■五月連休中に、当会会員らがドライブがてらお隣の長野県佐久地方に出かけました。上信越高速道に松井田ICから入り、佐久ICまで30分足らずで到着しました。
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↑安中市街では0.08μSv/hだったが松井田ICでは0.12μSv/hに上昇。↑
佐久平から新幹線で東京まで通勤していた知人が、定年後、首都圏で働かずに、佐久平に戻って年金生活をするんだと言っていましたが、なるほど名前に「平」がつくだけあって、意外に平地が広がっています。
浅間山もここから眺めると、山の形が随分違って近くで見られます。佐久平は四方を全て山並に囲まれていますが、北の浅間山、東の中央アルプス、南の南アルプスという感じ、群馬県人としては、なんとなく落ち着きます。
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長野県といえば、2013年に厚労省が発表した平均寿命で、男性80.88歳、女性85.34歳でともに全国一の長寿県で知られています。なかでも佐久平のある東信地区は、高齢者医療が充実していることで有名です。
■長寿の理由としては諸説が流布しています。豊かな伏流水に恵まれているからだとか、清らかな水が育てる高原野菜や果物、米、酒、鯉のせいだとか、全国有数の晴天率を誇る気候のおかげだとか。盆地になっていて、南側に向けて開けているので、日当たりがよく、幅はかなり寒いのでしょうが、群馬県のようにからっ風が吹きつけるわけでもなく、案外過ごしやすそうです。
佐久ICで高速道を降りて、長野新幹線の佐久平駅付近にあるそば屋に向かいました。群馬県は二毛作の北限で、うどん屋のほうが目立ちますが、さすがに長野は蕎麦が主流のようです。
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↑途中で見かけた看板のなかに、安中市岩野谷地区で操業中のサイボウ環境ゴミ処分場の実質的な経営者であるイー・ステージの看板があり興ざめした。環境重視の佐久平を避けて、ゴミは安中市がふさわしいなどと思っているのかも。↑
そこで、信州蕎麦で昼食をとろうとしましたが、連休のため、大勢の客が順番を待っていました。
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↑蕎麦屋の庭にある蕎麦を詠んだ句碑。↑
外で待つ間、付近を見渡すと人通りも多く、活気を感じました。新幹線が開通した15年前は、まだ畑だらけだったそうですが、東京から新幹線で1時間ちょっとの自然豊かな場所で、しかも高齢者医療が充実しているとあって、首都圏からの定住者が増えているのだそうです。
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↑蕎麦屋の前の通りで0.05μSvh。↑
東京から1時間たらずの安中榛名駅とは雲泥の違いです。この理由は一体なんでしょう。
■そば屋の回転は速く、20分ほどで順番が来ました。佐久平にある「佐久の草笛」は、小諸に本店があるそうです。40年前から地産地消をモットーに自社の畑で蕎麦を栽培しているというだけあって、こしのある美味しい蕎麦でした。
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ついでにタラの芽の天ぷらと鯉料理を注文しました。
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↑タラの芽は群馬県産はセシウム汚染で問題となっているので、念のためベータ線量計で計測しましたが、長野県産のは大丈夫でした。↑
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↑鯉の甘露煮。
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↑蕎麦打ちの実演。↑
■食休みのあと、近くに見所はないかとチェックしたら、少しはなれた東御(とうみ)市に海野宿(うんのじゅく)というのがあることを会員から教えてもらいました。さっそく高速に乗り、東部湯の丸ICで降りました。わずか20分足らずで到着です。
連休中でしたが、ここはあまりガイドブックでも大々的に紹介はされておらず、コイノボリがはためく駐車場にも余裕をもって入れました。
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↑鯉のぼりが出迎える。↑
駐車場で駐車券と一緒に渡されたパンフレットによれば、海野宿は寛永2年(1625)に北国街道の宿駅として開設され、街道(今は市道)に沿って約650mにわたり町並みが続き、本陣1軒と脇本陣2軒が設けられ、佐渡の金の江戸までの輸送、善光寺までの参拝客や、北陸諸大名の参勤交代などで利用され、非常に賑わいをみせていたそうです。
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↑海野宿の産土神である白鳥神社境内の社そう。中央にあるけやきの木は樹齢七百年を超えている。毎年4月の例祭には街道に12本の大のぼりが立ち並ぶなど、昔ながらの風習が今も受け継がれている。↑
明治時代に入ると、鉄道網の発達により宿場町の利用客が減ったため、明治時代からは養蚕業の発展に伴い再び栄えました。
現在でも江戸時代からの本陣、脇本陣、問屋、旅籠などの建物が残っており、明治以降の養蚕業に用いられた堅牢な蚕室を備えた伝統的な建物が調和して、伝統的な雰囲気の町並みを形成しています。
