■群馬県では、県土整備部の建設企画課が建設発生土ストックヤードの整備の重要性をHPでも謳っていますが、渋川土木事務所所管のストックヤードを巡り、河川法を無視して大規模な掘削あるいは大量の発生土の集積が行われ、6年間の稼働を終えた時点で大量の発生土が忽然と消えるなど、問題視されています。当会はこの問題に対し令和元年7月4日に住民訴訟に踏み切り、訴状を前橋地裁に提出しました。
渋川の残土問題にも深くかかわる渋川市議が、またもや売名行為と指摘されかねないことをしでかし、論議を呼んでいます。この事案を報じた新聞記事及び関連情報は末尾に参考情報として掲載しています。
↑毎日新聞に掲載された硯石の整備の様子=市議提供。なんと市議本人から写真提供があったらしい。生々しく石が削れ石煙がたっている。郷土の人に愛される神聖な石がかわいそう。↑
住民訴訟の様子はこちらをご覧ください。↓↓
○2019年9月20日:大量の建設発生土が忽然と消えた渋川土木事務所所管公共ストックヤードを巡る住民訴訟で県から答弁書到来↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3032.html#readmore
■当会では、この渋川市の硯石の移動問題に接し、大同特殊鋼(株)や(株)佐藤建設工業が所在する渋川市なので、大同有害スラグが使われていないか心配になり、スラグ不当投棄特別調査チーム“リットン調査団”に調査を依頼しました。この問題については他に当ブログに情報提供がありましたのでそちらも調査依頼をいたしました。
今回の調査場所はこちらです。↓↓
衛星写真はこちらです。道が曲がっていて北からの大型トラックが左折しにくい道路沿いです。↓↓
*****リットン調査団のレポート*****
台風19号が迫っているが、10月12日午前中なら大丈夫かな?雨にも負けず徘徊調査に出発じゃ!
↑現場に到着したら、雨風が強くなってきた。早く調査して帰ろうね。この大きな石が、親鸞聖人が墨を摺ったという硯石ですね。あれっ、不逞の輩が勝手に触らないよう立入禁止となっている。↑
↑群馬県中に大同有害スラグをばら撒いた(株)佐藤建設工業のような不逞の輩と違い、我々リットン調査団は中に立ちいりません。ところで砕石の類は見つかりませんね。スラグなどの有害物は、土地表面には無いようです。↑
↑案内板のようなものにはブルーシートがかけられている。不逞な輩に触られないための措置か?その案内板の近くには重機でついた生々しい傷跡がついている。↑
↑傷跡をアップで撮影。↑
まるで巨大なクマにでも引っかかれたように見えます。郷土の人が大事にする神聖な石に、無慈悲な建設重機によるひどい傷がついてしまいました。お~、なんと痛々しいことでしょう!傷をつけた人々はどんな神経をしているのでしょう。
↑おいおい、傷どころか色が変わっているところがあるよ。移動の衝撃で石が割れてしまったのか!?↑
↑もう一度、毎日新聞に掲載された硯石の整備の様子を見てみよう。↑
建設重機の鉄の爪により無造作に移動させられています。なんと無慈悲な作業風景であることか。この写真はなんとこの石を移動した市議本人から提供されたものだと言うことです。また、重機を運転するのは市議本人だというから驚きです。本人が自ら重機や重機作業を提供したとの主張であるようです。本人がそう言うのだからそうなのでしょう。
↑硯石の元々の場所は、渋川市役所のバリケードのあたりだとか。↑
↑スラグ調査ではないが、気分が出ないので指差しチェックじゃ。指さす方向に硯石が鎮座していたそうだ。↑
↑ここで情報提供のあった、動かす前の硯石の写真を見てみよう。↑
傷もない、割れてもいない硯石は3分の2埋まっていたようです。今現在の配置からは当時を思い出すことができません。もはや似ても似つかぬ岩となっていることが分かります。
↑提供された情報によると、硯石の北側にはこの市議が所有?する広大な土地があるそうだ。↑
↑この写真は北側から硯石を見たところ。↑
情報提供のあった市議所有?の硯石北側の土地から、車で降りてくると道が曲がっていて、西側に右折しにくい道路であることが分かります。大型トラックともなると、右折するのはあきらめなければならないでしょう。硯石さえなくなれば、道はだんだん真っすぐになったりするのでしょうか?いや、なんとしても真っすぐ下がって右折したい?
