「マツコの知らない世界」に アンドレア・チヴィレ登場。
バール・デルフィーノの店主にして、え?32歳(1983年生まれ)?そんなに若かったんだ。(万梨音の方がお姉さんなんですか。)
伊文化紹介番組のようで、他二人の日本在住・伊人と一緒に映っていると
アンドレア、ゴガクの先生というより 伊男に見えてくるから不思議。
(私の中のイタリア男観が一体どんなものか 本人にもあまり把握されていないながらに。)
○ 伊・洗濯事情
水質の関係で 水温設定に細かい伊。紹介されていた伊製の洗濯機の温度調節ボタンがダイヤル式。おお、あこがれの非・デジタル系。
“映画「ストーリー・オブ・ラブ」(だったと思うのだがうろ覚え…)の中でミシェル・ファイファーが調子の悪くなった洗濯機に悪戦苦闘するのですが、その洗濯機のスイッチはグルグル回すアナログの形!あー、これ欲しい!!とレンタルビデオ再生画面に向かって思わず叫んでしまったものだった。売ってないよー、日本の電気屋さんには(全部まわったのか?えっと二層式にはあったような…)。グルグル回す方が、洗濯機さんに頑張ってねと指令している気になるではないか(^_^)/。電子?式スイッチは実に味気ない。”と 長々と振り返る。
伊マンマは「アイロンがけ・命」的に 徹底的にかけるらしい。下着からジーンズまで。前出のスマ(須磨子)&ジョエル・コーン夫妻へのインタビューの中でスマさんが
病気入院の身になった須賀敦子がアメリカ在住のスマさんに手伝いを頼んできたことについて 次のように語っている。
「洗濯したものにはすべてアイロンをかける人だったから、そういうことをわかっている人間のほうが気楽だったのかな。」
この文を読んだ時には 須賀さん個人に帰する「点」的な話として受け取っていたが 水が1リットルも入る伊製スチームアイロンの紹介を聞きながら そこに広がる、つながる、須賀さんの人生が二次元三次元にパンッとはじけてマツコ衝立の後ろから現れたように 驚いた。
須賀さんのマンションのカギを預かったスマさんは 洗濯とアイロンがけをして病院に持って行く。文面では それは二カ月以上続いたようだ。生来の好みなのか伊生活を形作る習慣なのか。人生の砂時計進んでいくその時に一番求められた手伝いを 頼める人がいて、頼むことができて。そんなふうに考えていたら マツコさんのオーバーアクション見ながらどうしてなんだほろり涙もこぼれてきて、連想も甚だしい 梅雨明けの日、昨日。