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↑電線と電柱の見えない海野宿。毎年11月23日(祝)には海野宿ふれあい祭が開催され、時代仮装行列や、人力車も繰りだし往時の宿場の賑わいが甦るそうなので、また訪れたいところ。↑↑
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↑苔むした瓦。↑
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↑鯱鉾。↑
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↑町並みを貫く道に沿って、用水が流れている。↑
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↑「出桁」と「格子窓」。前者は江戸時代の旅籠屋造りのもの。後者は「海野格子」と呼ばれている格子で江戸時代のもの。2階の出格子に見られる。長短2本づつ交互に組み込まれ、海野宿特有の美しい模様を織りなしている。↑
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↑番猫。↑
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↑本陣跡。↑
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↑馬の塩舐め石。↑
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↑裏手に電柱が見える。↑
1986年(昭和61年)には「北国街道」が日本の道100選に選ばれ、1987年(昭和62年)には海野宿が種別「宿場町・養蚕町」で重要伝統的建造物群保存地区として選定されました。ちなみに、群馬県では重要伝統的建造物群保存地区として、桐生新町(群馬県桐生市)と赤岩(群馬県中之条町六合)が選ばれています。埼玉の川越や千葉県の佐原も同様の地区として指定されています。
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↑うだつと気抜き。「本うだつ」は江戸時代のもの、「袖うだつ」は明治時代のもの。どちらも富裕な家しか持てなかったので、「うだつがあがらぬ」という語源になった。「気抜き」は明治時代の蚕室造りの象徴。群馬県安中市でも養蚕農家の家によくみられる。↑
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↑子どもの頃のラジオ。↑
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↑明治43年の蓄音機。↑
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↑戦前の看板。↑
■前述のように、長寿県長野の中でも、佐久市は県内有数の長寿率を誇っています。また、長寿といっても、質が問題ですが、長野県の百寿率は全国22位で、且つ佐久市の90歳以上の平均余命は3.9歳で、そのうち活動余命は2.2歳ということから、なくなる直前まで元気に暮らすという理想的な生き方がデータでも示されていると言われます。
しかも、老人が多ければ医療費はかかるはずなのに、佐久市の一人当たりの老人医療費(平成18年統計)は、全国平均年間83万円に比べて65.8万円なのだそうです。さらに、国民健康保健中央会の資料によれば、長野県の高齢者就業率は全国1位、70歳以上で配偶者のいる率も全国1位という興味深いデータもあります。
このほかにも佐久市では、寝たきりや痴呆などで介護を必要とするお年寄りが少なく、65歳以上の寝たきり高齢者率は2.98%(全国平均5.33%、長野県平均3.54%)、痴呆高齢者率は0.52%(全国平均0.59%、長野県平均0.84%)なのだとか。
以上のデータを示して、長寿の里をキャッチフレーズにした佐久市野沢には、ピンコロ地蔵にあやかりたいとする参拝客が大勢押し寄せて、これまた観光に寄与しています。
帰りは内山峠経由で戻りました。
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↑フェラーリの一団が追い越す。↑
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↑内山峠沿道の鯉のぼり。県境から下仁田に下る時0.09-0.11μSvhを記録。↑
【ひらく会情報部】
※2013年都道府県別平均寿命
2013年に厚労省が発表した平均寿命によると、日本人の平均寿命は、男性79.59歳、女性86.35歳です。前回の調査では日本人の平均寿命は、男性78.79歳、女性85.75歳ですから平均寿命が延びたことになります。また、男女の平均寿命の差では、男性よりも女性の方が6.76歳長生きする結果となりました。都道府県別では、日本一長生きの県は男女ともに長野県で、男性80.88歳、女性87.18歳です。男性の順位は、2位が滋賀県の80.58歳、3位が福井県の80.47歳となります。女性の順位は2位が島根県の87.07歳、3位が沖縄県の87.02歳となります。また、平均寿命の短い県は男女ともに青森県で、男性が77.28歳、女性が85.34歳でした。青森県は男女の平均寿命の差が8.06歳で、全国で最も大きい差となります。