↑上毛新聞に掲載された、硯石を移動する前に行われた神事の様子。↑
この神事には別の市議も参加したようです。するとこの硯石問題に積極的に携わった市議の一人?ということになります。まさか文化的価値は移動すればなくなることを知らないのでしょうか?
しかし貴重な石に傷がついてもかまわないと思うことは文化財を扱う資格すらないとわからないのでしょうか?器物破損の共犯者と思われても仕方がないでしょう。
さらに神事の供え物はだれが提供したのでしょうか?神事参加の市議たちの寄付によるものでしょうか?市議は公職選挙法で寄付行為はできないはずなのではないでしょうか?
■さて、提供された情報によると「硯石」は市指定文化財ではないため、この問題に携わった市議の一人が渋川市議会の一般質問で指定文化財にするよう執拗に迫ったというのです。この質問は硯石の器物破損問題や市有地無断造成の隠ぺい工作だったという疑惑が取りざたされているとのことだそうです。
さらに提供された情報には、別の土地の話もあるようです。以下の衛星写真をご覧ください。↓↓
↑木が伐採された土地が見えますか?↑
この土地に硯石の移動で使われた建設重機が動いていたという未確認情報があります。
驚くべきことにこの土地の一部は渋川市の土地ではないか?という疑惑の情報提供です。渋川市は何のためにこの土地の造成を行うというのでしょうか?また、正規の手続きを経ないでも、渋川市では、土地造成できるのでしょうか?未確認情報のため、賛否両方の更なる情報提供を待ちたいと思います。
******レポート終わり*******
■新聞報道によると硯石のある場所は、渋川市の公有地ということです。その公有地をめぐり、正規の手続きを経ないで勝手に土地造成や文化的価値のある石を勝手に動かすという前代未聞の問題行為が行われているのです。
渋川市議会では「硯石」特別委員会が設置され調査が行われたようです。一方、高木勉市長は定例会見を行い、この問題は担当外の水道部長により対応されたというハチャメチャぶりの発表が行われたようです。
渋川市は大同スラグ不法投棄問題の中心地ですが、スラグのフッ素毒で市会議員様やお役人様のネジも流動化してしまったのでしょうか?河川法を無視した渋川土木事務所所管のストックヤードと併せてこの問題を注目してまいりたいと思います。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
※参考資料:硯石をめぐる報道
**********上毛新聞2019年8月22日
北橘の「硯石」見に来て 整地や駐車場確保 巨石周辺を住民が力
↑整備後の硯石。車を止めて見学できるようになった。↑
↑整備前におはらいをする関係者。周囲に草木が茂っている。↑
地名の由来にもなった巨石「硯石(すずりいし)」を広く知ってもらおうと、群馬県渋川市北橘町赤城山の近隣住民らが周辺整備に動きだした。草木を伐採して整地し、駐車スペースを確保。将来、憩いの場になるようサクラの苗木も植えた。有志は「地域の宝を観光客らにも見てほしい」と話している。
硯石は赤城南麓広域農道(からっ風街道)沿いにある。地上に出ていた部分は高さ1.4メートルで、幅は2.2メートルほど。赤城山が噴火した際に押し流されてきたとされ、上のくぼみに常に水がたまっていることから硯(すずり)に見立てて呼ばれているという。親鸞がくぼみの水を使って墨をすり、一首詠んだとの伝承も残る。
**********毎日新聞2019年9月17日
親鸞上人伝説の岩「硯石」、地域おこしの目玉に 渋川市議が無償で整備 住民賛否「見えやすい」「あんなに傷」 /群馬
↑整備が終わり地中から掘り起こされた硯石=群馬県渋川市北橘町で8月24日↑
渋川市北橘町の岩「硯石(すずりいし)」を地域おこしの目玉にしようと、渋川市議の望月昭治氏(67)らが整備に入った。親鸞上人がこの地に立ち寄った際、岩のくぼみにたまった水で墨をすり歌を詠んだという伝説が残されている。市指定文化財ではないが「市の文化的財産」(市職員)といい、望月氏が整備を企画し実現した。
硯石は、通称「からっ風街道」と呼ばれる市道沿いの市有地にあり、岩の脇には市教育委員会が立てた説明書きの看板もあった。
望月氏らが整備に入ったのは7月下旬。土木建築会社の役員も務める望月氏が、会社の重機を使って岩を掘り返した。やぶも伐採し、桜の苗木を現地に植えた。望月氏は「硯石を世に出してやりたいと思った。今後は市の指定文化財になれればいい」と話す。
