■新型コロナウイルス(COVID-19)に対する政府当局の対応次第で、感染者数がこれほどまでに歴然と差が付くとは思いませんでした。
筆者宅では、毎日台湾の家族とコミュニケーションをとっており、台湾側から見た日本のCOVID-19対応について、当初は、皆一様に「我が国がお手本としている医療保健先進国のはずの日本で、なぜこんなお粗末な対応をしているのか」と驚きの声があがっていましたが、今では同情の声がしきりとなっており、毎日首都圏通勤する筆者のために医者の義理の叔父が「台湾でもよく現場で使っている医療用マスクを緊急に送ってやるよ」とのありがたい申し出が昨晩ありました。どうやらN95と呼ばれる医療用マスクのようです。
台湾は中国による囲い込み政策で、WHOにも加盟させてもらえず、世界外交の孤児となっており、今回のCOVID-19の情報もWHOから提供されず、かつてSARS発生の頃の痛い教訓を糧に、自力で防疫体制を確立してきました。今回、その努力が現実にしっかりと実を結んでいるということができます。
今年の恒例の群馬県台湾総会の新年会は旧正月明けの2月8日に開催予定でしたが、COVID-19の為残念ながら中止になりました。この新年会には毎年、台湾の駐日大使館にあたる台北駐日経済文化代表処から代表の謝長廷氏本人若しくは代理人が必ず出席してきましたが、この謝長廷代表が大手紙の取材に答えた記事が3月5日に掲載されました。
**********毎日新聞2020年3月5日
ウイルスは国籍も人も選ばない 台湾が空白のWHOは不完全
↑謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表=同代表処提供↑
【3月20日追記】
はやくも台湾から届いた米国製のN95仕様の医療用マスク。↓
中国湖北省武漢から発生した新型コロナウイルスによる肺炎の流行は、2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)を想起させた。実際にはSARSよりも感染スピードが早く、今年に入ってからわずか1カ月半余りで既にSARSの感染者数も死者数も超え、日本でも犠牲者が出た。
ウイルスは国籍も人も選ばない。新型コロナウイルスの感染者はすでに台湾や日本を含む世界各国に広がった。感染地域との往来制限や、患者の一定期間の確実な隔離、ワクチン開発など、感染がこれ以上広がらないよう世界各国が協力していく必要がある。
以前、中国で発生したSARSが台湾に入って来たとき、「一つの中国原則」という政治的理由でWHO(世界保健機関)に未加盟の台湾は、WHOから防疫の最新情報が得られず、被害が拡大した手痛い経験がある。台湾はこの経験から、今回迅速に厳格な水際対策を実行することにより、国内での感染の広がりを抑えることに成功している。
台湾は09年から8年連続でWHO年次総会にオブザーバーとして参加していた。しかし、17年より再び参加できない状態が続いている。WHOは1月22日に開いた新型肺炎の対策を話し合うWHO緊急会合でも台湾を排除したが、その後、日本や米国、欧州各国などが台湾の参加を強く支持したことから、2月11日のWHOオンライン会合には台湾も参加し、新型肺炎の最新情報および対策について意見交換することができた。
今回、台湾のWHO会合への参加は、中国を通さず、台湾とWHOが直接やりとりして参加が決まったことに大きな意義がある。今後も、WHOの最新情報が滞りなく台湾に直接伝わる制度を確立することが重要である。
↑WHOなどの対応を巡り、国際社会からの台湾支持に「感謝する」と述べる蔡英文総統(右)=台湾総統府で1月30日、台北支局助手・陳瑞涓撮影↑
台湾のWHO参加に関して日本の安倍晋三首相は1月30日の国会答弁で「国際保健課題への対応では、地理的空白を生じさせるべきではない」「政治的な立場においてこの地域は排除するということを行っていては、その地域を含めた健康維持、感染の防止は難しい」との認識を示した。さらに「日華議員懇談会」も今月5日に台湾のWHOへのオブザーバー参加の働きかけを求める要望書を日本政府に提出した。日本各界の力強い支持に、改めて感謝の意を表したい。
感染症の防疫は、全世界の人々の命の安全に関わることであり、国際社会が一致団結して取り組まなければならない。(世界の都市や国に関するデータベースの)「Numbeo」が今月発表した医療ヘルスケア指数では台湾が2年連続でトップとなった。台湾の医療水準は高く、SARSを乗り越えた経験は、各国の防疫に役立てることができる。
WHOが世界のすべての人の健康のための機関であるならば、台湾が空白のWHOは不完全である。世界すべての人の健康のために、単なるスローガンではなく、いかに実践するかが大事である。台湾はWHOと協力し、その責務を果たしていきたい。
(謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表)
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■この取材記事から、台湾の置かれている外交上の立場と中共政府の理不尽な圧力、そしてそれに抗して自力で国際社会において存在感を維持すべく努力を重ねてきた台湾の経緯が良く理解できると思います。
そのひとつの結実が今回のCOVID-19によるグローバル経済社会への脅威に対する対策の成果です。
**********AFP2020年3月17日3:46
新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(17日午前2時時点)
↑新型コロナウイルスによる死者(赤)と感染者(灰色)が確認された国・地域(2020年3月17日午前2時現在)。(c)SIMON MALFATTO, STF, ROBIN BJALON / AFP↑
↑主要国で1日に確認された新型コロナウイルスの新規感染者数の推移を示した図。(c)JOHN SAEKI, LAURENCE CHU, JANIS LATVELS / AFP↑
↑新型コロナウイルスの1日当たりの新規感染者数の推移(上)と死者数の推移(下)を示した図。オレンジ色は中国本土、水色は中国本土を除く世界全体の数。(c)VALENTINE GRAVELEAU / AFP↑
【3月17日 AFP】各国当局の発表に基づきAFPがまとめた統計によると、日本時間17日午前2時現在での世界の新型コロナウイルス感染者数は145の国・地域で17万5530人に達し、うち7007人が亡くなった。
16日午前2時以降で新たに587人の死亡、1万1597人の感染が確認された。
この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、死者の集計方法や検査体制が国によって異なる事実を考慮している。
昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生した中国では、香港とマカオ(Macau)を除く本土の感染者は8万860人で、うち3213人が死亡、6万7490人が回復。15日以降で新たに16人の感染と14人の死亡が発表された。
中国以外では16日午前2時以降、死者が573人増えて3794人に、感染者は1万1581人増えて9万4676人となった。
中国以外で被害が大きな国は、イタリア(死亡2158人、感染2万7980人)、イラン(死亡853人、感染1万4991人)、スペイン(死亡309人、感染9191人)、フランス(死亡127人、感染5423人)。
16日午前2時以降、初の死者が出た国はポルトガル、バーレーン、ハンガリー、グアテマラ、ルクセンブルク。初の感染者が確認された国はトリニダード・トバゴ、リベリア、タンザニア。
17日午前2時時点の地域別感染者数はアジアが9万2260人(死者3337人)、欧州が6万1073人(死者2711人)、中東が1万6530人(死者869人)、米国・カナダが4126人(死者70人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が815人(死者7人)、アフリカが374人(死者8人)、オセアニアが358人(死者5人)となっている。(c)AFP
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■こうした中、台湾での感染者数は3月15日正午時点で53名、死亡者は1名となっている。
※参考URL:厚生省HP「新型コロナウイルス感染症の現在の状況について(3月15日12時時点版)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10204.html
