新年だ。
読んだことのない人の作品を読んでみようと
綿矢りさ 「インストール」 2001
を読んだ。
巻末の著者紹介には
現在、高校三年生。
とある。
2017-2001 みたいな時を近くで感じたことがあったなと
ぐるぐる考えて
「クリスマスの約束2016」の時の
宇多田×小田 の音楽を耳に感じた。
♪ 時を超えて君を愛せるか ほんとうに君を守れるか
…
♪ 君は空を見てるか 風の音を聞いてるか
…
これはデュエットって言うの?
二人の声の重なりは耳にほんとうに心地よく
小田さんが
2016-2001 くらいな時を待っていたことを(待っていたの?)
ずっといっしょに感じた気になった。
「インストール」の書き出しは
そんなところから光がまっすぐにこぼれてくるの?と思う
少し開いた押入れの戸からの光線のようだった。
主人公のその時は
何人もの人々の人生のその時だった。