ただ、地元では賛否が分かれている。「硯石が見やすくなった」と歓迎の声がある一方、重機で掘り返した際に岩に傷が付いたことから、「あんなに傷つくとは思わなかった」「文句が無いわけではないが、ボランティアでやってくれたのだから仕方がない」などという意見もある。
市文化財保護課の担当者は「もう少し傷が付かないように強く要望すべきだった」と話している。【西銘研志郎】
**********毎日新聞2019年9月25日
硯石整備、正式許可なし 市議の要請、口頭のみ 渋川市 /群馬
渋川市北橘町の市有地にある岩「硯石(すずりいし)」を市議が「地域おこし」を名目に移動させた件で、この整備行為に市の正式な許可がなかったことが24日分かった。高木勉市長もこの整備行為を報道されるまで把握しておらず、毎日新聞の取材に対し、整備に必要な手続きを経ていないことを認めた。この整備で岩には傷が付いており、地元住民からは「誰がその責任を追うのかが分からない」との声も上がっている。【西銘研志郎】
硯石は「からっ風街道」と呼ばれる市道沿いにある。親鸞上人がこの地に立ち寄った際、岩のくぼみにたまった水で墨をすり歌を詠んだという伝説が残されており、市指定文化財ではないが、岩の脇には市教委が立てた説明書きの看板がある。7月下旬に、土木建築会社の役員を務める男性市議らが地域おこしの目玉にしようと、会社の重機を使って無償で硯石近辺を整備。その際に重機で岩に傷が付いた。
市関係者などによると、通常、地元からの要望で市が事業化する場合、地元自治会長が組織する連合会が市の行政センターに要望書を提出し、センターが市の関係部署に要望を届ける。その後に市役所内での検討を経て、予算案に計上し、議会の承認を得る。
だが今回の整備行為は男性市議が主導したもので、地元からの要望書は行政センターには提出されていなかった。市側は市議からの要請を受けて、「市議の善意」として受け取り、事業化するための起案書などを作成せず、市議と複数の関連部署の課長との間で話が進められた。担当課長の説明では「上司にも口頭では伝えた」というが、正式な書類は作成されず、決済などの手続きもされていなかった。
高木市長は毎日新聞の取材に対し「硯石の整備は新聞で報道されるまで知らなかった。もしこうしたことをするなら正式な手続きが必要だが、適正な処理ではなかった。行政として責任はある」と述べた。担当課長は「市議の善意として受け取ったので特に問題視はしなかった。結果的にこうなってしまったのは残念」と話している。
**********毎日新聞2019年9月27日
渋川市議会 硯石問題で特別委 掘り起こしの経緯調査
↑硯石の整備の様子=市議提↑
渋川市北橘町の市有地にある岩「硯石(すずりいし)」が市の正式な手続きを経ずに市議の男性らによって整備された問題で、渋川市議会は26日、この問題を調査する特別委員会を設置することを決めた。設置理由は「硯石の掘り起こしに関する許可手続きと掘り起こしの経緯について市議会として調査が必要」としている。
硯石は市指定文化財ではないが、親鸞上人がかつてこの地に立ち寄った際に岩にたまった水で墨をすり歌を詠んだという伝説が残されており、そばには市教委の説明書きの看板も立てられている。長年、北橘地区の住民らに親しまれてきた。
今年7月下旬に土木建築会社の役員を務める男性市議が中心となってこの会社の重機を使い、硯石周辺を整備した。この際に、硯石を掘り起こし、岩に傷が付いた経緯がある。
この整備行為については、市の正式な手続きが一切とられておらず、起案書などの書面も作られていなかったため、問題視されている。【西銘研志郎】
**********毎日新聞2019年10月8日
「硯石」特別委が視察 複数の傷を確認 渋川市議会
↑硯石について傷跡を確認する市議=群馬県渋川市北橘町で↑
渋川市北橘町の市有地にある岩「硯石(すずりいし)」が市の正式な手続きなしに市議の男性によって整備された問題で、同市議会特別委員会(田辺寛治委員長)が7日、現場を視察し、岩の移動と作業時に付いたとみられる複数の傷があることを確認した。
視察したのは、委員8人と委員外の市議2人の計10人。岩には浄土真宗の宗祖・親鸞に関する伝説があり、視察した市議からは「移動によって文化的な価値が損なわれる」などの声が出た。田辺委員長は「事実関係を明らかにし、12月の定例市議会での報告を目指したい」と話した。委員会は今後、週1回開く予定で、必要があれば関係者の参考人招致も行うとしている。