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3.国外の発生状況
・海外の国・地域の政府公式発表に基づくと3月15日12:00現在、日本国外で新型コロナウイルス関連の肺炎と診断されている症例及び死亡例の数は以下のとおり。
国・地域 感染者 死亡者
中国 80,844 3,199
香港 141 4
マカオ 10 0
日本 780 22
韓国 8,162 75
台湾 53 1
シンガポール 212 0
ネパール 1 0
タイ 82 1
ベトナム 53 0
マレーシア 238 0
豪州 197 3
米国 2,951 57
カナダ 244 1
フランス 4,499 91
ドイツ 3,795 8
カンボジア 9 0
スリランカ 10 0
アラブ首長国連邦 86 0
フィンランド 155 0
フィリピン 111 8
インド 84 2
イタリア 17,750 1,441
英国 1,140 21
ロシア 59 0
スウェーデン 924 1
スペイン 6,391 196
ベルギー 689 3
エジプト 110 2
イラン 12,729 611
イスラエル 164 0
レバノン 93 4
クウェート 100 0
バーレーン 210 0
オマーン 19 0
アフガニスタン 11 0
イラク 110 10
アルジェリア 37 3
オーストリア 655 1
スイス 1,185 11
クロアチア 38 0
ブラジル 151 0
ジョージア 30 0
パキスタン 31 0
北マケドニア 14 0
ギリシア 228 3
ノルウェー 907 1
ルーマニア 123 0
デンマーク 836 0
エストニア 115 0
オランダ 959 12
サンマリノ 80 5
リトアニア 8 0
ナイジェリア 2 0
アイスランド 154 0
アゼルバイジャン 15 1
ベラルーシ 27 0
ニュージーランド 6 0
メキシコ 26 0
カタール 337 0
ルクセンブルク 51 1
モナコ 2 0
エクアドル 28 1
アイルランド 91 1
チェコ 189 0
アルメニア 18 0
ドミニカ共和国 11 0
インドネシア 96 4
アンドラ 2 0
ポルトガル 169 0
ラトビア 26 0
セネガル 10 0
サウジアラビア 103 0
ヨルダン 1 0
アルゼンチン 34 2
チリ 61 0
ウクライナ 3 1
モロッコ 17 1
チュニジア 18 0
ハンガリー 30 0
リヒテンシュタイン 4 0
ポーランド 68 2
スロベニア 181 1
パレスチナ 35 0
ボスニア・ヘルツェゴビナ18 0
南アフリカ 38 0
ジブラルタル(英領) 1 0
ブータン 1 0
カメルーン 2 0
トーゴ 1 0
セルビア 46 0
スロバキア 44 0
バチカン 1 0
コロンビア 22 0
ペルー 38 0
コスタリカ 26 0
マルタ 18 0
パラグアイ 6 0
バングラデシュ 3 0
モルドバ 12 0
ブルガリア 41 2
モルディブ 10 0
ブルネイ 40 0
キプロス 26 0
アルバニア 38 1
ブルキナファソ 2 0
チャンネル諸島(英王室属領)1 0
モンゴル 1 -
パナマ 36 1
ボリビア 10 0
ホンジュラス 2 0
コンゴ民主共和国 2 0
ジャマイカ 8 0
トルコ 5 0
コートジボワール 1 0
ガイアナ 6 1
ガーンジー(英領) 1 0
ジャージー(英領) 2 0
ケイマン諸島(英領) 1 0
キューバ 4 0
トリニダード・トバゴ 2 0
スーダン 1 1
ギニア 1 0
エチオピア 1 0
ケニア 1 0
グアテマラ 1 0
ベネズエラ 2 0
ガボン 1 0
ガーナ 3 0
アンティグア・バーブーダ 1 0
カザフスタン 6 0
ウルグアイ 4 0
アルバ 2 0
ナミビア 2 0
セーシェル 2 0
セントルシア 1 0
ルワンダ 1 0
エスワティニ 1 0
キュラソー 1 0
スリナム 1 0
モーリタニア 1 0
その他 697 7
計 151,675 5,825
【資料出所】WHO:Coronavirus disease(COVID-2019) situation reports、各国政府プレスリリース、ジョンズ・ ホプキンス大学 新型コロナウイルス感染症の拡散状況マップ等
※ 中国:2/13より診断基準変更(湖北省においては、臨床診断病例が追加)
**********
■一方、約1か月前の2月12日の時点では、日本の感染者数は28名で、台湾では18名でした。約1か月後の現在の状況は、台湾では完全に封じ込めできている(Under the control)のに対して、我が国は780名となっておりNo Controlと言っても過言ではない状況を呈しています。
↑総理!福島も新型コロナもNo Controlじゃないの?!↑
○新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年2月12日版)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09450.html
**********
1.国外の発生状況について
・海外の国・地域の政府公式発表に基づくと、2月12日11:00現在、日本国外で新型コロナウイルス関連の肺炎と診断されている症例及び死亡例の数は以下のとおり。
国・地域/感染者数/死亡者数
中国 44,653名 1,113名
香港 49名 1名
マカオ 10名 0名
台湾 18名 0名
タイ 33名 0名
韓国 28名 0名
米国 13名 0名
ベトナム 15名 0名
シンガポール 47名 0名
フランス 11名 0名
オーストラリア 15名 0名
マレーシア 18名 0名
ネパール 1名 0名
カナダ 7名 0名
カンボジア 1名 0名
スリランカ 1名 0名
ドイツ 16名 0名
アラブ首長国連邦 8名 0名
フィンランド 1名 0名
イタリア 3名 0名
インド 3名 0名
フィリピン 3名 1名
英国 8名 0名
ロシア 2名 0名
スウェーデン 1名 0名
スペイン 2名 0名
ベルギー 1名 0名
2.国内の発生状況について
国内事例 16名(※1) 0名
チャーター便 12名 0名
合計 28名 0名
※1 うち日本国籍1人
※チャーター便帰国者事例の764人については、付添1名を含む。
このほか、新たに1例の国内事例(チャーター便帰国者を除く)あり(検疫官)。
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■当会では今後も台湾から見た医療保健先進国の我が国の状況や、台湾のCOVID-19への対応状況を逐次報告してまいります。
【群馬県台湾総会の理事からの報告】
※参考情報「台湾の新型コロナ対策関連記事」
**********毎日新聞2020年3月17日
【麗しの島から】新型コロナ 用意周到だった台湾の学校再開
↑校門で子供たちの体温を測定する教師や保護者ら=台北市中山区の長安小で2020年3月11日、福岡静哉撮影↑
世界各地で新型コロナウイルスの感染拡大に伴い学校の休校が相次いでいる。3月16日夕時点で感染確認を67人に抑え込んでいる台湾では、小中高校で通常と同様の授業を続けることができている。台湾政府は、早い段階で中国からの人の流れを止めて感染拡大を防ぐと同時に、授業再開の準備を着々と進めていた。
★徹底した防疫教育と、オンライン授業の準備を並行★
「36・5度、平熱ですね」
「忘れずに手を消毒しましょう」
3月11日早朝、台北市中山区の長安小学校(児童数約500人)を訪ねると、校門で教師らが児童たちのおでこに体温計を当てていた。続いて児童たちは校門を入ったところにある消毒場所で手を念入りに消毒する。体温測定は教師だけでは足りないので、保護者が交代で協力する体制だ。
↑校門のそばには手を消毒する場所が設けられ、教職員が指導に当たっている=台北市中山区の長安小で2020年3月11日、福岡静哉撮影↑
校門の柱にはこんな掲示がされていた。「保護者は校内に入らないで」「訪問客はマスクをつけて体温を測定した後、手を消毒しない限り立ち入りできません」
「記者さんもお願いします」。保護者に促されて私も体温測定と消毒を済ませ、校内に進んだ。廊下に設置されたテレビには、日本でも幼児教育教材でおなじみのキャラクターが手洗いの方法を教える映像が流れていた。この映像は一日中、再生されているという。
長安小の登校ルールは、台湾政府が策定した学校での防疫に関する基準に基づいている。自宅での検温で38度以上の発熱があれば登校はできない。登校後、校門での体温測定で37・5度以上の発熱があれば、校内に用意した休憩室で待機。保護者に連絡し、病院に行くよう促す。休憩室は教室から離れた場所にあり、5人分の座席を用意してある。各座席の間は十分な間隔が空けられている。
