事が済みますがそういうわけにもいかず個別指導の原点を守るためにはそこは譲れないところであります。
中学生も三者面談が終わり高校生も共通テストの申し込みを終えてこれから追い上げの段階に入ってます。受験生は勿論ですが今日は受験生以外の特に中学2年生、高校2年生について書いていきたいと思います。
ブログも来週で今年は終わりですので思い切り書き込みたいのですがなかなか時間と精神的に不安定さがあって書けない状況です。何年やってもこの時期が来ると岐阜高校に何名、岐阜北高校に何名とか国公立大学に何名とか等計算を都合のいいようにしてしまいます。実際は腹がキリキリ痛むのですが致し方ないことです。
では今回中学2年生、高校2年生に対して書き込みをするのかと言いますともう受験は始まっているということです。いつまでも小学生を引きずっている方も見えますしまだ受験よりスポーツに力を入れて楽しみたいという方も見えます。確かに楽しい時期にはなってはいます。
例えば中学2年生は後輩ができ学校にも慣れて先輩と呼ばれて来ました。「先輩」という言葉の響きは何時の時代にもいい感じで響いてきます。しかし、肝心の学力に関しては如何でしょうか。子供の出生率が80万人を割り込み将来の学習塾はおろおろしていますがそれはそれとして少子化の問題は政府一体になって考えていって欲しいものです。防衛費も大事かと思いますが優先順位はそういうものではないと思います。
中学1年生は非常に注意が必要になります。つまり小学生の問題が易しいのですから自分のお子さんはよく出来るという錯覚を起こします。これがどのようになるかと言いますと私どもの「志望校判定模試」1月22日(日)実施
http://mm-homepage.com/dozan/
で見てみますと驚くような結果が出て来ます。私どもは志望校5校判定しています。そうしますと中学1年生の方は小学校のイメージそのもので進めていきますから結果に目を吊り上げて驚いています。それは塾に問題があるという結果に繋がってくるのですが実際はそうではなくそれだけしか実力がないのに問題が易しかったせいで錯覚を起こしているのです。そう言うお子さんが沢山見えます。上にご兄弟姉妹の方がお見えになる場合はそうでもありませんが初めてのお子さんの場合そういうギャップは最初にお話をしますがなかなかご理解を頂けない場合があります。従って他塾ではこの実態を隠すために志望校の判定はしないのが慣例となっています。これは大学受験に関しても同じであります。大学受験は三つの選択肢があります。一つは一般選抜、二つ目は総合型選抜、三つ目は学校推薦型選抜となります。従来の試験は一般選抜となります。この問題にしても「全国高校共通テスト」を高校1年生より6校判定していますがそんな馬鹿なというほど悪い点数を取ってしまいます。中学の時あれ程数学が強かったものが全く歯が立たなくなってしまいます。「赤点」という言葉がちらついてきいつしか慣れっこになり補習をして何とか切り抜けていくというのが実情です。そういう中で一般選抜試験以外の総合型選抜などや学校選抜推薦などは難しいです。総合型選抜はよく分からないかもしれませんが従来のAO入試と同じです。学校推薦型選抜は従来の推薦です。ですから今まであったセンタ-試験は一般選抜となります。ベネッセの記事を載せて置きます。https://benesse.jp/juken/202212/20221214-1.html
このように変化していますが一番問題なのは準備態勢に何時はいるかということです。早く難関高校、難関大学を目指されている方はすでにスタートを切られていますがこれからという方は一刻も態勢を整えるべきです。それがいい高校、いい大学に行く近道となります。
現在長良教室&芥見教室ではそれぞれキャンペーンをしていますがキャンペーンに乗ることも大事です。つまりそれはそういう流れについていくことなのです。流れを変えるとロクなことはありません。「木の葉が沈み小石が浮かぶ」流れに逆らうと逆説的にこのようになってしまいます。概ね失敗した方はいい流れを自分で断ち切った方が見受けられます。ただ自分自身悪いところは断ち切ることも大事です。生き延びるためには悪い処を切ってしまうことは断腸の思いがあるかと思いますが生き延びるためには致し方ないことです。
このようにして冬期講習の中に小学生は勿論の事中学1年生、2年生は大事になります。新中学1年生は中学準備期間としてすでにやっている方も見えますがまだまだです。しかし。遅かれ早かれ時間は迫って来ています。春休みにはもう新1年生で頑張るしかないのですから。部活動も以前のように激しくは無くなったようですし先生も正直かなりブラック的職業で使命感が無ければやっていけないと思います。私どもでさえ教育に対しての使命感を感じます。その使命感が喜怒哀楽を表してくるのです。使命感のない者が喜怒哀楽は一種のポーズです。その生徒の人生の一ページを背負ているのですから出来るだけのことはしたいと思います。
そのためには早めに対応をしてください。今や何処の高校も単位制になっています。従て進捗状況は滅茶苦茶早いです。早いですからついていくのが大変です。ついていけないのは自分に責任があるのですから仕方がないですが、今後は学校推薦型選抜入試が多くなっていくと思いますがこれは中学では内申点と言いますが高校では評定という言葉になります。受講科目を科目数で割り数字が4.3以上が推薦の条件で高校三年の前期でほぼ決まりです。ですから三年生に入ってから慌てて入塾したり英検の2級を取ろうとしても正直遅いのです。今からもうスタートをしなければ間に合いません。
特に中学1年生や2年生はしっかりと始めてください。少子化の中で実力テストが正月明けにはありますが偏差値がよくてもあまり当てにはあなりません。多分に偏差値は出ていないと思いますが出て計算をされても正直業者テスト以外は余り信憑性はありません。それだけ入試が難しくなっています。
残り少ない日数を如何に過ごすかはあなた次第です。自習室は満室状況です。その中には受験生以外は少ないです。しかし、高校生の後姿を見て頑張って欲しいと思います。
<今日の言葉>
「怖がらないで前に進んでください。それしかないじゃないですか。後ろを振りかえっていたら、何処にも行けません。もう元には戻れないのならしっかり前に進みましょう」
村上春樹
三日月 - 絢香(フル)
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