■みどり市大間々町13区の運営を巡り、長期にわたる大規模区の同一人物の区長職就任に弊害による不正会計が問題となっています。区長の不正会計を追及している住民らを相手取り、区長が名誉毀損による謝罪と損害賠償を求めて裁判所に請求した事件で、逆に区長による不正会計=横領の事実が明らかとなり、区長側は分が悪くなったため代理人の弁護士を通じて和解を提案しました。そして、裁判所が民主的な区の運営の実現に向けた和解案を提示して、住民らもそれに応じました。ところがその後も区長が引き続き区長の座に居座り、みどり市長もそれを追認する形で区長委嘱状を発行したことから、区長は自信満々となり、裁判で区長の横領の事実を暴いた住民らを逆恨みして村八分にするという始末です。
このため、社会正義が通らないみどり市の実態を憂えた住民らが平成24年8月の市民オンブズマン群馬の月例会で本件について報告したため、以来、市民オンブズマン群馬として支援してきています。この経緯は既にこのブログでも報告しております。
■都合7回に及ぶ公開質問状に対して、チンプンカンプンな回答をし続けたみどり市長に対して、オンブズマンでは平成25年5月30日に内容証明で抗議書を送りました。
その後、同市大間々町13区の住民らから、このままこの問題を放置しておくわけには行かないとして、住民代表であるみどり市議会議員らにこの問題についてアンケート調査を行いたいとの意向が寄せられました。そこで、市民オンブズマン群馬から次の内容で、みどり市議会議員らにアンケート調査への協力を要請しました。
**********
平成25年6月13日
様
市民オンブズマン群馬
代 表 小 川 賢
アンケート調査ご協力のお願い
謹啓 貴職におかれては、平素より民主主義の政治に真摯に取り組まれ、その努力に対して敬意を表します。
さて、市民オンブズマン群馬では、当会みどり市在住会員の皆様から、みどり市大間々町13区(4500人)における公金での公民館建設について、昨年8月の月例会で報告を受けました。
その報告によれば、みどり市大間々町13区(4500人)において、公金での公民館建設資金(金6500万円)に関して、同区の住民らから「同区長に対して、公民館建設資金にかかる帳簿、領収書等を開示するように求めてほしい」との依頼を受けた地元選出の元・みどり市会議員の加川三平氏(故人)が、同区長に関係書類の開示を求めたところ、同区長はこれを拒否したということです。
同区長は、帳簿、領収書等の開示を要請した加川市議ら同区住民3名を相手取り、「区長を信頼しないうえに、あたかも不正会計があったかのような言動を地元に対してしたことは、誠に遺憾であり名誉棄損にあたる」として、前橋地裁桐生支部に名誉毀損による損害賠償請求を求めて告訴をしました。しかし、裁判の過程で、逆に同区長による不正会計行為が明らかになりました。
裁判所は、この不正会計行為の事実を前提に、裁判当事者の同区長及び同区住民3名に、同区の運営の民主化に向けて和解条項を提示し、当事者間で和解が成立しました。当然、区長は職を辞して区の民主化の実現を図ると思われましたが、和解により不正会計行為は不問にされたとして、裁判で争った住民3名に対して再び村八分の差別行為をするようになりました。
このため、同区住民らは、不正会計行為を働いた同区長に市長委嘱状を交付したみどり市に対して、委嘱状の交付を撤回するように要請していたところ、みどり市の石原市長は、なぜか区長をかばう姿勢を示し、委嘱状交付撤回に応じようとしませんでした。
こうした状況を打開すべく、同区在住の住民らはこの事件について平成24年8月の例会で市民オンブズマン群馬に状況を報告し、対応を相談したのでした。その後、当会ではこれまで7回にわたり公開質問状を石原市長あてに提出してきましたが、曖昧な回答内容だったため、みどり市の回答内容を確認すべく平成25年4月23日付で最終確認書を石原市長に提出しました。
しかし、石原市長は、平成25年4月30日付で「解釈が違う」などとして、当会の最終確認内容さえも認めない支離滅裂な回答をよこしました。あくまでも同区長の不正会計を認めようとしない石原市長に対して、同5月30日付で抗議書を内容証明で送りました。
裁判所が認めた同区長による不正会計行為について、みどり市の石原市長が不問にして、以前として区長委嘱状を交付し続けていることは、民主主義に反する行為だと思われますが、このことについて同区民として、今後の民主的な同区の運営に資するために、貴殿のご判断をぜひお聞かせくださるようお願い申し上げます。如何なる人物でも公金横領が発覚すれば、責任を取り人の上に立つことは、許されません。又その者をかばい隠蔽する政治家は政治家として資格なしです。
なお、本件に関する関係書類を回封しますので判断の参考にしてください。
質問事項は次の3択ですが、添付回答用紙に記された次の3つの項目のうち、貴殿の判断結果に該当する項目番号に○を付けてください。
1 良くない。
2 さしつかえない。
3 わからない。
なお、結果については、当会のホームページ上で公開する予定です。ご多用のところ誠に恐縮ですが、平成25年6月27日(木)限りで、添付回答用紙に記入の上、下記あてにFAXで返信くだされば幸いです。(6月27日以降は他に発信していきます)
記
市民オンブズマン群馬 事務局長 鈴木 庸
〒371-0801 群馬県前橋市文京町1-15-10
電話 027-224-8567 FAX 027-224-6624
【FAX返信用】
平成25年 6月 日
件名:みどり市大間々町13区の区長による不正会計行為に対するみどり市の石原市長の対応についてのアンケート調査
ご 回 答 用 紙
(お 名 前 )
次の3つの項目のうち、貴殿の判断結果に該当する項目番号に○を付けてください。
1 良くない。
2 さしつかえない。
3 わからない。
ご協力ありがとうございました。
回答の送り先:
市民オンブズマン群馬 事務局長 鈴木 庸
〒371-0801 群馬県前橋市文京町1-15-10
FAX 027-224-6624
整理番号No.
**********
■現在、みどり市議会議員は、次の会派を構成しています。そこで各会派ごとにアンケート調査を行いました。
<会派別議員名簿>○は会派代表者
会派名/所属議員
広和クラブ(6名)/○藤生英喜・須藤健久・武井俊一・上岡克己・大澤映男・金子實
市政クラブ(5名)/○田部井多市・阿佐美守・荻野忠・椎名祐司・須永信雄
公明クラブ(2名)/○宮崎武・高草木良江
みどりクラブ(2名)/○伊藤正雄・齊藤潤
日本共産党(1名)/○常見詔子
■この結果、次の示すとおり、市政クラブ、みどりクラブ、日本共産党からアンケート回答が届きました。
市政クラブ5名は、FAX返信用紙の項目にはどれにも○をつけず「中身の事実関係がわからないので現段階ではコメントできません」と書き添えて、回答を保留してきました。