一方、高木勉市長は同日の定例会見で、昨年6月に岩の移動・整備を持ち込んだ市議の男性に、担当外の水道部長(当時)が対応していたことを明らかにした。高木氏は「なぜ、水道部長が対応したのかは分からない」と話した。【庄司哲也】
**********
渋川の残土問題にも深くかかわる渋川市議が、またもや売名行為と指摘されかねないことをしでかし、論議を呼んでいます。この事案を報じた新聞記事及び関連情報は末尾に参考情報として掲載しています。
↑毎日新聞に掲載された硯石の整備の様子=市議提供。なんと市議本人から写真提供があったらしい。生々しく石が削れ石煙がたっている。郷土の人に愛される神聖な石がかわいそう。↑
住民訴訟の様子はこちらをご覧ください。↓↓
○2019年9月20日:大量の建設発生土が忽然と消えた渋川土木事務所所管公共ストックヤードを巡る住民訴訟で県から答弁書到来↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3032.html#readmore
■当会では、この渋川市の硯石の移動問題に接し、大同特殊鋼(株)や(株)佐藤建設工業が所在する渋川市なので、大同有害スラグが使われていないか心配になり、スラグ不当投棄特別調査チーム“リットン調査団”に調査を依頼しました。この問題については他に当ブログに情報提供がありましたのでそちらも調査依頼をいたしました。
今回の調査場所はこちらです。↓↓
衛星写真はこちらです。道が曲がっていて北からの大型トラックが左折しにくい道路沿いです。↓↓
*****リットン調査団のレポート*****
台風19号が迫っているが、10月12日午前中なら大丈夫かな?雨にも負けず徘徊調査に出発じゃ!
↑現場に到着したら、雨風が強くなってきた。早く調査して帰ろうね。この大きな石が、親鸞聖人が墨を摺ったという硯石ですね。あれっ、不逞の輩が勝手に触らないよう立入禁止となっている。↑
↑群馬県中に大同有害スラグをばら撒いた(株)佐藤建設工業のような不逞の輩と違い、我々リットン調査団は中に立ちいりません。ところで砕石の類は見つかりませんね。スラグなどの有害物は、土地表面には無いようです。↑
↑案内板のようなものにはブルーシートがかけられている。不逞な輩に触られないための措置か?その案内板の近くには重機でついた生々しい傷跡がついている。↑
↑傷跡をアップで撮影。↑
まるで巨大なクマにでも引っかかれたように見えます。郷土の人が大事にする神聖な石に、無慈悲な建設重機によるひどい傷がついてしまいました。お~、なんと痛々しいことでしょう!傷をつけた人々はどんな神経をしているのでしょう。
↑おいおい、傷どころか色が変わっているところがあるよ。移動の衝撃で石が割れてしまったのか!?↑
↑もう一度、毎日新聞に掲載された硯石の整備の様子を見てみよう。↑
建設重機の鉄の爪により無造作に移動させられています。なんと無慈悲な作業風景であることか。この写真はなんとこの石を移動した市議本人から提供されたものだと言うことです。また、重機を運転するのは市議本人だというから驚きです。本人が自ら重機や重機作業を提供したとの主張であるようです。本人がそう言うのだからそうなのでしょう。
↑硯石の元々の場所は、渋川市役所のバリケードのあたりだとか。↑
↑スラグ調査ではないが、気分が出ないので指差しチェックじゃ。指さす方向に硯石が鎮座していたそうだ。↑
↑ここで情報提供のあった、動かす前の硯石の写真を見てみよう。↑
傷もない、割れてもいない硯石は3分の2埋まっていたようです。今現在の配置からは当時を思い出すことができません。もはや似ても似つかぬ岩となっていることが分かります。
↑提供された情報によると、硯石の北側にはこの市議が所有?する広大な土地があるそうだ。↑
↑この写真は北側から硯石を見たところ。↑
情報提供のあった市議所有?の硯石北側の土地から、車で降りてくると道が曲がっていて、西側に右折しにくい道路であることが分かります。大型トラックともなると、右折するのはあきらめなければならないでしょう。硯石さえなくなれば、道はだんだん真っすぐになったりするのでしょうか?いや、なんとしても真っすぐ下がって右折したい?
↑上毛新聞に掲載された、硯石を移動する前に行われた神事の様子。↑
この神事には別の市議も参加したようです。するとこの硯石問題に積極的に携わった市議の一人?ということになります。まさか文化的価値は移動すればなくなることを知らないのでしょうか?
