市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

台湾のインバウンド客誘致に血道をあげる安中市に群馬県台湾総会が新年会案内状を送付

2024-02-01 07:16:22 | 国内外からのトピックス

昨年2月5日の新年会の様子。詳しくはこの記事の末尾参照。↑

■安中市は、高崎と軽井沢に挟まれており、これまで両方の間で埋没してきた感があります。しかし、安中に隣接する軽井沢は国際級のブランドを誇り、コロナ過の鎮静化により昨年から逸早く海外からのインバウンド客が戻り始め、今ではすっかりコロナ禍以前の活況を呈しております。

 こうした中、安中市では、少しでも軽井沢への海外からの旅行客、とりわけ台湾からのインバウンド客を一人でも多く安中に引っ張ってこようとあの手この手のアイデアを企画していますが、なかなか成果はすぐには上がらないようです。

 それもそのはずで、安中市はこれまで台湾との関係に重きを置いてきていませんでした。

■筆者は、これまで台湾には1976年1月1日に最初に降り立ってからプライベートや仕事で計70回近く訪問しています。

 かつて1992年頃、筆者は当時、安中市が募集していた「市政モニター」に応募して参加したことがあります。その際、筆者の台湾における姻戚関係のルートを使って、安中市との姉妹都市に関心のある台湾の自治体を探してもらいました。

 すると、台中県の台中市と豊原市の間に位置する潭子郷の郷長(首長のこと)が関心を示し、すぐにでも安中市と姉妹都市提携を結びたいと言ってきました。筆者はさっそく市政モニターとして、安中市の当時の小川勝寿市長に提案書を提出しました。当時、安中市は海外の自治体との姉妹都市提携はどこともしておらず、距離的にも近く、親日国であることから、筆者は台湾との提携がうってつけと考えたからです。

 しかも、台湾側はすでにトップの郷長が、極めて乗り気でした。しかし残念ながら、安中市は筆者に対して何の回答も見解も示しませんでした。

 その後、潭子郷は、2020年12月25日に台中市と合併し、潭子区となりました。もし、32年前に安中市が潭子郷と姉妹都市提携を結んでいたならば、今、安中市は台湾第3の都市の台中市と姉妹都市の関係にあったわけで、安中市としては、取り返しのつかない失敗をしたことになります。

■さて、過去のことを言っても仕方がありません。筆者も安中市の観光課や商工課に台湾のインバウンド客誘致の重要性をアピールしてきたのですが、その中で、以前から気になっていたことがあります。

 実は筆者が書記を務める群馬県台湾総会では、これまで県庁1階ロビーで毎年台湾フェアを行ったり、県内各地の国際交流イベントに参加したりして、台湾と日本の橋渡しの役割を果たしてきました。その際、台湾とゆかりのある次の人物を紹介してきました。

●1:中島長吉(1871~1895)
 1895年の領台と同時に教育者伊沢修二が中心となって、台湾での教育の礎をつくった芝山厳学堂で、匪賊に襲われ亡くなった六人の日本人教育家「六氏先生」のうちのひとり。この時、同じく犠牲になった楫取道明は父親が群馬県令。

●2:羽鳥重郎(1871~1957)
 後藤新平に請われて風土病の対策に大活躍した医学博士。

●3:羽鳥叉男(1892~1975)
 重郎の甥で戦争末期の台南市長を務めた。台南の名だたる古跡を日本の軍部の破壊命令と米軍の空爆から守ったことで有名。

●4:新井耕吉郎(1904~1946)
 南投県日月潭の茶畑にインドアッサム地方から紅茶の苗木を移入して改良を重ね、台湾紅茶の父と言われた農林技師。

●5:石坂荘作(1870~1940)
 台湾初の夜学校「基隆夜学校」を創設し、台湾人、日本人を問わず勉強の場を無料で提供。

●6:周再賜(1888~1969)
 台湾生まれで、前橋市に1925年初の女学校を創った。その後40年にわたり校長を務め女子教育に貢献。

■上記の2~6までの人物は、前橋市、沼田市、東吾妻町の出身者で、どの自治体も胸像を設置したり、市のパンフレットに記載したりして大切に顕彰しています。

 ところが、昨年11月、安中市松井田支所を訪れて、観光課長や商工課長と話した際に、「(上記1の)中島長吉のことをご存知ですか」と訊いた時に、二人とも「いや、知らないんだけど」と言われたので、大きなショックを受けました。

