地曳いく子著「50歳、おしゃれ元年。」「50歳ファッション黄金セオリー さようなら、おしゃれメランコリー 」を続けて読んだ。
開拓者的とらえどころ、エネルギッシュな展開表現、読み進むうちにあの人の
そう 綾小路きみまろの話芸と観客の爆笑の渦が
行間から噴きあがってくるような、
そんな錯覚を起こしても仕方ないほどの印象を受けた2冊だった。
とまあ興奮収まらぬままにいても先に進まないので 落ち着きませう。
私にとって実用的と思われる文章をそれぞれから抜き書きした。
「買う方も売る方も真剣勝負。そのくらいの覚悟がないと、必要なものだけが収納されている究極のクロゼットも、50歳からのおしゃれ人生も、夢のまた夢。(売る側の まあ。お似合い!攻撃をかわし、気合いを入れて探すべきだ、の意。)」 おしゃれ元年
「昭和三〇年代ぐらいまで、女性の服装は、よそ行きかエプロン * でした。…ところが、いまは普段着(カジュアルスタイル)が主流です。…私たちは、おしゃれの基準にしていたものを失ってしまったわけです。」 黄金セオリー
新たな道標(は、この2冊にたくさん提案されている)のもと 必要なものを 気合を入れて残す、あるいは探す。
で チャンチャン。と収束したい「入って 通って きちんと止まる モノを探す」問題、なのだが。
そんなこと言ったってアナタ、要するに必要なのは サイズダウンである。事実を語る神が耳元で そう囁いてもいるのだった。
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出かける、となったら「お出かけスーツ」
普段は 「セーターにスカート」にエプロン掛けて それで日々まわっていた、そんな風な意味のようです。