しかし貴重な石に傷がついてもかまわないと思うことは文化財を扱う資格すらないとわからないのでしょうか?器物破損の共犯者と思われても仕方がないでしょう。
さらに神事の供え物はだれが提供したのでしょうか?神事参加の市議たちの寄付によるものでしょうか?市議は公職選挙法で寄付行為はできないはずなのではないでしょうか?
■さて、提供された情報によると「硯石」は市指定文化財ではないため、この問題に携わった市議の一人が渋川市議会の一般質問で指定文化財にするよう執拗に迫ったというのです。この質問は硯石の器物破損問題や市有地無断造成の隠ぺい工作だったという疑惑が取りざたされているとのことだそうです。
さらに提供された情報には、別の土地の話もあるようです。以下の衛星写真をご覧ください。↓↓
↑木が伐採された土地が見えますか?↑
この土地に硯石の移動で使われた建設重機が動いていたという未確認情報があります。
驚くべきことにこの土地の一部は渋川市の土地ではないか?という疑惑の情報提供です。渋川市は何のためにこの土地の造成を行うというのでしょうか?また、正規の手続きを経ないでも、渋川市では、土地造成できるのでしょうか?未確認情報のため、賛否両方の更なる情報提供を待ちたいと思います。
******レポート終わり*******
■新聞報道によると硯石のある場所は、渋川市の公有地ということです。その公有地をめぐり、正規の手続きを経ないで勝手に土地造成や文化的価値のある石を勝手に動かすという前代未聞の問題行為が行われているのです。
渋川市議会では「硯石」特別委員会が設置され調査が行われたようです。一方、高木勉市長は定例会見を行い、この問題は担当外の水道部長により対応されたというハチャメチャぶりの発表が行われたようです。
渋川市は大同スラグ不法投棄問題の中心地ですが、スラグのフッ素毒で市会議員様やお役人様のネジも流動化してしまったのでしょうか?河川法を無視した渋川土木事務所所管のストックヤードと併せてこの問題を注目してまいりたいと思います。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
※参考資料:硯石をめぐる報道
**********上毛新聞2019年8月22日
北橘の「硯石」見に来て 整地や駐車場確保 巨石周辺を住民が力
↑整備後の硯石。車を止めて見学できるようになった。↑
↑整備前におはらいをする関係者。周囲に草木が茂っている。↑
地名の由来にもなった巨石「硯石(すずりいし)」を広く知ってもらおうと、群馬県渋川市北橘町赤城山の近隣住民らが周辺整備に動きだした。草木を伐採して整地し、駐車スペースを確保。将来、憩いの場になるようサクラの苗木も植えた。有志は「地域の宝を観光客らにも見てほしい」と話している。
硯石は赤城南麓広域農道(からっ風街道)沿いにある。地上に出ていた部分は高さ1.4メートルで、幅は2.2メートルほど。赤城山が噴火した際に押し流されてきたとされ、上のくぼみに常に水がたまっていることから硯(すずり)に見立てて呼ばれているという。親鸞がくぼみの水を使って墨をすり、一首詠んだとの伝承も残る。
**********毎日新聞2019年9月17日
親鸞上人伝説の岩「硯石」、地域おこしの目玉に 渋川市議が無償で整備 住民賛否「見えやすい」「あんなに傷」 /群馬
↑整備が終わり地中から掘り起こされた硯石=群馬県渋川市北橘町で8月24日↑
渋川市北橘町の岩「硯石(すずりいし)」を地域おこしの目玉にしようと、渋川市議の望月昭治氏(67)らが整備に入った。親鸞上人がこの地に立ち寄った際、岩のくぼみにたまった水で墨をすり歌を詠んだという伝説が残されている。市指定文化財ではないが「市の文化的財産」(市職員)といい、望月氏が整備を企画し実現した。
硯石は、通称「からっ風街道」と呼ばれる市道沿いの市有地にあり、岩の脇には市教育委員会が立てた説明書きの看板もあった。
望月氏らが整備に入ったのは7月下旬。土木建築会社の役員も務める望月氏が、会社の重機を使って岩を掘り返した。やぶも伐採し、桜の苗木を現地に植えた。望月氏は「硯石を世に出してやりたいと思った。今後は市の指定文化財になれればいい」と話す。
ただ、地元では賛否が分かれている。「硯石が見やすくなった」と歓迎の声がある一方、重機で掘り返した際に岩に傷が付いたことから、「あんなに傷つくとは思わなかった」「文句が無いわけではないが、ボランティアでやってくれたのだから仕方がない」などという意見もある。