■そこでさっそく、帰宅後、商工課長宛に次のメールを発信しました。

*****2023/11/08市商工課あて発信*****
From: masaru ogawa <ogawakenpg@gmail.com>
Date: 2023年11月8日(水) 15:26
Subject: 松井田町五料の信越線踏切脇にある中島長吉記念碑について
To: <kurashige@city.annaka.lg.jp>

安中市商工課長
倉繁様

本日は突然の訪問にもかかわらず、面談くださりありがとうございます。
さて、話の中で触れさせていただいた、台湾で六氏先生として有名な中島長吉氏について、群馬県台湾総会が展示しているパネルの写真がありましたので、取り急ぎ添付してお送りします。
ぜひ、台湾の教育分野で命を賭して貢献した地元の誇るべき先人の功績に脚光をあてていただきますよう、よろしくお願いします。

【中島長吉】
六氏先生の一人 身命捧げ 台湾教育の礎に
 中島は明治4年(1871年)、碓氷郡五料(安中市松井田町)に生まれた。8歳の時に五料小学校へ入学し、一年間で四学年飛び級し11歳で卒業した。16歳の時「天保銭25枚拝借」と書き置きして上京したが、家出人として本郷署に連行された。
 署長に才能を見込まれ、東京師範学校に入学することができ同校を優秀な成績で卒業、麹町富士見小学校訓導となったが、張滋昉に中国語を学び、日清協会を設立したこともあり、日清戦争が起こると、近衛師団第四連隊陸軍通訳として台湾へ渡った。
 伊沢修二学務部長に認められ、芝山巌(しざんがん)学堂(現在の士林国民小学校)に奉職した。伊沢は台湾の近代教育のため同学堂を建て、優秀な日本人教師を募った。中島長吉はその一人であったが、伊沢が帰国していた明示29年(1896年)元旦にゲリラの襲撃を受けて、楫取道明、井原順之助、関口長太郎、桂金太郎、平井数馬らとともに殺害された(芝山巌事件)。
 土地の人達によれば「先生は金持ちだと思われて襲われた」もので、掠奪行為の犠牲者となった。危険が身辺に迫ることなど少しも意とすることなく、身命を捧げた教育者の存在が台湾教育の礎石となり、6名は「六氏先生」として祀られるようになった。

安中市野殿980
群馬県台湾総会
書記 小川賢(おがわ・まさる)
090-5302-8312

*****2023/11/08市商工課から受信*****
From: 安中市商工課 倉繁 <kurashige@city.annaka.lg.jp>
Date: 2023年11月8日(水) 18:08
Subject: 【お礼】Re: 松井田町五料の信越線踏切脇にある中島長吉記念碑について
To: <ogawakenpg@gmail.com>

=======================================
個人情報保護の観点から、宛先を1件ずつ送信しています。
=======================================
小川 様

大変お世話になっております。
安中市 商工課の倉繫です。

本日は市行政に関するご提案をお聞かせいただいたうえ
早速に資料をご提供いただきましてありがとうございます。

松井田に住んでいながら、偉大な先人の功績を知らず
恥ずかしい限りです。
今更ながら知ることができたことに心より感謝いたします。
機会を見て碑を探しに行こうと思います。

またお気づきの点やご提案がありましたら是非お聞かせください。
今後ともよろしくお願いいたします。

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
安中市
みりょく創出部 商工課
倉繁 亨(くらしげ とおる)
〒379-0292
群馬県安中市松井田町新堀245(松井田庁舎)
TEL027-382-1111(代表) 内線2630
FAX027-386-4111
E-mail:kurashige@city.annaka.lg.jp
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△

*****2023/11/08市商工課あて発信*****
From: masaru ogawa <ogawakenpg@gmail.com>
Date: 2023年11月8日(水) 20:58
Subject: Re: 【お礼】Re: 松井田町五料の信越線踏切脇にある中島長吉記念碑について
To: 安中市商工課 倉繁 <kurashige@city.annaka.lg.jp>