みどりクラブの2名は、FAX返信用紙ではなく、送り状の本文の「わからない」に○をして回答してきました。

共産党は、「良くない」に○をつけてFAX返信用紙で回答してきました。

以上の3会派は、いちおうFAXで回答をしてきましたが、遺憾なのは同市の最大会派の広和クラブ6名と、公明クラブ2名です。いまだにアンケートの回答を送ってこないからです。
■今回のアンケート調査では関係書類として、市民オンブズマン群馬とみどり市長との間で交わされた公開質問状とその回答書を同封しましたが、確かにこの事件の経緯については、これらの関係書類だけ見ても、当事者以外の者としては、よく分からないことがあったかもしれません。そのため、近々、再度アンケート調査を実施することを検討しています。
【市民オンブズマン群馬からの報告】
このため、社会正義が通らないみどり市の実態を憂えた住民らが平成24年8月の市民オンブズマン群馬の月例会で本件について報告したため、以来、市民オンブズマン群馬として支援してきています。この経緯は既にこのブログでも報告しております。
■都合7回に及ぶ公開質問状に対して、チンプンカンプンな回答をし続けたみどり市長に対して、オンブズマンでは平成25年5月30日に内容証明で抗議書を送りました。
その後、同市大間々町13区の住民らから、このままこの問題を放置しておくわけには行かないとして、住民代表であるみどり市議会議員らにこの問題についてアンケート調査を行いたいとの意向が寄せられました。そこで、市民オンブズマン群馬から次の内容で、みどり市議会議員らにアンケート調査への協力を要請しました。
**********
平成25年6月13日
様
市民オンブズマン群馬
代 表 小 川 賢
アンケート調査ご協力のお願い
謹啓 貴職におかれては、平素より民主主義の政治に真摯に取り組まれ、その努力に対して敬意を表します。
さて、市民オンブズマン群馬では、当会みどり市在住会員の皆様から、みどり市大間々町13区(4500人)における公金での公民館建設について、昨年8月の月例会で報告を受けました。
その報告によれば、みどり市大間々町13区(4500人)において、公金での公民館建設資金(金6500万円)に関して、同区の住民らから「同区長に対して、公民館建設資金にかかる帳簿、領収書等を開示するように求めてほしい」との依頼を受けた地元選出の元・みどり市会議員の加川三平氏(故人)が、同区長に関係書類の開示を求めたところ、同区長はこれを拒否したということです。
同区長は、帳簿、領収書等の開示を要請した加川市議ら同区住民3名を相手取り、「区長を信頼しないうえに、あたかも不正会計があったかのような言動を地元に対してしたことは、誠に遺憾であり名誉棄損にあたる」として、前橋地裁桐生支部に名誉毀損による損害賠償請求を求めて告訴をしました。しかし、裁判の過程で、逆に同区長による不正会計行為が明らかになりました。
裁判所は、この不正会計行為の事実を前提に、裁判当事者の同区長及び同区住民3名に、同区の運営の民主化に向けて和解条項を提示し、当事者間で和解が成立しました。当然、区長は職を辞して区の民主化の実現を図ると思われましたが、和解により不正会計行為は不問にされたとして、裁判で争った住民3名に対して再び村八分の差別行為をするようになりました。
このため、同区住民らは、不正会計行為を働いた同区長に市長委嘱状を交付したみどり市に対して、委嘱状の交付を撤回するように要請していたところ、みどり市の石原市長は、なぜか区長をかばう姿勢を示し、委嘱状交付撤回に応じようとしませんでした。
こうした状況を打開すべく、同区在住の住民らはこの事件について平成24年8月の例会で市民オンブズマン群馬に状況を報告し、対応を相談したのでした。その後、当会ではこれまで7回にわたり公開質問状を石原市長あてに提出してきましたが、曖昧な回答内容だったため、みどり市の回答内容を確認すべく平成25年4月23日付で最終確認書を石原市長に提出しました。