都道府県別 平均寿命ランキング 平成25年公表
<男>平均寿命79.59 <女>平均寿命86.35
ランキング/全国/平均寿命 ランキング/全国/平均寿命
1 長 野 80.88 長 野 87.18
2 滋 賀 80.58 島 根 87.07
3 福 井 80.47 沖 縄 87.02
4 熊 本 80.29 熊 本 86.98
5 神奈川 80.25 新 潟 86.96
6 京 都 80.21 広 島 86.94
7 奈 良 80.14 福 井 86.94
8 大 分 80.06 岡 山 86.93
9 山 形 79.97 大 分 86.91
10 静 岡 79.95 富 山 86.75
11 岐 阜 79.92 石 川 86.75
12 広 島 79.91 滋 賀 86.69
13 千 葉 79.88 山 梨 86.65
14 東 京 79.82 京 都 86.65
15 岡 山 79.77 神奈川 86.63
16 香 川 79.73 宮 崎 86.61
17 愛 知 79.71 奈 良 86.60
18 石 川 79.71 佐 賀 86.58
19 富 山 79.71 愛 媛 86.54
20 宮 崎 79.70 福 岡 86.48
21 三 重 79.68 高 知 86.47
22 宮 城 79.65 東 京 86.39
23 埼 玉 79.62 宮 城 86.39
24 兵 庫 79.59 香 川 86.34
25 山 梨 79.54 北海道 86.30
26 島 根 79.51 長 崎 86.30
27 新 潟 79.47 鹿児島 86.28
28 徳 島 79.44 山 形 86.28
29 群 馬 79.40 岐 阜 86.26
30 沖 縄 79.40 三 重 86.25
31 福 岡 79.30 愛 知 86.22
32 佐 賀 79.28 静 岡 86.22
33 鹿児島 79.21 徳 島 86.21
34 北海道 79.17 千 葉 86.20
35 愛 媛 79.13 兵 庫 86.14
36 茨 城 79.09 鳥 取 86.08
37 和歌山 79.07 山 口 86.07
38 栃 木 79.06 福 島 86.05
39 山 口 79.03 秋 田 85.93
40 鳥 取 79.01 大 阪 85.93
41 大 阪 78.99 群 馬 85.91
42 高 知 78.91 埼 玉 85.88
43 長 崎 78.88 岩 手 85.86
44 福 島 78.84 茨 城 85.83
45 岩 手 78.53 和歌山 85.69
46 秋 田 78.22 栃 木 85.66
47 青 森 77.28 青 森 85.34
*平成22年国勢調査による日本人人口(確定数)を基礎資料とした。厚生労働省公表
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↑安中市街では0.08μSv/hだったが松井田ICでは0.12μSv/hに上昇。↑
佐久平から新幹線で東京まで通勤していた知人が、定年後、首都圏で働かずに、佐久平に戻って年金生活をするんだと言っていましたが、なるほど名前に「平」がつくだけあって、意外に平地が広がっています。
浅間山もここから眺めると、山の形が随分違って近くで見られます。佐久平は四方を全て山並に囲まれていますが、北の浅間山、東の中央アルプス、南の南アルプスという感じ、群馬県人としては、なんとなく落ち着きます。
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長野県といえば、2013年に厚労省が発表した平均寿命で、男性80.88歳、女性85.34歳でともに全国一の長寿県で知られています。なかでも佐久平のある東信地区は、高齢者医療が充実していることで有名です。
■長寿の理由としては諸説が流布しています。豊かな伏流水に恵まれているからだとか、清らかな水が育てる高原野菜や果物、米、酒、鯉のせいだとか、全国有数の晴天率を誇る気候のおかげだとか。盆地になっていて、南側に向けて開けているので、日当たりがよく、幅はかなり寒いのでしょうが、群馬県のようにからっ風が吹きつけるわけでもなく、案外過ごしやすそうです。
佐久ICで高速道を降りて、長野新幹線の佐久平駅付近にあるそば屋に向かいました。群馬県は二毛作の北限で、うどん屋のほうが目立ちますが、さすがに長野は蕎麦が主流のようです。
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↑途中で見かけた看板のなかに、安中市岩野谷地区で操業中のサイボウ環境ゴミ処分場の実質的な経営者であるイー・ステージの看板があり興ざめした。環境重視の佐久平を避けて、ゴミは安中市がふさわしいなどと思っているのかも。↑
そこで、信州蕎麦で昼食をとろうとしましたが、連休のため、大勢の客が順番を待っていました。
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↑蕎麦屋の庭にある蕎麦を詠んだ句碑。↑
外で待つ間、付近を見渡すと人通りも多く、活気を感じました。新幹線が開通した15年前は、まだ畑だらけだったそうですが、東京から新幹線で1時間ちょっとの自然豊かな場所で、しかも高齢者医療が充実しているとあって、首都圏からの定住者が増えているのだそうです。
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↑蕎麦屋の前の通りで0.05μSvh。↑
東京から1時間たらずの安中榛名駅とは雲泥の違いです。この理由は一体なんでしょう。
■そば屋の回転は速く、20分ほどで順番が来ました。佐久平にある「佐久の草笛」は、小諸に本店があるそうです。40年前から地産地消をモットーに自社の畑で蕎麦を栽培しているというだけあって、こしのある美味しい蕎麦でした。
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ついでにタラの芽の天ぷらと鯉料理を注文しました。
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↑タラの芽は群馬県産はセシウム汚染で問題となっているので、念のためベータ線量計で計測しましたが、長野県産のは大丈夫でした。↑
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↑鯉の甘露煮。
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↑蕎麦打ちの実演。↑
■食休みのあと、近くに見所はないかとチェックしたら、少しはなれた東御(とうみ)市に海野宿(うんのじゅく)というのがあることを会員から教えてもらいました。さっそく高速に乗り、東部湯の丸ICで降りました。わずか20分足らずで到着です。
連休中でしたが、ここはあまりガイドブックでも大々的に紹介はされておらず、コイノボリがはためく駐車場にも余裕をもって入れました。
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↑鯉のぼりが出迎える。↑
駐車場で駐車券と一緒に渡されたパンフレットによれば、海野宿は寛永2年(1625)に北国街道の宿駅として開設され、街道(今は市道)に沿って約650mにわたり町並みが続き、本陣1軒と脇本陣2軒が設けられ、佐渡の金の江戸までの輸送、善光寺までの参拝客や、北陸諸大名の参勤交代などで利用され、非常に賑わいをみせていたそうです。
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↑海野宿の産土神である白鳥神社境内の社そう。中央にあるけやきの木は樹齢七百年を超えている。毎年4月の例祭には街道に12本の大のぼりが立ち並ぶなど、昔ながらの風習が今も受け継がれている。↑
明治時代に入ると、鉄道網の発達により宿場町の利用客が減ったため、明治時代からは養蚕業の発展に伴い再び栄えました。
現在でも江戸時代からの本陣、脇本陣、問屋、旅籠などの建物が残っており、明治以降の養蚕業に用いられた堅牢な蚕室を備えた伝統的な建物が調和して、伝統的な雰囲気の町並みを形成しています。
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↑電線と電柱の見えない海野宿。毎年11月23日(祝)には海野宿ふれあい祭が開催され、時代仮装行列や、人力車も繰りだし往時の宿場の賑わいが甦るそうなので、また訪れたいところ。↑↑
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↑苔むした瓦。↑
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↑鯱鉾。↑
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↑町並みを貫く道に沿って、用水が流れている。↑
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↑「出桁」と「格子窓」。前者は江戸時代の旅籠屋造りのもの。後者は「海野格子」と呼ばれている格子で江戸時代のもの。2階の出格子に見られる。長短2本づつ交互に組み込まれ、海野宿特有の美しい模様を織りなしている。↑
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↑番猫。↑
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↑本陣跡。↑
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↑馬の塩舐め石。↑
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↑裏手に電柱が見える。↑
1986年(昭和61年)には「北国街道」が日本の道100選に選ばれ、1987年(昭和62年)には海野宿が種別「宿場町・養蚕町」で重要伝統的建造物群保存地区として選定されました。ちなみに、群馬県では重要伝統的建造物群保存地区として、桐生新町(群馬県桐生市)と赤岩(群馬県中之条町六合)が選ばれています。埼玉の川越や千葉県の佐原も同様の地区として指定されています。
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↑うだつと気抜き。「本うだつ」は江戸時代のもの、「袖うだつ」は明治時代のもの。どちらも富裕な家しか持てなかったので、「うだつがあがらぬ」という語源になった。「気抜き」は明治時代の蚕室造りの象徴。群馬県安中市でも養蚕農家の家によくみられる。↑
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↑子どもの頃のラジオ。↑
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↑明治43年の蓄音機。↑
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↑戦前の看板。↑
■前述のように、長寿県長野の中でも、佐久市は県内有数の長寿率を誇っています。また、長寿といっても、質が問題ですが、長野県の百寿率は全国22位で、且つ佐久市の90歳以上の平均余命は3.9歳で、そのうち活動余命は2.2歳ということから、なくなる直前まで元気に暮らすという理想的な生き方がデータでも示されていると言われます。
しかも、老人が多ければ医療費はかかるはずなのに、佐久市の一人当たりの老人医療費(平成18年統計)は、全国平均年間83万円に比べて65.8万円なのだそうです。さらに、国民健康保健中央会の資料によれば、長野県の高齢者就業率は全国1位、70歳以上で配偶者のいる率も全国1位という興味深いデータもあります。
このほかにも佐久市では、寝たきりや痴呆などで介護を必要とするお年寄りが少なく、65歳以上の寝たきり高齢者率は2.98%(全国平均5.33%、長野県平均3.54%)、痴呆高齢者率は0.52%(全国平均0.59%、長野県平均0.84%)なのだとか。
以上のデータを示して、長寿の里をキャッチフレーズにした佐久市野沢には、ピンコロ地蔵にあやかりたいとする参拝客が大勢押し寄せて、これまた観光に寄与しています。
帰りは内山峠経由で戻りました。
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↑フェラーリの一団が追い越す。↑
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↑内山峠沿道の鯉のぼり。県境から下仁田に下る時0.09-0.11μSvhを記録。↑
【ひらく会情報部】
※2013年都道府県別平均寿命
2013年に厚労省が発表した平均寿命によると、日本人の平均寿命は、男性79.59歳、女性86.35歳です。前回の調査では日本人の平均寿命は、男性78.79歳、女性85.75歳ですから平均寿命が延びたことになります。また、男女の平均寿命の差では、男性よりも女性の方が6.76歳長生きする結果となりました。都道府県別では、日本一長生きの県は男女ともに長野県で、男性80.88歳、女性87.18歳です。男性の順位は、2位が滋賀県の80.58歳、3位が福井県の80.47歳となります。女性の順位は2位が島根県の87.07歳、3位が沖縄県の87.02歳となります。また、平均寿命の短い県は男女ともに青森県で、男性が77.28歳、女性が85.34歳でした。青森県は男女の平均寿命の差が8.06歳で、全国で最も大きい差となります。
都道府県別 平均寿命ランキング 平成25年公表
<男>平均寿命79.59 <女>平均寿命86.35
ランキング/全国/平均寿命 ランキング/全国/平均寿命
1 長 野 80.88 長 野 87.18
2 滋 賀 80.58 島 根 87.07
3 福 井 80.47 沖 縄 87.02
4 熊 本 80.29 熊 本 86.98
5 神奈川 80.25 新 潟 86.96
6 京 都 80.21 広 島 86.94
7 奈 良 80.14 福 井 86.94
8 大 分 80.06 岡 山 86.93
9 山 形 79.97 大 分 86.91
10 静 岡 79.95 富 山 86.75
11 岐 阜 79.92 石 川 86.75
12 広 島 79.91 滋 賀 86.69
13 千 葉 79.88 山 梨 86.65
14 東 京 79.82 京 都 86.65
15 岡 山 79.77 神奈川 86.63
16 香 川 79.73 宮 崎 86.61
17 愛 知 79.71 奈 良 86.60
18 石 川 79.71 佐 賀 86.58
19 富 山 79.71 愛 媛 86.54
20 宮 崎 79.70 福 岡 86.48
21 三 重 79.68 高 知 86.47
22 宮 城 79.65 東 京 86.39
23 埼 玉 79.62 宮 城 86.39
24 兵 庫 79.59 香 川 86.34
25 山 梨 79.54 北海道 86.30
26 島 根 79.51 長 崎 86.30
27 新 潟 79.47 鹿児島 86.28
28 徳 島 79.44 山 形 86.28
29 群 馬 79.40 岐 阜 86.26
30 沖 縄 79.40 三 重 86.25
31 福 岡 79.30 愛 知 86.22
32 佐 賀 79.28 静 岡 86.22
33 鹿児島 79.21 徳 島 86.21
34 北海道 79.17 千 葉 86.20
35 愛 媛 79.13 兵 庫 86.14
36 茨 城 79.09 鳥 取 86.08
37 和歌山 79.07 山 口 86.07
38 栃 木 79.06 福 島 86.05
39 山 口 79.03 秋 田 85.93
40 鳥 取 79.01 大 阪 85.93
41 大 阪 78.99 群 馬 85.91
42 高 知 78.91 埼 玉 85.88
43 長 崎 78.88 岩 手 85.86
44 福 島 78.84 茨 城 85.83
45 岩 手 78.53 和歌山 85.69
46 秋 田 78.22 栃 木 85.66
47 青 森 77.28 青 森 85.34
*平成22年国勢調査による日本人人口(確定数)を基礎資料とした。厚生労働省公表
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