安中市商工課長
倉繁様

毎々お世話になります。
ぜひ訪れてみてください。
場所は、西松井田駅から横川駅に向かって3番目の山岸踏切のすぐ脇です。
以前訪れた際に撮った写真を添付しますので参考にしてください。





群馬県台湾総会
書記 小川賢
**********

■ことほどさように、安中市は外部の観光コンサルタントに外注してまで、いろいろなインバウンド事業のアイデアを募って、試行錯誤していますが、肝心の市内にある歴史的な偉人の情報にはまったく無頓着だったことがわかります。

 他方、県内の他の自治体、とりわけ、前述の前橋市や沼田市、東吾妻町はもとより、温泉好きな台湾人をとりこむべく台南市に職員を常駐派遣してまでPRに注力したみなかみ町、同じく伊香保温泉を擁し、台湾の高雄に開山した仏教団体・佛光山寺が日本総本山として2018年に建立した「法水寺」がある渋川市、そして群馬県台湾総会の拠点がある伊勢崎市、さらには利根川を隔てた本庄市も台湾との交流が活発です。そのため、これ等の自治体から首長が自ら、当会主催の旧正月を祝う新年会に参加されています。

■昨年もコロナ禍の中で、制限を受けながらも新年会を開催しましたが、残念ながら安中市長に案内状を差し上げたにもかかわらず、多忙を理由に参加いただけませんでした。

 そのため、コロナが5類指定され行動制限が解除された後、初めてとなる新年会をさらに盛り上げようと、今年も群馬県知事をはじめ、前橋市、高崎市、伊勢崎市、渋川市、安中市、沼田市、みなかみ町、東吾妻町の首長あてに案内状を差し上げました。

 安中市長宛の案内状は次のとおりです。

*****1/10安中市長宛案内状*****
                          令和6年1月10日
〒379-0192 群馬県安中市安中1-23-13
安中市長 岩井 均 様

             〒372-0039 群馬県伊勢崎市ひろせ町4084−6
             群馬県台湾総会
             会長 頌彦真賢
              電話:090-8804-2409(事務局)
              FAX:0270-21-7337

         台湾総会新年会のご案内
頌春 新年の候、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。平素は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
 さて、5月8日の新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に引き下げられ、社会が正常化し、人流が活発化し、商流も回復しております。
 弊会も、明るい新年を迎えるべくいくつかのご案内(同封のチラシをご参照ください)と併せて、下記のとおり、新年会のご案内をさせて頂きたく存じます。
 新年会当日は、東京農大二高の吹奏楽部エメラルドナイツ(翡翠騎士)に出演していただきます。既にご存知の通り、彼らは台湾政府等の招きで訪台し、10月10日の台湾建国記念日(双十節)に総督府前で披露したパフォーマンスは台湾国内で大きな旋風を起こしました。
 その壮大な演奏を、群馬県台湾総会の新年会のオープニングで、群馬県民及び台湾出身の皆様に体感して頂きたいと念じて企画したものです。ぜひこの機会に大勢の皆様方のご出席を心よりお待ちしております。
 末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈りしつつ、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

                記
          【台湾総会新年会2024】

1 日時:令和6年2月18日(日)    10:45より受付
                     11:30より開会
2 場所:伊勢崎プリオパレス 
     群馬県伊勢崎市昭和町3827 電話番号:0270-25-4122
3 会費:大人¥6000(中学生以上)

✳︎参加の可否について、お手数ですが弊会事務局あてに電話もしくはFAXにて2月4日までにご連絡ください。
**********

■今年の群馬県台湾総会には、昨年に引き続き台北駐日経済文化代表処の駐日代表(大使に相当)の謝長廷氏が参加されることになっています。謝長廷氏は、京都大学大学院への留学経験をお持ちで、その後弁護士になり、1979年に台湾民主化の契機となった美麗島事件の弁護を担当したことで政界入りし、民進党の政治家として、行政院長(首相)を務めた経験をお持ちです。

 また、台湾と様々な分野で交流をしている各団体の関係者のかたがたも多数、参加いただいています。

 新年会の様子は後日ご報告する予定です。

【2/8追記】
 新年会まであと10日と迫りました。現在、当会会員が総力を挙げて、式次第や飾り付け、出し物など準備作業を着々進めているところです。ところで、現時点で、新年会への参加意向を表明されているのは伊勢崎市長、沼田市長、前橋市議会議長、伊勢崎市議会議長、中曾根康隆事務所、元代議士、県地域外交課、県観光物産国際協会などです。また、昨日、2月4日執行の前橋市長選で落選されたばかりの山本市長からも出席通知をいただきました。ちなみに、山本市長の任期は2月27日ですので、任期をあと6日残した時点でどのようなご祝辞を頂戴できるのか、楽しみです。なお、安中市長からの参加連絡は現時点でまだ事務局に届いておりません。

【群馬県台湾総会書記からの報告】

※参考情報1「安中市のインバウンド誘致の昨今」
**********群馬テレビ2024年1月27日18:52
「温泉マーク発祥の地」磯部温泉 温泉文化を体験するモニターツアー 群馬・安中市

 インバウンドを取り込もうと、温泉マークの発祥の地である安中市の磯部温泉で温泉文化を体験するモニターツアーが開かれています。
 モニターツアーは磯部温泉組合が、インバウンド需要が増加するなか、海外の人に温泉文化を体感し学んでもらおうと、27日から2日間にわたって開かれているものです。県内外から、ツアーやインバウンド事業の関係者、報道関係者ら10人が参加しました。
 初日は磯部温泉の鉱泉水を使用して作られる名物の磯部せんべいの店舗を訪れ、試食や見学が行われたほか、温泉マークが描かれたカレーやプリンを味わい、食を通して安中の魅力に触れました。
 また、恵みの湯では塩分濃度が高い磯部温泉の特色を活かしたデトックス効果の高い「砂塩風呂」の体験も行われ、参加者は温泉文化を体感していました。
 磯部温泉組合では、今回のモニターの意見や課題を踏まえ、4月にインバウンド向けの事業の実施を目指すということです。

*********東京新聞2023年8月28日08:03
碓氷峠鉄道施設 東軽井沢温泉 安中市観光機構、訪日客向けに新プラン

訪日客誘客に向け開かれた実施委員会=安中市で
 インバウンド(訪日客)の誘客・消費拡大を目指し観光庁が公募した「観光再始動事業」で、群馬県安中市観光機構の事業プラン「日本一の紅葉を楽しむ『碓氷峠登山鉄道アトラクション』及び『東軽井沢温泉』の高付加価値化プログラム造成事業」が採択された。ターゲットの台湾で旅行商品の販売が始まり、同市の磯部温泉で事業の実施委員会の初会合が開かれた。(樋口聡)
 再始動事業は、非公開の文化財、通常立ち入りが許可されていないエリアの公開や、異なる観光資源をこれまでにない形で連携させるなど、高付加価値の取り組みが対象になる。
 機構の提案は、国重要文化財の碓氷峠鉄道施設と、東軽井沢温泉と銘打った磯部温泉が軸で、唱歌「もみじ」の舞台とされる碓氷峠の紅葉が見ごろになる十月下旬に開催。旧熊ノ平駅構内隧道(ずいどう)で無声映画を見る「カツベンシアター」をはじめ、EVレールカートや紅葉狩り、トロッコ列車を体験し、磯部温泉に宿泊するプランなどを用意する。
 支援見込み額千百万円を活用して、プランの整備や文化財を次世代につなぐための観光循環サイクルを構築し、広域観光のブランド化を目指す。

**********上毛新聞2023年8月7日11:30
安中市観光機構が訪日客に学び体験を提供 鉄道、温泉の価値高める《ONSEN 無形文化遺産へ》
 群馬県安中市観光機構(武井宏理事長)は、碓氷峠の鉄道文化遺産と温泉マーク発祥の磯部温泉の価値を高める取り組みを始める。台湾からのインバウンド(訪日客)をターゲットに据え、かつて登山列車として走った電気機関車「EF63」の乗車や廃線での散策を組み合わせた回遊体験などを企画。温泉文化の学び体験を提供し、隣接する長野県軽井沢町と一体的な観光誘客の実現を目指すといった多彩なプログラムでPRしていく。
 この取り組みは、観光庁の観光再始動事業に採択され、補助金1100万円を活用する。地域の活性化につなげ、連携して有効活用できるよう、同機構のほか、磯部温泉組合や観光商工の関係者らで組織する実施委員会を発足させ、7日に第1回会合を開く。
 具体的なプログラムとして、「碓氷峠登山鉄道アトラクション」と銘打った回遊体験を10月に予定する。唱歌「もみじ」の題材となった紅葉の名所「旧熊ノ平駅」や「めがね橋」周辺に広がる紅葉の中で、ウオーキングや電動レールカートの乗車体験を行う。
 普段立ち入ることができない廃線区間を特別に開放。碓氷峠鉄道文化むらに車両が保存されている「EF63」を活用した限定の乗車体験を企画する。
 トンネルを映画館に見立てた活弁士による無声映画の上映は、旧熊ノ平駅近くにある約130年前に造られたれんがトンネルで実施する。築造された明治期に日本の娯楽文化だった無声映画を見て、近代文化の発展とともに進化してきた映画の歴史を体感。鉄道文化遺産の新たな観光資源としての活用や魅力を探る。
 一方、磯部温泉は現在、「温泉ビギナー」の訪日客向けに入浴方法やマナーなどを伝える温泉文化体験のメニュー作りを進めている。国際リゾート都市、軽井沢にはない温泉情緒ある街を「東軽井沢温泉」として海外に発信し、温泉文化を学んでもらう。台湾の国花がウメであることから、市の名所、秋間梅林のウメをふんだんに使ったギフトセットも開発する。
 同機構は「鉄道と温泉の文化遺産を、観光客と地域が一体となってつくり上げる日本を代表するサステナブル観光エリアとして成長、ブランド化を進める」としている。

**********群馬テレビ2023年08月07日
鉄道・温泉でインバウンド誘客へ 群馬・安中市で新観光事業

 碓氷峠の鉄道遺産や温泉の価値を高めることで、台湾からのインバウンドをさらに進めようという安中市観光機構が行う事業の実施委員会が7日、初めて開かれました。
 安中市観光機構では、台湾からのインバウンド客をターゲットにした観光事業で、観光庁の「観光再始動事業」に応募、今年6月に採択されました。
 この事業を進めるため、安中市観光機構や磯部温泉組合などで実施委員会を作り、7日、最初の会議が開かれました。
 今回の事業は、紅葉の時期に実施予定で、かつて登山鉄道として活躍した電気機関車の乗車体験や廃線ウォークなどを組み合わせた回遊体験を計画しています。
 また、磯部温泉街で足湯や鉱泉豆腐といった温泉文化を体験し、満喫してもらうメニューも盛り込む予定です。
 7日の会議では事業の内容などが説明されたほか、進捗状況も報告されました。この事業はすでに台湾の旅行会社に提案し、10月下旬と11月上旬に実施することが決まっていて、今後、さらに詳細を決定していくということです。

**********観光経済新聞2023年1月30日
サステナブルな地域づくりやインバウンドの誘客目指す 安中市観光機構がモニターツアー

廃線ウォークは安中ならではの観光体験の一つ。「幅広い年代の方にご参加いただいている」と同機構の上原将太さん
 安中市観光機構(群馬県)は12月3、4日、「台湾と安中を繋(つな)ぐ鉄道遺産グローカルサステナブル事業」に係るモニターツアーを実施した。鉄道をはじめ食、温泉などの地元の観光資源を磨き上げ、サステナブルな地域づくりや、国内のほか台湾などからのインバウンド誘客強化を図る。
 今回の事業は、碓氷峠の重要文化財を含む鉄道遺産の保全の観点から、同資源による商材を企画、管理し、訪日顧客の獲得、地域の保全活動推進を目指すもの。モニターツアーには日本のほか、台湾からも参加者を募り、各エリアを巡った。
 碓氷峠廃線ウォークは、1997年に廃線となった信越本線の横川―軽井沢区間でウォーキングを楽しめる体験型観光コンテンツ。スタッフから渡される音声機器を片手に、ガイドの解説に耳を傾けながら廃線を歩くと、かつての情景が浮かび上がり、碓氷峠の歴史を感じるひと時を堪能できる。
 東日本最大の梅の生産地の一つである秋間梅林では、梅シロップ作りや梅の草木染めなどの体験プログラムを用意している。安中市内の磯部温泉は温泉マーク発祥の地として知られる。
 意見交換会で安中市観光機構の武井宏理事長は「地元資源の磨き上げを通し、観光の側面から持続可能な社会づくりに貢献していきたい」と抱負を述べた。

体験で作った梅シロップ

**********観光経済新聞2021年11月3日
安中市観光機構、台湾人誘客へモニターツアー

横川-軽井沢間を歩く廃線ウォーク
★廃線ウォークなど地域の魅力アピール★
 群馬県の安中市観光機構(安中市DMO、武井宏理事長)は16、17日の2日間、観光庁支援による「地域の観光資源の磨き上げを通じた域内連携促進にむけた実証事業」で、モニターツアーを行った。
 主にコロナ収束後の台湾人旅行客誘致を目的として実施。KOL(キーオピニオンリーダー)と呼ばれる在日台湾人インフルエンサー5人に加え、台湾系旅行会社のKKDAYジャパン、JTBなどから計13人が参加した。
 全体のコーディネートはインバウンド観光プラットフォーム事業のWAmazing(ワメイジング)社が行った。
 行程には、旧JR信越線の横川―軽井沢間を歩く「廃線ウォーク」や秋間梅園での「梅ジャム・梅シロップ作り体験」、磯部煎餅の製造販売4店舗を巡る食べ歩き体験「磯部煎餅サクサクウォーク」、磯部温泉の持つ塩分やミネラルを含んだ砂を使った砂風呂「ホワイト・ホット・ソルト・サンド・バス」体験などを盛り込んだ。20~30代の台湾個人旅行客を中心ターゲットに据えたコース設定にした。
**********

※参考情報2「潭子区」
**********Wikipedia
 潭子の旧称は「潭子●(土へんに乾)」であり、1920年に「潭子庄」と改称され現在の地名となった。元来は拍宰海族の活動地域であり「阿里史社」と称されていた。当時は住人もまばらであったが、清代の康熙年間末になると漢人による入植が開始された。
 雍正年間には岸裡社通事の張達京著により大規模開発に着手「六館業戸」が成立し、その兄弟張達朝、張達標を初め同郷人を数多く入植させた。
 清初、潭子郷は諸羅県猫霧●(木へんに朿)堡岸裡社に帰属していたが、雍正年間に彰化県が新設されると東、西堡に分割され、乾隆中期以降は●(木へんに朿)東上、下堡と改称されて猫霧●(木へんに朿)東上堡轄国に属した。
 1887年、福建台湾省が成立すると台中地区は台湾府附郭首県と改編され、潭子区は台湾県●(木へんに朿)東上堡に帰属することとなった。
 日本による台湾統治が開始されると台中県が設置され、その下に弁務署が設置された。潭子は台中県葫蘆墩弁務署●(木へんに朿)東上堡に帰属した。その後1902年に台中庁葫蘆墩支庁●(木へんに朿)東上堡に、1920年7月には台中州豊原郡潭子庄と改編された。
 台湾光復後は台中県豊原区潭子郷となり、1950年に台中県潭子郷に改められ、下部行政区域として潭秀、潭北、潭陽、瓦瑤、頭家、甘蔗、東宝、大富、大豊、栗林、嘉仁、新田、聚興の13村を設置した。
 1990年9月1日に「瓦瑤村」を「福仁村」と改称し、更に2002年2月7日、「頭家村」を分割し新たに「頭家東村」、「家興村」、「家福村」を設置した。
 2010年12月25日の台中県市合併、直轄市昇格に伴い潭子区と改称されて現在に至る。
 面積:25.8497km²
 総人口:106,613人(2016年1月)
 世帯数:35,473戸(2016年1月)
**********

※参考情報3「昨年2月5日開催の新年会」
**********台湾新聞2023年2月6日
群馬縣台灣總會時隔三年辦新年會 新春氣氛強強滾
群馬縣台灣總會舉辦新年會
【群馬/採訪報導】群馬縣台灣總會於2月5日,舉辦2023年新年會。受到疫情影響,群馬縣台灣總會這次是時隔三年,再度舉辦新年活動,僑胞們都熱情參與,也有很多群馬縣的日本政要、友人一起來共襄盛舉。駐日代表謝長廷、僑務組組長謝延淙、群馬伊勢崎市市長臂泰雄、前橋市長山本龍、沼田市長星野稔、東吾妻町長中澤恒喜、埼玉縣本庄市長吉田信解、日本中華聯合總會總會長朱恭亮也專程出席活動。此外,受到台灣總會邀請,來到群馬演出的尼布恩合唱團也開心地出席這次的聚會。
尼布恩合唱團獻唱
在新年會正式開始之前,尼布恩合唱團就在現場獻唱了優美的歌謠,進場的貴賓們聽的如癡如醉,結束後也報以熱烈的掌聲,謝謝他們今天一整天的精彩演出。演閉後,不少僑胞都去找尼布恩合唱團的成員們合照,讓會場在開始前就熱鬧滾滾。
群馬縣台灣總會會長頌彥真賢致詞
群馬縣台灣總會會長頌彥真賢在致詞時表示,今天的台日音樂交流活動,以及新年會,有賴於各位僑胞的熱情支持,以及友台的各位日本朋友幫忙,讓活動能夠順利舉辦。他說,希望透過這樣文化的交流活動,讓日本人能夠更加認識台灣。
謝代表致詞
駐日代表謝長廷致詞時,首先向尼布恩合唱團的團員們問好,恭喜他們今天演出非常成功,向日本人介紹了台灣優美的文化以及好歌喉。日本跟台灣長年一直保持友好的關係,這樣的羈絆甚至比有正式邦交的國家還堅固,希望在場的日本朋友如果有機會,一定要來台灣坐坐。
各位市長致詞
本庄市長吉田信解以出色的幽默感讓全場歡笑聲不斷
臂泰雄市長在致詞時說,首先恭喜這次在伊勢崎的文化交流活動順利成功,希望能推動台日交流。前橋市長山本龍、沼田市長星野稔、東吾妻町長中澤恒喜則是分享了本市與台灣有什麼淵源,表示台灣跟日本的關係非常良好,期望能在任內持續為台日關係做出貢獻。本庄市長吉田信解則是露了一手中文跟台語,表示自己曾經到師大學習中文,逗趣的發言跟活潑的態度惹得大家哈哈大笑,場面非常歡樂。
頌彥會長致贈紀念品給尼布恩合唱團代表
群馬縣台灣總會會長頌彥真賢也特別代表群馬縣台灣協會,向這次遠道而來的尼布恩合唱團致贈不倒翁當贈禮,稱讚他們的歌聲宛如天籟,希望未來還能再邀請他們來表演。現場也致以熱烈掌聲,為這些團員們送上祝福。
日本中華聯合總會總會長朱恭亮主持乾杯儀式
日本中華聯合總會總會長朱恭亮主持乾杯儀式時說,非常恭喜群馬縣台灣總會這次成功舉辦新年會,在各位僑胞前輩以及好朋友的幫忙下,兩國即使1972年斷交了,關係卻比之前還要更好,他祝福未來群馬縣台灣總會能夠持續推動雙邊交流,促進台日關係成長。
尼布恩合唱團的大家搶著與謝代表合照
新年會在熱鬧的乾杯儀式後正式開始,由於今天是元宵節,大家都彼此道賀佳節愉快,祈願所有人新年快樂,闔家平安,非常讓人感動。謝代表因為有事提前離席,在離開前主動跟尼布恩的大家說再見,每個人都搶著跟代表道別,並一起約好下次再見。
飯席中也有準備抽獎活動,提供了無數精美大獎讓參加者帶回家,讓現場有歡樂的氣氛。席間來賓們也互相關心近況,起身一起拍照,讓新年會在一個快樂的氣氛下,順利畫下句點。
**********




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