市文化財保護課の担当者は「もう少し傷が付かないように強く要望すべきだった」と話している。【西銘研志郎】
**********毎日新聞2019年9月25日
硯石整備、正式許可なし 市議の要請、口頭のみ 渋川市 /群馬
渋川市北橘町の市有地にある岩「硯石(すずりいし)」を市議が「地域おこし」を名目に移動させた件で、この整備行為に市の正式な許可がなかったことが24日分かった。高木勉市長もこの整備行為を報道されるまで把握しておらず、毎日新聞の取材に対し、整備に必要な手続きを経ていないことを認めた。この整備で岩には傷が付いており、地元住民からは「誰がその責任を追うのかが分からない」との声も上がっている。【西銘研志郎】
硯石は「からっ風街道」と呼ばれる市道沿いにある。親鸞上人がこの地に立ち寄った際、岩のくぼみにたまった水で墨をすり歌を詠んだという伝説が残されており、市指定文化財ではないが、岩の脇には市教委が立てた説明書きの看板がある。7月下旬に、土木建築会社の役員を務める男性市議らが地域おこしの目玉にしようと、会社の重機を使って無償で硯石近辺を整備。その際に重機で岩に傷が付いた。
市関係者などによると、通常、地元からの要望で市が事業化する場合、地元自治会長が組織する連合会が市の行政センターに要望書を提出し、センターが市の関係部署に要望を届ける。その後に市役所内での検討を経て、予算案に計上し、議会の承認を得る。
だが今回の整備行為は男性市議が主導したもので、地元からの要望書は行政センターには提出されていなかった。市側は市議からの要請を受けて、「市議の善意」として受け取り、事業化するための起案書などを作成せず、市議と複数の関連部署の課長との間で話が進められた。担当課長の説明では「上司にも口頭では伝えた」というが、正式な書類は作成されず、決済などの手続きもされていなかった。
高木市長は毎日新聞の取材に対し「硯石の整備は新聞で報道されるまで知らなかった。もしこうしたことをするなら正式な手続きが必要だが、適正な処理ではなかった。行政として責任はある」と述べた。担当課長は「市議の善意として受け取ったので特に問題視はしなかった。結果的にこうなってしまったのは残念」と話している。
**********毎日新聞2019年9月27日
渋川市議会 硯石問題で特別委 掘り起こしの経緯調査
↑硯石の整備の様子=市議提↑
渋川市北橘町の市有地にある岩「硯石(すずりいし)」が市の正式な手続きを経ずに市議の男性らによって整備された問題で、渋川市議会は26日、この問題を調査する特別委員会を設置することを決めた。設置理由は「硯石の掘り起こしに関する許可手続きと掘り起こしの経緯について市議会として調査が必要」としている。
硯石は市指定文化財ではないが、親鸞上人がかつてこの地に立ち寄った際に岩にたまった水で墨をすり歌を詠んだという伝説が残されており、そばには市教委の説明書きの看板も立てられている。長年、北橘地区の住民らに親しまれてきた。
今年7月下旬に土木建築会社の役員を務める男性市議が中心となってこの会社の重機を使い、硯石周辺を整備した。この際に、硯石を掘り起こし、岩に傷が付いた経緯がある。
この整備行為については、市の正式な手続きが一切とられておらず、起案書などの書面も作られていなかったため、問題視されている。【西銘研志郎】
**********毎日新聞2019年10月8日
「硯石」特別委が視察 複数の傷を確認 渋川市議会
↑硯石について傷跡を確認する市議=群馬県渋川市北橘町で↑
渋川市北橘町の市有地にある岩「硯石(すずりいし)」が市の正式な手続きなしに市議の男性によって整備された問題で、同市議会特別委員会(田辺寛治委員長)が7日、現場を視察し、岩の移動と作業時に付いたとみられる複数の傷があることを確認した。
視察したのは、委員8人と委員外の市議2人の計10人。岩には浄土真宗の宗祖・親鸞に関する伝説があり、視察した市議からは「移動によって文化的な価値が損なわれる」などの声が出た。田辺委員長は「事実関係を明らかにし、12月の定例市議会での報告を目指したい」と話した。委員会は今後、週1回開く予定で、必要があれば関係者の参考人招致も行うとしている。
一方、高木勉市長は同日の定例会見で、昨年6月に岩の移動・整備を持ち込んだ市議の男性に、担当外の水道部長(当時)が対応していたことを明らかにした。高木氏は「なぜ、水道部長が対応したのかは分からない」と話した。【庄司哲也】
**********
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます