■8月5日に当会事務局に太田市在住の県民のかたから1通の投書がありました。開封しますと、宛先に「市民オンブズマン群馬御中、報道機関御中、県監査委員会委員長様」とあります。件名は「八木田恭之県議会議員及び萩原渉県議会議員の政務活動費及び旅費の二重請求について」とあり、大変しっかりした内容であり、事実証明となり得る証拠もきちんと整理されて添付されています。当初は、当会以外にも、マスコミや、直接こうした血税の無駄遣いを監査する責務を負う群馬県監査委員会あてにも提出されている様子なので、1か月ほど様子を見ておりました。
しかし、とくにマスコミ報道や群馬県HPで取り上げられた風情もないため、9月7日に別件で県庁を訪れた際、県監査委員事務局で本件情報提供レターについて、届いているかどうかを確認したところ、「届いている」との返事がありました。そこで「どのように対応していますか?」と尋ねたところ、「住民監査請求の様式を満たしていないため、特に対応はしていない」とのことでした。
監査委員事務局から「議会事務局に問い合わせてみてはどうか?」と言われたので、さっそく議会棟1階の総務課で聞いてみたところ、「記者クラブに加盟しているところから問い合わせがあり、現在調べているところです」との回答がありました。
↑2020年9月7日、議会事務局で政務活動費報告書を閲覧。↑
かつては、市民オンブズマン群馬としても、議会事務局総務課にしつらえられた政務活動費の報告書の綴りを閲覧したものですが、最近はすっかりご無沙汰しております。議会事務局を訪れた機会に、今回提供された情報内容と、報告書に綴られた資料と照らし合わせてみようと、閲覧の申し込みをしました。閲覧申請用紙に必要な事項を記入して提出し、昼休みを利用して1時間ほど4分冊になった報告書の綴りを手に取ってみました。
総務課の閲覧担当者に訊くと、「今ではこうして綴りの閲覧を申し込む人は皆無です」とのことでした。今回の情報提供者のように、ホームページで全部、資料や領収書のチェックが可能になったからです。
■1時間にわたり提供いただいた資料と報告書の綴りを照らし合せたところ、相違が無かったため、あらためて、提供情報を見直したところ、分析もしっかりしており、これはやはり、宛先の筆頭に挙げていただいたこともあり、当会としても期待に答える必要があると判断しました。そこで、当会事務局で検討した結果、住民監査請求をすることが望ましいという結論となり、9月14日に提出しました。提出時に手違いがあり修正前の文書と修正後の原稿をとり違えた為、9月17日までに正しい文書に差し替えました。最終的に次の内容で住民監査請求書を提出しました。
*****9/14住民監査請求書*****ZIP ⇒ 20200914r1zic2dfj.zip
群馬県職員措置請求書
群馬県知事に関する措置請求の要旨
1 請求の要旨
(1) 誰が(請求の対象となる執行機関又は職員)
八木田恭之県議会議員(太田市区選出、リベラル群馬所属、1期)及び萩原渉県議会議員(吾妻選挙区、自由民主党所属、4期)
(2) いつ、どのような財務会計上の行為をしたか
「県識会議員の議員報酬等支給条例」第5条により、議会の開会中、県議会議員に対して旅費として、一日につき6,200円が支給されている。これは、「調整日」や「議案調査日」などの行事がない日でも、議会に登庁するだけで支給される。
ところが、八木田議員と萩原議員は、議会開会中の旅費の支給日と同日に「県庁に行った」、「前橋に行った」として、政務活動費の支払いを受けている。
例えば、八木田議員は「令和2年3月25日に『会派打合せ』のために県庁に行った」として政務活動費の支払いを受けている(事実証明書8:添付No.113)。ところが、県議会ホームページの「議会議事日程」によれば、この日は令和2年第1回定例会で議会運営委員会が開かれており、旅費も支給されている。八木田議員は議会運営委員会には出席しませんが、登庁すれば旅費は支給されるので、政務活動費と旅費の二重請求の可能性がある。
また、令和元年5月16日、21日、22日などは、県庁ではないが、いずれも「前橋で行事があった」として、前橋までの交通費を満額で請求し、政務活動費の支払いを受けている(事実証明書12:添付No.093)。これらは、令和元年第2回定例会開会中であり、前橋市までの旅費が既に支払われており、1日に2回自宅から前橋市に往復したのであればともかく、二重請求の可能性がある。
萩原議員についても、「令和元年9月30日に『中小企業の支援』のために県庁に行った」として政務活動費の支払いを受けている(事実証明書9:添付No.859)。だが、この日は第3回定例会の開会中で、二重請求の可能性がある。なぜなら、記述のとおり、議会開会中の旅費は「議案調査日」でも支給されるからである。
この他にも多数の二重請求の可能性がある。議会の議事日程とインターネットで公開されている両議員の政務活動費の自動車使用記録簿を事実証明書として提出するので、これらを議会開会期間と照らし合わせれば、二重請求の可能性があることがわかる。なお、分かり易いように該当項目をマーカーで色付けをした。
政務活動費の交通費の自動車使用記録簿は、八木田議員の所属するリベラル群馬も、萩原議員の所属する自民党も、公開されたPDFファイルの最後のファイルの最後に掲載されており、これらはどちらも県議会のホームページからダウンロードしたものである。
八木田議員の場合、7月分の「政務活動費支払証明書(交通費)」(事実証明書2):添付No.096)とその「内訳明細書」(事実証明書3:添付No.097)の走行距離数が一致していない。添付No.096 では政務活動走行距離(A)が1,200Kmであるのに、No.097では 1,020キロとなっている。1Km当たりの政務活動走行距離の金額は37円とされており、仮に1,200Km分が政務活動費として支払われたとすれば、44,400円-37,740円=6,660円の過大請求であることが分かる。
以上のことから、八木田議員の場合、次の通り二重請求・過大請求の可能性がある。
1)令和元年5月分(事実証明書1:添付No.093)220Km×@37円 =8,140円
2)令和元年7月分(事実証明書2:添付No.096)
(事実証明書3:添付No.097)過大請求分 =6,660円
3)令和元年8月分(事実証明書4:添付No.099)85Km×@37円 =3,145円
4)令和元年9月分(事実証明書5:添付No.101)250Km×@37円 =9,250円
5)令和元年10月分(事実証明書6:添付No.103)240Km×@37円=8,880円
6)令和元年12月分(事実証明書7:添付No.107)230Km×@37円=8,510円
7)令和2年3月分(事実証明書8:添付No.113)320Km×@37円 =11,840円
合計 =56,425円
また、萩原議員の場合、次の通り二重請求・過大請求の可能性がある。
1) 令和元年9月分(事実証明書9:添付No.859)150Km×@37円 =5,550円
2) 令和元年10月分(事実証明書10:添付No.869)600Km×@37円=22,200円
3) 令和元年11月分(事実証明書11:添付No.879)150Km×@37円 =6,660円
4) 令和元年12月分(事実証明書12:添付No.888)450Km×@37円=16,650円
5) 令和2年2月分(事実証明書13:添付No.900)450Km×@37円 =16,650円
6) 令和2年3月分(事実証明書14:添付No.910)450Km×@37円 =16,650円
合計 =67,710円
(3) それはどのような理由で違法又は不当であるのか
当日2往復したのであればともかく、仮にそうでなかった場合、選良たる県議会議員がこのような杜撰なことをしてよいのであろうか。二重請求や過大請求は、いくら特権のある議員であるとはいえ、許されるのであろうか。そもそも、政務活動費は県民から徴収した税金を源資としているのではないだろうか。
また、選良たる議員にとって、これらの二重請求や過大請求が単なるうっかりミスによるものとはおよそ考えにくく、とりわけ4期目の萩原議員の場合、今までにも同様な二重請求を繰り返してきた可能性もあり、選良たる責任感の欠如に加え、故意に行った可能性も指摘される。
なので、上記(2)に示す金額は違法不当な支出であると認められる。
さらに指摘するとすれば、「自動車使用記録簿」に記された行先や使用目的はいずれも自己申告であり、政務活動との因果関係についても、復命書等、第三者に対して疎明し得る証拠がない限り、不信感を禁じ得ない。
(4) その結果、群馬県にどのような損害が生じたのか
県民が日々汗水垂らしてまじめに働き、納税義務を果たして納付した血税のうち、上記(2)に示した相当額が、二重ないし過大に掠め取られたことにより、群馬県が本来果たせるべき行政事務事業が、両議員により、その分無効にさせられたことが損害として生じる。
さらに、金額以上の損害として、まじめに働いて納税義務を果たしている我々県民の納税意欲が削がれ、選良たる議員に対する県民の信頼が失われたことの重大性も看過し得ない。
(5) 監査委員にどのような措置を講じることを求めるのか
八木田議員に違法不当に支出された政務活動費56,425円及び支払いから返還までの法定利息を加えた金額と、萩原議員に違法不当に支出された政務活動費67,710円及び支払から返還までの法定利息を加えた金額につき、両議員に各支出額を返還させるなど、必要な措置を講じるように勧告することを求める。
2 請求者
・ 住所 群馬県安中市野殿980
・ 氏名(自署・押印)
(・ 連絡先(電話番号等)) 090-5302-8312
地方自治法第242条第1項の規定により、別紙事実証明書を添えて、必要な措置を請求します。
令和2年9月14日
群馬県監査委員(あて)
=====別紙 事実証明書=====ZIP ⇒ 20200914118icvcj.zip
202009142914icj.zip
2020091431418icj.zip
別紙 事実証明書
1 No.093 八木田議員 政務活動費自動車使用記録簿【令和元年5月分】
↑P095。令和元年6月分。↑
2 No.096 八木田議員 政務活動費支払証明書(交通費)【令和元年7月】
3 No.097 八木田議員 政務活動費自動車使用記録簿【令和元年7月分】
4 No.099 八木田議員 政務活動費自動車使用記録簿【令和元年8月分】
5 No.101 八木田議員 政務活動費自動車使用記録簿【令和元年9月分】
6 No.103 八木田議員 政務活動費自動車使用記録簿【令和元年10月分】
↑P105。令和元年6月分。↑
7 No.107 八木田議員 政務活動費自動車使用記録簿【令和元年12月分】
↑P109。令和2年1月分。結婚式場、ホテル、レストランでの会合が目立つ。↑
↑P111。令和2年2月分。「いっちょう飯塚店」で会合とあるが、何のための政務活動なのか不詳。↑
8 No.113 八木田議員 政務活動費自動車使用記録簿【令和2年3月分】
ZIP ⇒ 20200914118icvcj.zip
↑P837。令和元年7月分。南波県議辞職で繰上げ当選後、最初の月。さっそくこの月、8回遠出。。↑
↑P848。令和元年8月分。この月、9回遠出。↑
9 No.859 萩原議員 政務活動費自動車使用記録簿【令和元年9月】
10 No.869 萩原議員 政務活動費自動車使用記録簿【令和元年10月】
11 No.879 萩原議員 政務活動費自動車使用記録簿【令和元年11月】
12 No.888 萩原議員 政務活動費自動車使用記録簿【令和元年12月】
↑P895。令和2年1月分。この月、11回遠出。↑
13 No.900 萩原議員 政務活動費自動車使用記録簿【令和2年2月】
↑P907。令和2年3月分の集計表。車で1098㎞移動。1㎞当り37円。計4万626円。高速代8820円。↑
14 No.910 萩原議員 政務活動費自動車使用記録簿【令和2年3月】
ZIP ⇒ 202009142914icj.zip
15 令和元年第2回定例会議事日程
16 令和元年第1回臨時会議事日程
17 令和元年第3回定例会議事日程
18 令和2年第1回定例会議事日程
ZIP ⇒ 2020091431418icj.zip
以上
**********
※2020年9月16日:訂正依頼書と訂正した群馬県職員措置請求書 ZIP ⇒ 20200916yqneu.zip
■その後、9月18日に補正命令が届いたので、9月21日に補正書を監査委員事務局に送付しました。
※2020年9月18日:県監査委員からの補正命令 ZIP ⇒ 20200918qnz.zip
※2020年9月21日:県監査委員あての補正書 ZIP ⇒ 20200921qnzisj.zip
今後、陳述と追加証拠提出の機会を経て、11月20日前後までに監査結果が通知されるものとみられます。
■そもそも、「政務調査費」なる制度は、2000年(平成12年)の地方自治法改正により創設されました。その後、多くの地方自治体では、地方自治法第 100 条第 13 項の規定に基づき、地方議会の議員や会派に対し、調査研究に必要な経費の一部として政務調査費を交付するようになりました。なぜなら、この制度が、地方議会の活性化を図ることをねらいとしていたからです。
しかしその後、政務調査費の不適切な使用が全国各地の議会で次々に発覚し、住民の間から批判の声が上がるようになりました。こうした経緯を受けて、各地の地方議会では、その適切な使用と透明化を図るための取組みを進めており、使途基準の明確化や、政務調査費に係る収支報告書への領収書等の添付を義務付ける動きなどがみられました。
こうした動きの一方で、もっと自由に公費を使いたいとする議員らの要望を背景に、2012年(平成24年)の地方自治法改正により、「政務調査費」から「政務活動費」 に改正することで、使途の範囲がさらに広げられてしまいました。
本来、議員活動を公費で賄う趣旨で、議員立法によってできた制度ですから、議員ら自ら適正に運用する責任がありますが、多くの議員にとって、もはや「第2の給与」という位置づけでしか、捉えられていないようです。
■我らが群馬県議会の場合、政務活動費の杜撰な使途の実態においては、これまでに多くの「実績」を誇っています。かつて世界遺産登録ブーム華やかなりし頃、それに便乗して世界遺産巡りを画策した「ローマの休日」(当会の通報によりテレビ局が密かに隠密取材して全国ネットで放映され、大反響を呼んだ事件)や、オゾン層破壊等の環境問題に絡めてとうとう南極大陸まで足を延ばした「南極探検」と揶揄される観光旅行と紛らわしい海外視察を決行し、マスコミの格好のネタにされたことがあります。
この後、県議の皆さんは、さすがに自粛の姿勢を見せて、2、3年ほどおとなしくしていましたが、やがて世間が鎮まるころ、再び「既得権だ」とばかりに海外旅行に精出す県議が横行するようになりました。
当会でも以前は頻繁に議会の政務調査費の乱用問題に取り組みましたが、2012年の政務活動費への呼称変更後は、次のブログ記事以外、正直なところあまりこの問題に対して時間を割いてきませんでした。
○2008年7月5日:群馬県議会の政務調査費の使われ方(研修費編)↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/114.html
○2012年8月2日:消費税法案のウラ取引として今週半ばにも可決されそうな政務調査費野放し法案を注視↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/840.html
○2012年9月2日:地方議員の政務調査費を政務活動費にして第2の給与として使い放題にした我国政治家の品位↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/848.html
○2014年7月24日:政務調査費を巡る不祥事件と群馬県議や前橋市議の対応の実態について↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1347.html
○2014年8月4日:前橋市議会議員の政務調査費問題について刑事告発状をオンブズマンが県警に提出↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1355.html
○2014年9月24日:前橋市議会議員の政務調査費問題についてオンブズマンの刑事告発状を警察が受理↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1406.html
○2015年3月21日:前橋市議会議員の政務調査費問題に関するオンブズマンからの刑事告発状に対して前橋地検が不起訴通知↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1561.html
○2015年3月24日:前橋市議会の政務調査費問題に係る被疑者告発で前橋地検の不起訴処分通知にオンブズマンが理由確認請求↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1564.html
○2015年3月27日:前橋市議会の政務調査費問題に係る被疑者不起訴理由確認請求について前橋地検から嫌疑不十分との回答↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1566.html
○2016年2月1日:1泊2日の親学議員連盟の政務活動で2泊3日分を請求した星野寛・県議について住民監査請求↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1877.html
○2016年10月17日:政務活動費が中核市で全国3位の前橋市議会の領収書いらずの乱脈ぶりを一面で報じた東京新聞↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2145.html
○2016年10月28日:高崎市議会議員に適用される無質問期間の長さと政務活動費不正支出金額との間の相似法則↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2157.html
■今回、久しぶりに政務活動費絡みで住民監査請求を行いましたが、くしくも保守王国群馬県にあって、自治労を支援母体に持ち野党のリベラル群馬所属で活躍中のホープと、与党自民党所属で昨年4月の統一地方選で落選したものの当選した南波和憲氏の親族の公選法違反で連座制により当選無効となった南波和憲氏に代わってこの4月に県議会議長に就任した政策通、このお二人による政務活動費を巡る二重取り疑惑は、有権者県民としても大変興味深いテーマです。
今回は、県民のかたからの情報提供に便乗する形で住民監査請求を行いましたが、そろそろ群馬県議会のDNAである「物見遊山」的視察体質が、緩み切った議会モラルのなかで、蔓延している状況にあると思われるため、今回の県民のかたからの情報提供を契機に、再び政務活動費に本格的にメスを入れる必要がありそうです。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
※参考情報「群馬県議と政務活動費ほか」
**********NHK政治マガジン2019年6月25日
群馬県議 政務活動費で海外渡航 報告書なし
群馬県議会の議員が海外に渡航する際の公費の支出について、NHKが情報公開請求などを行ったところ、事前審査や報告書の提出の必要がない「政務活動費」による支出が、平成29年度までの3年間に総額で3200万円にのぼることがわかりました。専門家は「説明責任の観点からも報告書の提出などが必要だ」と指摘しています。
議員が海外に渡航する際の公費の支出について、群馬県議会にはその必要性を事前に審査し、帰国後に報告書の提出を求める「議員派遣制度」があり、この制度を使った渡航はアジア地域に限られるほか、期間は4日以内とされていています。
NHKが県議会に情報公開請求をするなどして調べたところ、平成29年度までの3年間でこの制度を利用した海外渡航は、平成27年度に11人の議員が台湾を訪れた観光調査の1件で、費用の総額は260万円でした。
その一方で、事前審査や報告書の提出の必要がない「政務活動費」を使った海外への渡航は、平成29年度までの3年間で20回以上行われ、延べおよそ120人の議員に総額およそ3200万円が支払われていました。
渡航先は、イタリアやデンマークなどヨーロッパの国が多く含まれ、期間が1週間というケースもありました。
これについて「全国市民オンブズマン連絡会議」の事務局長で、政務活動費の問題に詳しい新海聡弁護士は「多額の公費を使った視察であり、納税者への説明責任の観点から報告書などの提出が必要だ」と指摘しています。
政務活動費で海外に渡航した経験がある県議会の狩野浩志議長は、NHKの取材に対して「現状では義務がないので報告書は提出していないが、それぞれの議員が責任を持って対応しているので、政務活動費は適切に使われていると考えている。しかし、今後は県民の理解が得られるよう報告書の提出を検討する必要がある」としています。
**********東京新聞2020年9月24日07:11
旧国民県連 会長と幹事長、新立民へ いずれも県議 支持母体配慮し決断
旧立憲民主と旧国民民主両党などが合流した新「立憲民主党」に、旧国民に所属した県内の県議二人と市議六人の計八人のうち、後藤克己県議(高崎市区)や八木田恭之県議(太田市区)らが参加することが二十三日、分かった。近く正式決定する見通し。新立民は来月の県連設立を目指す。
旧国民県連幹事長の八木田県議は二十三日、前橋市の連合群馬を訪れ、報道陣に新立民への合流について「(自身の支持母体が新立民に合流した国会議員らが多い)自治労であることなどから判断した」と述べた。後藤県議も自治労が支持母体で、同県連の会長を務めている。
旧立民と旧国民の支援組織だった連合群馬は、新立民を軸に支持する基本方針を決定している。
旧立憲と旧国民の合流を巡っては、新立民が綱領に盛り込んだ「原発ゼロ社会の実現」などの目標に対し、旧国民の支持母体の電力や電機、自動車などの産業別組織(産別)が異論を唱えた。
このため、これらの産別から支援を受ける国会議員らは新立民への移行を見送るなどしており、県内の旧国民の議員たちの去就が注目されている。(池田知之)
**********群馬県議会HP
【議員の紹介】群馬県議会議員 八木田恭之
氏名 八木田 恭之(やぎた やすゆき)
生年月日 昭和37年1月1日
選挙区 太田市 当選1回
所属会派 リベラル群馬
郵便番号 373-0022
現住所 (事務所)太田市東金井町917 大堂ビル1階D号室
電話番号 (事務所)0276-55-5661
FAX (事務所)0276-55-5561
【現所属委員会】
総務企画常任委員会、外国人との共生・共創に関する特別委員会、議会基本条例推進委員会
【略歴】
昭和55年 群馬県立太田高等学校卒業
昭和59年 東洋大学卒業
昭和60年 太田市役所入職
平成27年 太田市議会議員(平成31年2月まで)
平成31年 群馬県議会議員
太田市役所職員労働組合特別執行委員
太田市ラグビー協会会長
<モットー>
One for all. All for one.
<活動報告>
太田市ファミリーサポートセンターを運営するNPO法人すずらん社員として、子育てを応援するとともに、東毛ラグビースクールコーチとして、少年ラグビーの指導を通して、青少年の健全育成に取り組んでいる。
<連絡先>
議会事務局政策広報課
〒371-8570 前橋市大手町1-1-1
電話 027-897-2892
FAX 027-243-4211
E-mail giseisaku@pref.gunma.lg.jp
**********山本一太ブログ2020年5月22日
萩原渉県議会議長が誕生〜就任挨拶で感じた群馬県議会の新しい風
午前11時。本日1回目の県議会本会議(第2回定例会)を終え、知事室に戻って来た。議会の再開まで約1時間ある。熱いお茶を飲みながら、本日最初のブログを書き始めた。
本日は午前7時30分に自宅を出発。午前9時からの議会運営委員会に出席。続けて、午前10時からの本会議に臨んだ。本会議では、新しい議長と副議長の選挙が行われ、萩原渉県議が議長に、岸善一郎県議が副議長に選任された。
萩原議長の就任挨拶は、素晴らしかった。さすがは、県議会でも有数の政策通。全てが、自分の言葉だった。県庁のあるベテラン幹部が、「議長就任挨拶で、ここまで長く喋ったひとはいなかった気がします」と話していた。
議会のあるべき姿、目指すべき役割等について、明確なビジョンと哲学がある。このひととなら、議会改革や危機管理のあり方等に関して、腹を割った議論が出来そうだ。
前回の選挙で一気に世代交代が進んだ県議会。新しい感覚の県議が増える中で、実力派の新執行部が発足。政策通の新議長も誕生した。いよいよ新しい風が吹き始めている。
昼12時頃(?)からの2度目の本会議で、知事の提案説明を行う。その後も、関係部局との重要な協議が続く。宇留賀副知事と森原政策アドバイザーには、ひとつ大事なことをお願いする。
この10ヶ月間、じっくりエネルギーを蓄積していた。そろそろ外に打って出る時期だ。
**********群馬県議会HP
【議員の紹介】群馬県議会議員 萩原 渉
氏名 萩原 渉(はぎわら わたる)
生年月日 昭和28年10月20日
選挙区 吾妻郡 当選4回
所属会派 自由民主党
郵便番号 377-1711
現住所 群馬県吾妻郡草津町草津464-887
電話番号 0279-88-5977,027-223-5232(前橋事務所)
FAX 0279-88-5977,027-243-0206(前橋事務所)
議長
【略歴】
昭和28年10月20日 草津温泉湯畑「源泉閣」に生まれる
昭和51年3月31日 明治大学工学部建築学科卒業
昭和63年6月10日 東京、前橋の設計事務所勤務後独立
(株)ビュー環境計画研究所を設立
(株)白根草津パークランド代表取締役(草津カントリークラブ母体会社)
(有)西吾妻自動車教習所代表取締役
草津温泉配湯(株)代表取締役
団体委員等(社団法人理想の都市建設研究会、社団法人日本建築家協会(JIA)、NPO法人景観建築研究機構、日本都市計画学会、群馬県ゴルフ協会)
資格 一級建築士
<モットー>
戦後時代の変遷の中で、人々の美意識も社会経済構造も大きく変化し、パラダイム転換とイノベーションの時であり、このことは地方にとってより顕著であり、まさに「地方創生」のビジョンをしっかりつくり、地方社会全体で人口減少や地域再生に取り組まねばならない。群馬県政発展のために粉骨砕身頑張ります!
<活動報告>
八ッ場ダム建設事業や上信自動車道整備では、多くの方々にお世話になり確実に事業が進んでいる。上信自動車道を一日も早く完成させるために、今後とも努力してまいります。また、好循環な経済発展が出来る地域づくりを目指し活動してまいります。
<連絡先>
議会事務局政策広報課
〒371-8570 前橋市大手町1-1-1
電話 027-897-2892
FAX 027-243-4211
E-mail giseisaku@pref.gunma.lg.jp
**********
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