しかし、石原市長は、平成25年4月30日付で「解釈が違う」などとして、当会の最終確認内容さえも認めない支離滅裂な回答をよこしました。あくまでも同区長の不正会計を認めようとしない石原市長に対して、同5月30日付で抗議書を内容証明で送りました。
裁判所が認めた同区長による不正会計行為について、みどり市の石原市長が不問にして、以前として区長委嘱状を交付し続けていることは、民主主義に反する行為だと思われますが、このことについて同区民として、今後の民主的な同区の運営に資するために、貴殿のご判断をぜひお聞かせくださるようお願い申し上げます。如何なる人物でも公金横領が発覚すれば、責任を取り人の上に立つことは、許されません。又その者をかばい隠蔽する政治家は政治家として資格なしです。
なお、本件に関する関係書類を回封しますので判断の参考にしてください。
質問事項は次の3択ですが、添付回答用紙に記された次の3つの項目のうち、貴殿の判断結果に該当する項目番号に○を付けてください。
1 良くない。
2 さしつかえない。
3 わからない。
なお、結果については、当会のホームページ上で公開する予定です。ご多用のところ誠に恐縮ですが、平成25年6月27日(木)限りで、添付回答用紙に記入の上、下記あてにFAXで返信くだされば幸いです。(6月27日以降は他に発信していきます)
記
市民オンブズマン群馬 事務局長 鈴木 庸
〒371-0801 群馬県前橋市文京町1-15-10
電話 027-224-8567 FAX 027-224-6624
【FAX返信用】
平成25年 6月 日
件名:みどり市大間々町13区の区長による不正会計行為に対するみどり市の石原市長の対応についてのアンケート調査
ご 回 答 用 紙
(お 名 前 )
次の3つの項目のうち、貴殿の判断結果に該当する項目番号に○を付けてください。
1 良くない。
2 さしつかえない。
3 わからない。
ご協力ありがとうございました。
回答の送り先:
市民オンブズマン群馬 事務局長 鈴木 庸
〒371-0801 群馬県前橋市文京町1-15-10
FAX 027-224-6624
整理番号No.
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■現在、みどり市議会議員は、次の会派を構成しています。そこで各会派ごとにアンケート調査を行いました。
<会派別議員名簿>○は会派代表者
会派名/所属議員
広和クラブ(6名)/○藤生英喜・須藤健久・武井俊一・上岡克己・大澤映男・金子實
市政クラブ(5名)/○田部井多市・阿佐美守・荻野忠・椎名祐司・須永信雄
公明クラブ(2名)/○宮崎武・高草木良江
みどりクラブ(2名)/○伊藤正雄・齊藤潤
日本共産党(1名)/○常見詔子
■この結果、次の示すとおり、市政クラブ、みどりクラブ、日本共産党からアンケート回答が届きました。
市政クラブ5名は、FAX返信用紙の項目にはどれにも○をつけず「中身の事実関係がわからないので現段階ではコメントできません」と書き添えて、回答を保留してきました。

みどりクラブの2名は、FAX返信用紙ではなく、送り状の本文の「わからない」に○をして回答してきました。

共産党は、「良くない」に○をつけてFAX返信用紙で回答してきました。

以上の3会派は、いちおうFAXで回答をしてきましたが、遺憾なのは同市の最大会派の広和クラブ6名と、公明クラブ2名です。いまだにアンケートの回答を送ってこないからです。
■今回のアンケート調査では関係書類として、市民オンブズマン群馬とみどり市長との間で交わされた公開質問状とその回答書を同封しましたが、確かにこの事件の経緯については、これらの関係書類だけ見ても、当事者以外の者としては、よく分からないことがあったかもしれません。そのため、近々、再度アンケート調査を実施することを検討しています。
【市民オンブズマン群馬からの報告】