各教室には「防疫検査表」と記した紙が張り出されている。始業前の換気と、机や学用品などの消毒▽始業前と昼食前の手洗い▽発熱やせきの有無など健康状態の確認▽食器共用の禁止▽ドアノブや水道の蛇口などをこまめに消毒――といった項目を守れているかどうかを確認し、毎日、チェックマークをつける。また児童たちは登校前と夜の体温を記録し、連絡帳に挟んで担任に毎日、提出する。長安小の厳淑珠校長は「児童たちはきちんと規則を守っています。防疫や衛生の習慣を身につけるいい機会にもなっており、子供たちの今後の人生にも有益でしょう」と指摘する。
台湾政府は2月20日、1クラスで1人が新型コロナウイルスに感染したと確認されたら学級閉鎖▽1校に2人以上の感染が14日以内に確認されたら休校――とのルールを発表した。3月15日に北部の高校でギリシャ旅行から帰った男子生徒の感染が確認され、初の学級閉鎖の例となったが、休校は報告されていない。厳校長は「万が一、学級閉鎖や休校となっても対応できるよう、オンライン授業をできる準備もしました」と話す。
↑授業の合間に手洗いをする子供たち=台北市中山区の長安小で2020年3月11日、福岡静哉撮影↑
★防疫と「教育を受ける権利」の両立を図る★
台湾の学校は2学期制だ。1学期は9月~旧正月前まで。冬休みを挟んで、2学期は旧正月明けから6月末まであり、2カ月にわたる長い夏休みに入る。中国で新型コロナウイルスの感染が拡大した時期、学校は冬休み中で、2月11日に2学期が始まる予定だった。台湾政府は衛生、教育の部局が緊密に連携して対応を協議。2月2日、「学校の防疫体制を整えるために時間が必要」と始業を2月25日に遅らせると発表した。2週間の間に政府はマスク、消毒液、体温計など必要な備品を各学校に配布。また学校では防疫チームを結成し、教職員への防疫指導などを行い、授業再開に備えた。
長安小では、旧正月明けの仕事始めに当たる1月30日から防疫の準備を始めた。防疫を統括する頼美雪・学務主任は「政府が早めに決定したおかげで、教職員や各家庭に防疫の方法や再開後の注意点などを伝える時間が確保できました」と言う。
また、中国大陸に帰省した子供たちの防疫にも「2週間」は効果的だったという。台湾では祖父母や両親のいずれかが中国大陸出身の子供が多い。このため1月下旬の旧正月休みに里帰りし、始業前に戻る児童が一定の割合でいる。頼主任によると、政府は学校を通じてこうした家庭に対し、なるべく授業再開の2週間前までに台湾に戻るよう求めたという。頼主任は「児童が潜伏期間の2週間を経て始業することで、リスクを十分に抑えることができた。とても賢明な対応だ」と話す。
さらに2月25日の始業前までに、IT担当職員が全生徒の海外滞在履歴や健康状態などをデータ化して全教職員で共有するシステムを整備。その後も毎日、担任を通じて情報を更新し、全児童の健康状態を完璧に把握できるよう努めている。
新型コロナウイルスのため世界各地で休校が相次ぎ、国連教育科学文化機関(ユネスコ)によると、3月10日時点で世界18カ国・地域の計約3億6300万人の子供が学校に通えない事態となっている。ユネスコは「教育を受ける権利が損なわれる恐れがある」と警鐘を鳴らす。台湾政府は、7月初旬から始まる夏休みの開始時期を7月中旬に遅らせて2週間の授業の遅れを取り戻し、防疫と教育権の保障を両立させる方針だ。
日本では、政府による唐突な休校要請に伴い、小さな子供がいる共働き家庭や一人親家庭の対応を巡り混乱に陥った。台湾政府は伝染病予防法に基づき、子供がいる親のうち1人が2週間にわたり休暇をとれる制度を導入した。企業が親の要請を断ったり欠勤扱いにしたりすれば罰金刑を科される厳格な制度だ。とはいえ企業側にしてみれば、小さな子供がいる社員が一斉に休むと、業務が立ちゆかなくなる懸念がある。
↑授業を受ける長安小の子供たち。台湾政府は防疫を徹底すると同時に、子供が教育を受ける権利を保障することも重視している=台北市中山区の長安小で2020年3月11日、福岡静哉撮影↑
台湾では2週間にわたり始業が遅れたが、目立った混乱は報じられていない。問題は起きなかったのだろうか。この点を長安小保護者会の劉敬文会長(42)に聞いた。劉会長は「台湾は共働き家庭が多いのでもともと『安親班』がとても多く、核家族で共働きだという家庭の多くは安親班で対応しています」と解説する。「班」は「学級」のことで、安親班は「親が安心できる学級」という意味に近い。学習塾と託児機能を兼ね備えた施設だ。政府が2日2日に始業を遅らせると発表した後、各地の安親班では防疫対策をして子供たちを受け入れた。一部ではスタッフを増員するなどして需要増に対応した。劉会長は「2週間の始業延期について保護者から苦情はありません」と話す。
★SARSの教訓を生かした先手の対応★
台湾の小学校には、日本の学校の保健室と同様の部屋があり、看護師資格を持つ職員が常駐している。長安小の学校看護師、陳美玉さんが痛感するのは、重症急性呼吸器症候群(SARS)が起きた時と比べて、政府の対応がとても信頼できるということだ。2002~03年にSARSが大流行した際、台湾でも37人が犠牲となった。
当時から長安小で学校看護師として働いている陳さんはこう振り返る。「SARSの時、政府は防疫の経験が浅かったため、走りながら対策を考え、学校現場への指示を出していた。私たち現場もどうすればいいか分からず戸惑った。しかし今回は、政府が先手先手で次々と明確な方針を打ち出し、私たちはそれに基づいて学校での防疫を実行できている。今回の政府の対応はとても周到で素晴らしく、私たち教職員は安心して防疫対策ができる」
またSARSの経験を経て、保護者を含む市民にも防疫意識が根付いたという。陳さんは「SARSの前は、市民の間にマスクをする習慣があまりありませんでした。以前は周囲をはばからずに、せきやくしゃみをする人も多くいましたが、今はかなり改善されています。社会全体の防疫意識がとても高まったと感じます」と話した。
↑左から台湾の長安小学校の頼美雪・学務主任、厳淑珠校長、学校看護師の陳美玉さん。マスクをつけて児童の指導に当たっている=台北市中山区の同小で2020年3月11日、福岡静哉撮影↑
世界保健機関(WHO)は11日、新型コロナウイルスの感染拡大について「パンデミック(世界的な大流行)」の状態だと表明した。今後もさらに感染が拡大する恐れがある。学校現場にも大きな負担がかかるだろう。台湾の取り組みから学べる教訓は多い。
(福岡静哉・台北特派員)
**********朝日新聞デジタル200年3月10日21:26
台湾のマスク配給進化 アプリで販売、コンビニ受け取り
↑マスクのネット販売の仕組みを紹介する台湾当局の資料↑
新型コロナウイルスの感染拡大に対応し、マスクの配給制度を導入している台湾の新型肺炎対策本部は10日、新たにマスクのインターネット販売制度を始めると発表した。クレジットカードなどで決済し、市民は近くのコンビニでマスクを受け取ることができる。
12日から加わる新制度では、当局が用意するサイトやスマートフォンのアプリに健康保険カードの番号などを入力して購入を申し込む。生産量に限りがあるため、1人が1週間に買えるマスクは3枚(15台湾ドル=54円)。送料は別に7台湾ドルかかる。
台湾では2月から、約6千店ある指定薬局でマスクを限定販売してきたが、昼間に購入に行けない人もおり、不満が出ていた。
台湾では、当局が管理する健康保険カードの番号と出入境記録を結びつけ、病院に行くと、感染が広がった中国や日本、韓国などから入境してきたかどうかわかる仕組みも導入されている。(台北=西本秀)
**********朝日新聞2020年3月6日07:00
こんなに違う台湾コロナ対策 IT駆使、マスクも買える
↑拡大する買い占めや値段のつり上げを防ぐため、台湾では2月、指定薬局で健康保険カードを示してマスクを購入する仕組みが導入された=2020年2月26日、台北、西本秀撮影↑
新型コロナウイルスに対する防疫の取り組みが評価され、台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統の支持率が急上昇している。日本各地で感染が広がり、対応に追われる政府への不満が高まる日本とは対照的だ。その秘密は何なのか。
2月下旬に公表された現地の世論調査によると、蔡氏の支持率は68・5%で、1月の調査よりも11・8ポイントも上昇した。さらに防疫対策については、75・3%が「80点以上」と評価している。
↑拡大する台湾で新型コロナウイルス感染者が確認された翌日の1月22日、台北にある総統府で記者会見を開く蔡英文総統(右)と陳建仁副総統。陳氏は公衆衛生の専門家でもある(総統府提供)↑
ただ、日本側ではあまり知られていないが、実は台湾でも感染者の数は増えている。
3月2日現在で計41人。うち26人は、中国や日本など海外で感染して台湾に入境した人や、その家族・関係者だ。中国帰りの台湾人商人を乗せたタクシー運転手が感染して1人が亡くなっている。残る15人は、感染源が台湾の中とみられている。
計41人という数が多いのか、少ないのか、判断は分かれるだろう。台湾の人口は約2300万人で、日本の人口はその5倍以上だ。41人を5倍すれば計算上は200人を超し、感染者がそれなりにいることが分かる。米国の疾病対策センター(CDC)は、台湾でも市中感染が生じていると認定している。
日本では、台湾が実施した中国に対する入境禁止やクルーズ船の寄港禁止など水際対策が注目されている。だが、こうした対策は、感染拡大を防ぐという意味において決して万能ではない。
むしろ、感染がじわりと広がる中でも、蔡政権が人々の信頼を勝ち得ている理由こそ、日本にとって参考になるだろう。後段で詳しく触れるが、支持される理由は、本当の意味での「先手」であり、政治の「説明責任」だ。
台湾の人々はパニックに陥ることなく、これから拡大するかもしれないリスクに備えている。
**********紐約時報中文網(New York Timed Chinese Net)2020年2月6日
https://cn.nytimes.com/opinion/20200206/taiwan-coronavirus-sars-china/zh-hant/
台灣肺炎防疫困境與中國未從SARS中學到的教訓
台湾肺炎のpre状とSARSから学んだ中国の教訓
↑1月,台北的一個捷運站。截至目前,台灣已確診了超過10名新型冠狀病毒的病例。これまでに、台湾は10を超える新しいコロナウイルスの症例を確認しています。 SAM YEH/AGENCE FRANCE-PRESSE — GETTY IMAGES↑
近日,兩岸因新型冠狀病毒疫情產生一系列摩擦,使得公衛防疫又蒙上了政治考量的陰影。
最近、新しいコロナウイルスの流行によって引き起こされた台湾海峡の両側の一連の摩擦により、政治的考慮によって公衆衛生に影が落とされました。
本週一,中國終於允許台灣包機撤離上百名滯留武漢的民眾。台灣花了一週的時間獲得中方的批准,期間,一名台商確診新型冠狀病毒,被留置在武漢的醫院中接受治療。在日、美、澳及各國紛紛以專機撤僑時,台灣海基會申請包機自武漢撤回台灣人,但在第一時間並未被允許,因為這與中國認定的兩岸「一中」原則不符。
月曜日、中国はついに台湾のチャーター便が武漢に立ち往生している何百人もの人々を避難させることを許可しました。台湾の中国人の承認を得るまでに1週間かかりましたが、その間に台湾のビジネスマンが新しいコロナウイルスと診断され、武漢の病院で治療のために拘束されました。日本、米国、オーストラリア、その他の国が特別な飛行機で海外に避難したとき、台湾海峡基金は武漢から台湾人を撤退させるチャーター便を申請しましたが、中国が認めた「中国一」の原則と矛盾していたため、最初は許可されませんでした。
同樣地,與世界上其他國家相比,台灣在武漢肺炎防疫上具有更大挑戰,因為多年來台灣因中國政府阻礙而無法加入世衛組織(WHO),並常被排除在許多防疫專家會議之外,包括此次武漢的疫情專家會議。台灣政府自認為對全球新型疫情的資訊掌握明顯不足。週三,中國國台辦發布聲明稱,陸方在防疫工作中與台灣保持溝通,一直即時通報信息。對此,台灣陸委會於同日駁斥陸方說法與事實不符,並批評中共對台灣參與世衛組織的干預。
同様に、世界の他の国々と比較して、台湾は武漢の肺炎予防において大きな課題を抱えています。これは、台湾は長年中国政府の障害のために世界保健機関(WHO)に参加できず、さらに、武漢の発生専門家会議を含む多くの防疫専門家会議から除外されていることが多いためです。台湾政府は、新しい世界的な流行状況に関する情報が明らかに不足していると考えています。水曜日に、中国国務院は、「本土側が流行予防作業において台湾とのコミュニケーションを維持しており、情報を直ちに報告している」という声明を発表しました。これに応じて、台湾の大陸委員会(中華民国行政院に属する中国大陸に関する業務全般を担当する機関)は、同日「本土側の主張は事実と矛盾している」と声明を出し、台湾のWHOへの参加に対する中国共産党の介入を批判しました。
與此同時,台灣政府暫時禁止了口罩的出口,這項舉措也引發一些大陸人的反彈,並促使一些台灣藝人抨擊這項政策是不人道的,反過來,他們也在社群媒體上被批評過於「親中」。
同時に、台湾政府はマスクの輸出を一時的に禁止しました。この措置は一部の本土の人々の反発を引き起こし、「この政策を非人道的だと批判するように」と、台湾のアーティストを促しました。すると、彼らはソーシャルメディアであまり「親中国」であると批判されてきました。
這一系列事態發展讓我們不禁要問:自SARS以來,中國在妥善應對像是新型冠狀病毒這樣的大規模疫情時真正學到了多少?而台灣政府以及兩岸在攜手抗擊疫情上又是如何?作為SARS期間台灣的疾病管制局局長,我親身體驗到了這場危機如何被扭曲地處理,以及政治與外交博弈對於防疫工作造成的阻礙。在那之後,即使一些事情有所改善,但遺憾的是,還有更多的方面仍未見進展。這由今次肺炎疫情可以看出。
この一連の事態の進展により、SARSが新しいコロナウイルスのような大規模な流行に適切に対応して以来、中国は実際にどのくらい学んだかを尋ねることになります。台湾政府と台湾海峡の両サイドは、流行との戦いにおいてどうですか?SARS期間中に台湾疾病管理局の局長として、私はこの危機がいかに歪曲され、政治的および外交的ゲームが流行予防の取り組みを妨げているかを個人的に経験しました。その後、物事が改善されたとしても、残念ながら、まだまだ先があります。これは、現在の肺炎の流行から見ることができます。
台灣在2003年SARS時受到重創。2002年11月,SARS在中國廣東佛山首發,2003年3月底在香港暴發,雖然當時香港大學及美國疾管署已證實SARS由變種冠狀病毒引起,但世衛組織直到當年4月中旬仍維持SARS確定病例須有到中國及香港疫區旅遊的經歷。當時,台灣和平醫院的第一例本土案例是被來台的香港病人傳染的一位婦女,但是因這位婦女無疫區旅遊史,依世衛當時公布的SARS定義,她未被列為SARS病例,也因此未受隔離。後來,這位婦女的病例導致了台北和平醫院的嚴重疫情及封院,引起醫護人員及病人恐慌,病人在一夕間紛紛逃離。當時我還在任台灣疾管局昆陽實驗室的首席科學家,並已由實驗室確認該婦女的SARS冠狀病毒診斷,但台灣的有關部門仍認為應依世衛的SARS定義處理,這件事至今仍讓我耿耿於懷。
台湾は2003年のSARSで大きな打撃を受けました。SARSは2002年11月に中国広東省Fo山で最初に打ち上げられ、2003年3月末に香港で流行しました。ケースの決定には、中国と香港の影響を受けた地域への旅行経験が必要です。当時、台湾平和病院の最初の現地症例は、台湾に来た香港の患者に感染した女性でしたが、女性は流行地域での旅行歴がないため、当時WHOが発表したSARSの定義によるとSARSとしてリストされていませんでした。したがって、ケースは分離されませんでした。その後、女性の場合は、につながった段階厳しい病院の流行と北太平洋の病院にシール患者間の原因パニックに、医療スタッフと患者を一晩逃れてきました。当時、私はまだ台湾疾病管理の昆陽研究室の主任研究員であり、研究室は女性のSARSコロナウイルスの診断を確認しましたが、台湾の関係当局はまだWHOのSARSの定義に従って扱うべきだと考えています。気分が悪くなる。
↑2003年SARS期間,記者在北京的一間醫院通過窗戶看著隔離病房中的病人。2003年のSARSの間に、記者は北京の病院の窓から隔離病棟の患者を見ました。AGENCE FRANCE-PRESSE↑
另外,台灣的防疫專家因未能參與世衛組織的會議,4月中當世衛進行SARS定義修正時,未能即時掌握資訊而鑄下了大錯。當年4月20日前,台灣政府在報告本地SARS病例上躊躇不前,以便在防控SARS上保持良好的記錄,並試圖以此參加5月份的世界衛生大會。在這段期間,政治摻入了台灣對SARS的防治。直到4月22日的和平醫院暴發大規模感染後,台灣政府才開始保持開放透明的態度。
また、台湾の防疫専門家はWHO会議に参加できなかったため大きな間違いを犯し、4月中旬にWHOがSARSの定義を修正したとき、リアルタイムで情報を把握できませんでした。その年の4月20日まで、台湾政府はSARSの予防と管理の良い記録を維持するために、地元のSARSの症例を報告することをためらい、5月の世界保健総会への参加を試みました。この期間中、政治は台湾のSARSの管理を取り入れました。台湾政府がオープンで透明な態度を維持し始めたのは、4月22日の平和病院での大規模な感染症でした。
世衛一直到當年4月底和平醫院及高雄長庚醫院疫情發生後,才派專家到台灣了解疫情,台灣也才獲得許可加入世衛的SARS專家視訊會議。2003年5月中,台灣由世衛專家會議得知病患發燒後兩天SARS才會人傳人的重要資訊,防疫體系終於依此資訊進行發燒病人的隔離政策,進而成功控制了SARS。
WHOは、その年の4月末に平和病院と高雄昌宮病院が勃発するまで、流行を理解するために専門家を台湾に派遣しませんでした。台湾はWHOのSARS専門家ビデオ会議に参加することしかできませんでした。2003年5月中旬、WHO専門家会議は、SARSに関する重要な情報が患者の発熱の2日後に人々に伝えられることを知り、流行予防システムは最終的にこの情報を使用して発熱とSARSの管理に成功しました。
2003年7月SARS後,台灣政府撥出專款進行防疫體系的強化、防疫醫師制度的建立及對新型疫情的應變準備,包括啟動國安疫苗自製、抗病毒藥物及口罩等防疫物資的儲備等。武漢肺炎疫情蔓延之際,台灣與世界上20多個國家一樣,已有自武漢輸入的病例及群聚感染,但截至2月6日,尚未有繼發的社區感染。防疫單位及政府部門除了要處理口罩需求之過度反應,及台商回台與陸生來台就學的隔離及防疫之外,尚能依疫情演變而有條不紊地進行防疫,以阻絕疫情於境外。自SARS後,台灣強化的防疫能量能否應付武漢肺炎疫情未來的發展,仍待審慎觀察。
2003年7月のSARS後、台湾政府は、特別な資金を割り当てて、防疫システムを強化し、防疫医師のシステムを確立し、国家安全保障ワクチン、抗ウイルス薬、マスクおよび他の抗疫薬の準備の開始を含む新しい流行の準備をしました。武漢での肺炎の流行に伴い、台湾は世界の20か国以上と同様に武漢から症例と集団感染を輸入しましたが、2月6日の時点で二次的なコミュニティ感染はありませんでした。伝染病予防ユニットと政府部門は、マスク需要の過剰反応、およびLu盛からの伝染病の研究と予防のために台湾に戻る台湾のビジネスマンの隔離と予防に対処する必要があり、伝染病の状況が海外にないように、伝染病の状況に応じて体系的な伝染病予防を実行することもできます。SARSの後、台湾の強化された伝染病予防エネルギーが武漢肺炎の伝染病の将来の発展に対処できるかどうかは、注意深く観察する必要があります。
由於台灣在2003年5月底成功的抗煞經驗,世衛派來的專家凱西·羅斯(Cathy Roth)才邀請台灣參加當年世衛在吉隆坡舉行的SARS大會,並在大會會場宣布取消台灣的旅遊警示區。可是隨後的事態進展顯示,世衛對台灣施予的正面支持其實是把台灣當棋子,以逼迫中國政府接受世衛專家赴北京視察SARS疫情。當中國在6月初答應了世衛的要求後,世衛立即回應中國,在6月中旬取消中國的旅遊警示區及疫區雙重警示。依世衛規範,SARS疫區須在旅遊警示區解除後一個月,且疫情完全控制後才可解除,兩個警示同時解除不符合當時世衛的規範。世衛受到政治影響如此之深相當令人遺憾。
2003年5月末の台湾のアンチシェーキングの成功により、WHOの専門家であるキャシーロスは、クアラルンプールで開催されたWHOが開催したSARS会議に台湾を招待し、会議会場での台湾観光の中止を発表しました。警告エリア。しかし、その後の進展は、WHOが台湾に与えた積極的な支援が実際に台湾をポーンとして使用し、中国政府がWHOの専門家を受け入れて北京でのSARS流行を検査することを強制していることを示しています。6月初旬に中国がWHOの要求に同意したとき、WHOはすぐに中国に対応し、6月中旬に中国の観光警告地域と流行地域の二重警告をキャンセルしました。WHOの規則によると、SARSの流行地域は、観光警告エリアが解除されてから1か月後に削除されなければならず、流行状況は完全に制御されます。WHOが政治に深く影響を受けていることは非常に残念です。
即使2007年通過的國際衛生條例明白地規範世界各國及地區應享有參與世衛專家會議及資訊的權利,但台灣在過去幾年仍必須在中國政府的允許下才能參與許多專家會議,及以觀察員身分參加5月的世界衛生大會(World Health Assembly)。此次武漢疫情世衛召開了三次緊急專家會議,台灣雖已有武漢肺炎輸入病例,但仍未能參加,這是台灣在政治夾縫中的防疫困境。
2007年に承認された国際保健規則では、世界中の国や地域がWHOの専門家会議や情報に参加する権利を享受することを明確に規定していましたが、台湾は過去数年間、中国政府の許可を得て多くの専門家会議やオブザーバーに参加する必要があります。 5月の世界保健総会に参加します。武漢の流行状況WHOは3つの緊急専門家会議を開催しましたが、台湾は武漢肺炎の症例を輸入しましたが、参加することができず、これは台湾の政治的ギャップの苦境です。
此次武漢肺炎疫情中,中國仍受限於盤根錯節的官僚防疫體制,而在疫情資訊上延遲通報或隱瞞。疫情之所以擴大到目前難以收拾的地步,其主要原因是官僚體系未從SARS學到經驗及教訓,從而忽略了防疫目前可能發生的三個重要面向。其一,新型病毒疫情具有諸多不確定性及不可預測性。其次,對冬天流感季節大量流感發燒病人可能會混淆疫情,且造成醫療體系的不堪負荷,進而導致社會及民眾的恐慌。第三個面向是,面臨春運期的大量人口移動,尤其在封城後造成民眾恐慌,加上醫療及民生物資缺乏,民眾在封城前後立即大量逃離武漢,這重演了2003年SARS時期和平醫院封院的氛圍,而疫情也會隨著人口移動傳播開來。
武漢肺炎の流行では、中国は依然として、流行情報の通知または隠蔽が絡み合って遅れている官僚的流行防止システムに制約されています。流行が一掃するのが難しい点まで拡大した主な理由は、官僚制度がSARSから経験と教訓を学んでいないため、流行防止の3つの重要な側面を無視しているためです。まず、新しいウイルスの流行には多くの不確実性と予測不可能性があります。第二に、冬のインフルエンザの季節にインフルエンザ熱を患う多数の患者は、流行状況を混乱させ、医療システムに圧倒的な負荷をかける可能性があり、それは社会や大衆のパニックにつながります。3番目の側面は、春祭り期間中に多くの人口の動きに直面し、特に都市が閉鎖され、パニックや医療および生活資源の不足が生じた後、人々は閉鎖の直前と直後に多くの武漢から逃げました。閉鎖された病院の雰囲気と流行は、人口が移動するにつれて広がります。
從全球防疫的角度切入,封城、封省在中國境外疫情可能會有正向的效應,尤其是在世衛宣布武漢肺炎是全球公衛緊急事件之後。但在中國境內,武漢封城卻引起了數百萬居民逃離武漢,導致全國在短期內未準備好應變措施,中國其他省份同樣受到衝擊而淪陷。目前浙江及廣東都已出現數百個確診病例,甚至已演變成社區感染,使武漢肺炎疫情火上加油,在中國散布開來。封城之舉曾在中國早期東北鼠疫的防疫上奏效,但病毒防疫與鼠疫防疫有本質上的不同。此外,考量到在現代人權的保障上,封城是否仍然適用,後續效應可以再評估。但以2003年SARS時期,台北市和平醫院封院事件引起的病人逃離,繼而導致疫情散布到鄰近數個醫院,並間接引起高雄長庚醫院的大疫情的事件為例,封院、封城所引起的醫護人員及社會恐慌直如人間煉獄。顯然用封城或封院來防疫,必須有更細緻的配套措施,才會收穫正面的效果。
世界的な疫病予防の観点から、特にWHOが武漢肺炎が世界的な公衆衛生上の緊急事態であると発表した後、中国以外の閉鎖された都市および県の流行状況はプラスの影響を与える可能性があります。しかし、中国国内では、武漢の閉鎖により何百万人もの住民が武漢から逃げ出し、その結果、短期的な緊急事態対策の準備ができなくなり、他の中国の省も影響を受けて倒れました。確認された何百もの症例がZ江と広東で出現し、それらはコミュニティ感染にまで発展し、武漢での肺炎の発生を加速し、中国でそれを広めました。都市の閉鎖は、初期の中国東北部のペストの予防に効果的でしたが、ウイルスの予防とペストの予防は根本的に異なっています。さらに、現代の人権の保護を考慮し、都市の閉鎖がまだ適用されるかどうかにかかわらず、フォローアップ効果を再評価できます。しかし、2003年のSARS期間には、台北平和病院の閉鎖から逃れた患者が逃げたため、近隣のいくつかの病院に流行が広がり、例として高雄昌宮病院の流行を間接的に引き起こした。医療スタッフと社会的パニックは、地球上の煉獄のようなものです。明らかに、流行の防止のために閉鎖された都市または閉鎖された中庭を使用するには、肯定的な結果を達成するために、より詳細な支援措置が必要です。
↑1月,穿著防護服的工作人員在武漢一個已經封閉的海鮮市場。1月、防護服を着た労働者は武漢の閉鎖されたシーフード市場にいました。 DARLEY SHEN/REUTERS↑
前面提到的三個因素在同一時間發生可能造成的衝擊,是台灣2003年秋冬SARS過後,防疫單位開始思考隔年冬天流感期時如果SARS復發,加上2004年3月台灣舉行總統選舉,三箭齊發之際要如何防疫的挑戰。當年台灣最怕的防疫,想不到此次竟然在武漢同時發生,武漢防疫的困難可想而知。當年為壓低流感疫情,台灣政府除増加流感疫苗的施打外,並在全球首次以抗流感藥物克流感來防疫,以壓低可能的發燒疫情及口罩之亂。因此,台灣在2004年冬季流感期及新春風平浪靜,而幸運地是SARS也未復發,總統選舉也順利進行。這次SARS期間台灣寶貴的防疫經驗,可供武漢肺炎防疫參考。
2003年秋冬のSARSが台湾で発生した後、防疫部隊は翌年の冬のインフルエンザシーズン中にSARSの再発について考え始めました。また、2004年3月に台湾の大統領選挙が行われました。リリース時に流行を防ぐ方法の課題。当時、台湾で最も恐れられていた伝染病予防は、同時に武漢で予期せずに発生し、武漢での伝染病予防の困難が想像できます。その年のインフルエンザの流行を抑えるために、台湾政府はインフルエンザワクチンの使用を増やすことに加えて、世界で初めてインフルエンザを予防するために抗インフルエンザ薬を使用し、発熱とマスク障害の可能性を減らしました。その結果、2004年の冬のインフルエンザシーズンと新年の間、台湾は穏やかでしたが、幸いなことに、SARSは再発せず、大統領選挙は順調に進みました。このSARS期間中の台湾の貴重な伝染病予防の経験は、武漢の肺炎予防の基準として使用できます。
此次武漢肺炎疫情中國雖然又一次嚴重失控,但在一些病毒學及高科技應用在診斷上的進步已有目共睹,如在冠狀病毒病原之確認,以及藉由該病毒的基因定序去與SARS病毒區分,發現兩者有高達80%之相似性。而且中國科學家在第一時間就將這些病毒學及臨床資料發表在國際醫學重要期刊,提供全球重要疫情資訊。這些病毒學資料都在疫情發生後一個月發表,展現了中國在生物科技的進步及研究人員強烈的企圖心。2002年SARS在廣州佛山發生時病原未能確認,直到2003年3月底SARS病原才由香港大學確認,兩相比較,中國在防疫科技上與2003年相比確有天淵之別。
中国では武漢肺炎の流行が再び深刻に制御不能になりましたが、コロナウイルス病原体の確認やSARSウイルスと相互作用するウイルスの遺伝子配列決定など、いくつかのウイルス学およびハイテク用途の診断の進歩が目撃されています。区別し、2つの類似性が最大80%であることを確認します。さらに、中国の科学者はこれらのウイルス学的および臨床的データを重要な国際医学雑誌にできるだけ早く公開し、重要な世界的流行情報を提供しました。これらのウイルス学的データはアウトブレイクの1か月後に発表され、バイオテクノロジーにおける中国の進歩と研究者の強い野心を示しています。2002年に広州のFo山でSARSが流行したとき、病原体は確認されませんでした。2003年3月末まで、SARSの病原体は香港大学によって確認されました。2003年と比較して、中国の流行防止技術は2003年とはまったく異なります。
但可惜的是,中國這些高科技的進步並沒有有效地被運用來控制武漢肺炎疫情,防疫體系反而被中國的官僚制度所擊潰。這是中國在科技及經濟發展之餘必須去深思的地方,如果不去改變現有的政治體制及通報體系,則目前武漢冠狀病毒及未來其他新疫情的發展將充滿不確定性。
残念ながら、中国におけるこれらのハイテクの進歩は、武漢の肺炎の流行を効果的に制御するために使用されておらず、流行防止システムは中国の官僚によって破られました。ここは科学技術と経済発展に加えて中国が考えなければならない場所であり、既存の政治システムと通知システムが変更されなければ、武漢コロナウイルスと他の新しい流行の現在の発展は不確実性に満ちている。
SARS及武漢肺炎疫情後,台灣仍須面對中國在政治以外的許多公衛及防疫問題,如對市場上野生動物販賣管理、禽流感、豬瘟、狂犬病及防疫資訊與科技的交流。未來幾個月武漢肺炎疫情將會如何演變是兩岸及全球的大挑戰。顯然地,武漢封城及全球公衛緊急事件在未來幾個月將對中國在健康、醫療、社會及經濟產生巨大衝擊,而台灣也必將會受到波及,其影響可能遠大於SARS。
SARSと武漢肺炎の流行後、台湾は、市場での野生動物販売の管理、鳥インフルエンザ、豚熱、狂犬病、および流行予防情報と技術の交換など、中国の政治以外の多くの公衆衛生と流行予防の問題に依然として直面しています。武漢肺炎の流行が今後数ヶ月でどのように進化するかは、台湾海峡全体および世界的に大きな課題です。明らかに、武漢の閉鎖と世界的な公衆衛生上の緊急事態は、今後数か月で中国の健康、医療、社会、経済の問題に大きな影響を及ぼし、台湾も影響を受けます。
兩岸必須在此時遞出共同防疫的橄欖枝,減少政治的考量,攜手合作抗疫。也唯有如此,台灣未來在國際的支持及中國的善意下,才能順利地參加世界衛生大會及世衛的專家會議,為全球公共衛生作出貢獻。
台湾海峡の両側は、この時点で流行予防のためにオリーブの枝を提出し、政治的配慮を減らし、流行と戦うために協力しなければなりません。このようにしてのみ、将来的には、国際的な支援と中国の好意により、台湾は世界保健総会とWHO専門家会議に首尾よく参加し、世界の公衆衛生に貢献することができます。
(蘇益仁(ス・イレン),南台科技大學講座教授、台灣前疾病管制局局長)
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筆者宅では、毎日台湾の家族とコミュニケーションをとっており、台湾側から見た日本のCOVID-19対応について、当初は、皆一様に「我が国がお手本としている医療保健先進国のはずの日本で、なぜこんなお粗末な対応をしているのか」と驚きの声があがっていましたが、今では同情の声がしきりとなっており、毎日首都圏通勤する筆者のために医者の義理の叔父が「台湾でもよく現場で使っている医療用マスクを緊急に送ってやるよ」とのありがたい申し出が昨晩ありました。どうやらN95と呼ばれる医療用マスクのようです。
台湾は中国による囲い込み政策で、WHOにも加盟させてもらえず、世界外交の孤児となっており、今回のCOVID-19の情報もWHOから提供されず、かつてSARS発生の頃の痛い教訓を糧に、自力で防疫体制を確立してきました。今回、その努力が現実にしっかりと実を結んでいるということができます。
今年の恒例の群馬県台湾総会の新年会は旧正月明けの2月8日に開催予定でしたが、COVID-19の為残念ながら中止になりました。この新年会には毎年、台湾の駐日大使館にあたる台北駐日経済文化代表処から代表の謝長廷氏本人若しくは代理人が必ず出席してきましたが、この謝長廷代表が大手紙の取材に答えた記事が3月5日に掲載されました。
**********毎日新聞2020年3月5日
ウイルスは国籍も人も選ばない 台湾が空白のWHOは不完全
↑謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表=同代表処提供↑
【3月20日追記】
はやくも台湾から届いた米国製のN95仕様の医療用マスク。↓
中国湖北省武漢から発生した新型コロナウイルスによる肺炎の流行は、2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)を想起させた。実際にはSARSよりも感染スピードが早く、今年に入ってからわずか1カ月半余りで既にSARSの感染者数も死者数も超え、日本でも犠牲者が出た。
ウイルスは国籍も人も選ばない。新型コロナウイルスの感染者はすでに台湾や日本を含む世界各国に広がった。感染地域との往来制限や、患者の一定期間の確実な隔離、ワクチン開発など、感染がこれ以上広がらないよう世界各国が協力していく必要がある。
以前、中国で発生したSARSが台湾に入って来たとき、「一つの中国原則」という政治的理由でWHO(世界保健機関)に未加盟の台湾は、WHOから防疫の最新情報が得られず、被害が拡大した手痛い経験がある。台湾はこの経験から、今回迅速に厳格な水際対策を実行することにより、国内での感染の広がりを抑えることに成功している。
台湾は09年から8年連続でWHO年次総会にオブザーバーとして参加していた。しかし、17年より再び参加できない状態が続いている。WHOは1月22日に開いた新型肺炎の対策を話し合うWHO緊急会合でも台湾を排除したが、その後、日本や米国、欧州各国などが台湾の参加を強く支持したことから、2月11日のWHOオンライン会合には台湾も参加し、新型肺炎の最新情報および対策について意見交換することができた。
今回、台湾のWHO会合への参加は、中国を通さず、台湾とWHOが直接やりとりして参加が決まったことに大きな意義がある。今後も、WHOの最新情報が滞りなく台湾に直接伝わる制度を確立することが重要である。
↑WHOなどの対応を巡り、国際社会からの台湾支持に「感謝する」と述べる蔡英文総統(右)=台湾総統府で1月30日、台北支局助手・陳瑞涓撮影↑
台湾のWHO参加に関して日本の安倍晋三首相は1月30日の国会答弁で「国際保健課題への対応では、地理的空白を生じさせるべきではない」「政治的な立場においてこの地域は排除するということを行っていては、その地域を含めた健康維持、感染の防止は難しい」との認識を示した。さらに「日華議員懇談会」も今月5日に台湾のWHOへのオブザーバー参加の働きかけを求める要望書を日本政府に提出した。日本各界の力強い支持に、改めて感謝の意を表したい。
感染症の防疫は、全世界の人々の命の安全に関わることであり、国際社会が一致団結して取り組まなければならない。(世界の都市や国に関するデータベースの)「Numbeo」が今月発表した医療ヘルスケア指数では台湾が2年連続でトップとなった。台湾の医療水準は高く、SARSを乗り越えた経験は、各国の防疫に役立てることができる。
WHOが世界のすべての人の健康のための機関であるならば、台湾が空白のWHOは不完全である。世界すべての人の健康のために、単なるスローガンではなく、いかに実践するかが大事である。台湾はWHOと協力し、その責務を果たしていきたい。
(謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表)
**********
■この取材記事から、台湾の置かれている外交上の立場と中共政府の理不尽な圧力、そしてそれに抗して自力で国際社会において存在感を維持すべく努力を重ねてきた台湾の経緯が良く理解できると思います。
そのひとつの結実が今回のCOVID-19によるグローバル経済社会への脅威に対する対策の成果です。
**********AFP2020年3月17日3:46
新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(17日午前2時時点)
↑新型コロナウイルスによる死者(赤)と感染者(灰色)が確認された国・地域(2020年3月17日午前2時現在)。(c)SIMON MALFATTO, STF, ROBIN BJALON / AFP↑
↑主要国で1日に確認された新型コロナウイルスの新規感染者数の推移を示した図。(c)JOHN SAEKI, LAURENCE CHU, JANIS LATVELS / AFP↑
↑新型コロナウイルスの1日当たりの新規感染者数の推移(上)と死者数の推移(下)を示した図。オレンジ色は中国本土、水色は中国本土を除く世界全体の数。(c)VALENTINE GRAVELEAU / AFP↑
【3月17日 AFP】各国当局の発表に基づきAFPがまとめた統計によると、日本時間17日午前2時現在での世界の新型コロナウイルス感染者数は145の国・地域で17万5530人に達し、うち7007人が亡くなった。
16日午前2時以降で新たに587人の死亡、1万1597人の感染が確認された。
この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、死者の集計方法や検査体制が国によって異なる事実を考慮している。
昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生した中国では、香港とマカオ(Macau)を除く本土の感染者は8万860人で、うち3213人が死亡、6万7490人が回復。15日以降で新たに16人の感染と14人の死亡が発表された。
中国以外では16日午前2時以降、死者が573人増えて3794人に、感染者は1万1581人増えて9万4676人となった。
中国以外で被害が大きな国は、イタリア(死亡2158人、感染2万7980人)、イラン(死亡853人、感染1万4991人)、スペイン(死亡309人、感染9191人)、フランス(死亡127人、感染5423人)。
16日午前2時以降、初の死者が出た国はポルトガル、バーレーン、ハンガリー、グアテマラ、ルクセンブルク。初の感染者が確認された国はトリニダード・トバゴ、リベリア、タンザニア。
17日午前2時時点の地域別感染者数はアジアが9万2260人(死者3337人)、欧州が6万1073人(死者2711人)、中東が1万6530人(死者869人)、米国・カナダが4126人(死者70人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が815人(死者7人)、アフリカが374人(死者8人)、オセアニアが358人(死者5人)となっている。(c)AFP
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■こうした中、台湾での感染者数は3月15日正午時点で53名、死亡者は1名となっている。
※参考URL:厚生省HP「新型コロナウイルス感染症の現在の状況について(3月15日12時時点版)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10204.html
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3.国外の発生状況
・海外の国・地域の政府公式発表に基づくと3月15日12:00現在、日本国外で新型コロナウイルス関連の肺炎と診断されている症例及び死亡例の数は以下のとおり。
国・地域 感染者 死亡者
中国 80,844 3,199
香港 141 4
マカオ 10 0
日本 780 22
韓国 8,162 75
台湾 53 1
シンガポール 212 0
ネパール 1 0
タイ 82 1
ベトナム 53 0
マレーシア 238 0
豪州 197 3
米国 2,951 57
カナダ 244 1
フランス 4,499 91
ドイツ 3,795 8
カンボジア 9 0
スリランカ 10 0
アラブ首長国連邦 86 0
フィンランド 155 0
フィリピン 111 8
インド 84 2
イタリア 17,750 1,441
英国 1,140 21
ロシア 59 0
スウェーデン 924 1
スペイン 6,391 196
ベルギー 689 3
エジプト 110 2
イラン 12,729 611
イスラエル 164 0
レバノン 93 4
クウェート 100 0
バーレーン 210 0
オマーン 19 0
アフガニスタン 11 0
イラク 110 10
アルジェリア 37 3
オーストリア 655 1
スイス 1,185 11
クロアチア 38 0
ブラジル 151 0
ジョージア 30 0
パキスタン 31 0
北マケドニア 14 0
ギリシア 228 3
ノルウェー 907 1
ルーマニア 123 0
デンマーク 836 0
エストニア 115 0
オランダ 959 12
サンマリノ 80 5
リトアニア 8 0
ナイジェリア 2 0
アイスランド 154 0
アゼルバイジャン 15 1
ベラルーシ 27 0
ニュージーランド 6 0
メキシコ 26 0
カタール 337 0
ルクセンブルク 51 1
モナコ 2 0
エクアドル 28 1
アイルランド 91 1
チェコ 189 0
アルメニア 18 0
ドミニカ共和国 11 0
インドネシア 96 4
アンドラ 2 0
ポルトガル 169 0
ラトビア 26 0
セネガル 10 0
サウジアラビア 103 0
ヨルダン 1 0
アルゼンチン 34 2
チリ 61 0
ウクライナ 3 1
モロッコ 17 1
チュニジア 18 0
ハンガリー 30 0
リヒテンシュタイン 4 0
ポーランド 68 2
スロベニア 181 1
パレスチナ 35 0
ボスニア・ヘルツェゴビナ18 0
南アフリカ 38 0
ジブラルタル(英領) 1 0
ブータン 1 0
カメルーン 2 0
トーゴ 1 0
セルビア 46 0
スロバキア 44 0
バチカン 1 0
コロンビア 22 0
ペルー 38 0
コスタリカ 26 0
マルタ 18 0
パラグアイ 6 0
バングラデシュ 3 0
モルドバ 12 0
ブルガリア 41 2
モルディブ 10 0
ブルネイ 40 0
キプロス 26 0
アルバニア 38 1
ブルキナファソ 2 0
チャンネル諸島(英王室属領)1 0
モンゴル 1 -
パナマ 36 1
ボリビア 10 0
ホンジュラス 2 0
コンゴ民主共和国 2 0
ジャマイカ 8 0
トルコ 5 0
コートジボワール 1 0
ガイアナ 6 1
ガーンジー(英領) 1 0
ジャージー(英領) 2 0
ケイマン諸島(英領) 1 0
キューバ 4 0
トリニダード・トバゴ 2 0
スーダン 1 1
ギニア 1 0
エチオピア 1 0
ケニア 1 0
グアテマラ 1 0
ベネズエラ 2 0
ガボン 1 0
ガーナ 3 0
アンティグア・バーブーダ 1 0
カザフスタン 6 0
ウルグアイ 4 0
アルバ 2 0
ナミビア 2 0
セーシェル 2 0
セントルシア 1 0
ルワンダ 1 0
エスワティニ 1 0
キュラソー 1 0
スリナム 1 0
モーリタニア 1 0
その他 697 7
計 151,675 5,825
【資料出所】WHO:Coronavirus disease(COVID-2019) situation reports、各国政府プレスリリース、ジョンズ・ ホプキンス大学 新型コロナウイルス感染症の拡散状況マップ等
※ 中国:2/13より診断基準変更(湖北省においては、臨床診断病例が追加)
**********
■一方、約1か月前の2月12日の時点では、日本の感染者数は28名で、台湾では18名でした。約1か月後の現在の状況は、台湾では完全に封じ込めできている(Under the control)のに対して、我が国は780名となっておりNo Controlと言っても過言ではない状況を呈しています。
↑総理!福島も新型コロナもNo Controlじゃないの?!↑
○新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年2月12日版)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09450.html
**********
1.国外の発生状況について
・海外の国・地域の政府公式発表に基づくと、2月12日11:00現在、日本国外で新型コロナウイルス関連の肺炎と診断されている症例及び死亡例の数は以下のとおり。
国・地域/感染者数/死亡者数
中国 44,653名 1,113名
香港 49名 1名
マカオ 10名 0名
台湾 18名 0名
タイ 33名 0名
韓国 28名 0名
米国 13名 0名
ベトナム 15名 0名
シンガポール 47名 0名
フランス 11名 0名
オーストラリア 15名 0名
マレーシア 18名 0名
ネパール 1名 0名
カナダ 7名 0名
カンボジア 1名 0名
スリランカ 1名 0名
ドイツ 16名 0名
アラブ首長国連邦 8名 0名
フィンランド 1名 0名
イタリア 3名 0名
インド 3名 0名
フィリピン 3名 1名
英国 8名 0名
ロシア 2名 0名
スウェーデン 1名 0名
スペイン 2名 0名
ベルギー 1名 0名
2.国内の発生状況について
国内事例 16名(※1) 0名
チャーター便 12名 0名
合計 28名 0名
※1 うち日本国籍1人
※チャーター便帰国者事例の764人については、付添1名を含む。
このほか、新たに1例の国内事例(チャーター便帰国者を除く)あり(検疫官)。
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■当会では今後も台湾から見た医療保健先進国の我が国の状況や、台湾のCOVID-19への対応状況を逐次報告してまいります。
【群馬県台湾総会の理事からの報告】
※参考情報「台湾の新型コロナ対策関連記事」
**********毎日新聞2020年3月17日
【麗しの島から】新型コロナ 用意周到だった台湾の学校再開
↑校門で子供たちの体温を測定する教師や保護者ら=台北市中山区の長安小で2020年3月11日、福岡静哉撮影↑
世界各地で新型コロナウイルスの感染拡大に伴い学校の休校が相次いでいる。3月16日夕時点で感染確認を67人に抑え込んでいる台湾では、小中高校で通常と同様の授業を続けることができている。台湾政府は、早い段階で中国からの人の流れを止めて感染拡大を防ぐと同時に、授業再開の準備を着々と進めていた。
★徹底した防疫教育と、オンライン授業の準備を並行★
「36・5度、平熱ですね」
「忘れずに手を消毒しましょう」
3月11日早朝、台北市中山区の長安小学校(児童数約500人)を訪ねると、校門で教師らが児童たちのおでこに体温計を当てていた。続いて児童たちは校門を入ったところにある消毒場所で手を念入りに消毒する。体温測定は教師だけでは足りないので、保護者が交代で協力する体制だ。
↑校門のそばには手を消毒する場所が設けられ、教職員が指導に当たっている=台北市中山区の長安小で2020年3月11日、福岡静哉撮影↑
校門の柱にはこんな掲示がされていた。「保護者は校内に入らないで」「訪問客はマスクをつけて体温を測定した後、手を消毒しない限り立ち入りできません」
「記者さんもお願いします」。保護者に促されて私も体温測定と消毒を済ませ、校内に進んだ。廊下に設置されたテレビには、日本でも幼児教育教材でおなじみのキャラクターが手洗いの方法を教える映像が流れていた。この映像は一日中、再生されているという。
長安小の登校ルールは、台湾政府が策定した学校での防疫に関する基準に基づいている。自宅での検温で38度以上の発熱があれば登校はできない。登校後、校門での体温測定で37・5度以上の発熱があれば、校内に用意した休憩室で待機。保護者に連絡し、病院に行くよう促す。休憩室は教室から離れた場所にあり、5人分の座席を用意してある。各座席の間は十分な間隔が空けられている。
各教室には「防疫検査表」と記した紙が張り出されている。始業前の換気と、机や学用品などの消毒▽始業前と昼食前の手洗い▽発熱やせきの有無など健康状態の確認▽食器共用の禁止▽ドアノブや水道の蛇口などをこまめに消毒――といった項目を守れているかどうかを確認し、毎日、チェックマークをつける。また児童たちは登校前と夜の体温を記録し、連絡帳に挟んで担任に毎日、提出する。長安小の厳淑珠校長は「児童たちはきちんと規則を守っています。防疫や衛生の習慣を身につけるいい機会にもなっており、子供たちの今後の人生にも有益でしょう」と指摘する。
台湾政府は2月20日、1クラスで1人が新型コロナウイルスに感染したと確認されたら学級閉鎖▽1校に2人以上の感染が14日以内に確認されたら休校――とのルールを発表した。3月15日に北部の高校でギリシャ旅行から帰った男子生徒の感染が確認され、初の学級閉鎖の例となったが、休校は報告されていない。厳校長は「万が一、学級閉鎖や休校となっても対応できるよう、オンライン授業をできる準備もしました」と話す。
↑授業の合間に手洗いをする子供たち=台北市中山区の長安小で2020年3月11日、福岡静哉撮影↑
★防疫と「教育を受ける権利」の両立を図る★
台湾の学校は2学期制だ。1学期は9月~旧正月前まで。冬休みを挟んで、2学期は旧正月明けから6月末まであり、2カ月にわたる長い夏休みに入る。中国で新型コロナウイルスの感染が拡大した時期、学校は冬休み中で、2月11日に2学期が始まる予定だった。台湾政府は衛生、教育の部局が緊密に連携して対応を協議。2月2日、「学校の防疫体制を整えるために時間が必要」と始業を2月25日に遅らせると発表した。2週間の間に政府はマスク、消毒液、体温計など必要な備品を各学校に配布。また学校では防疫チームを結成し、教職員への防疫指導などを行い、授業再開に備えた。
長安小では、旧正月明けの仕事始めに当たる1月30日から防疫の準備を始めた。防疫を統括する頼美雪・学務主任は「政府が早めに決定したおかげで、教職員や各家庭に防疫の方法や再開後の注意点などを伝える時間が確保できました」と言う。
また、中国大陸に帰省した子供たちの防疫にも「2週間」は効果的だったという。台湾では祖父母や両親のいずれかが中国大陸出身の子供が多い。このため1月下旬の旧正月休みに里帰りし、始業前に戻る児童が一定の割合でいる。頼主任によると、政府は学校を通じてこうした家庭に対し、なるべく授業再開の2週間前までに台湾に戻るよう求めたという。頼主任は「児童が潜伏期間の2週間を経て始業することで、リスクを十分に抑えることができた。とても賢明な対応だ」と話す。
さらに2月25日の始業前までに、IT担当職員が全生徒の海外滞在履歴や健康状態などをデータ化して全教職員で共有するシステムを整備。その後も毎日、担任を通じて情報を更新し、全児童の健康状態を完璧に把握できるよう努めている。
新型コロナウイルスのため世界各地で休校が相次ぎ、国連教育科学文化機関(ユネスコ)によると、3月10日時点で世界18カ国・地域の計約3億6300万人の子供が学校に通えない事態となっている。ユネスコは「教育を受ける権利が損なわれる恐れがある」と警鐘を鳴らす。台湾政府は、7月初旬から始まる夏休みの開始時期を7月中旬に遅らせて2週間の授業の遅れを取り戻し、防疫と教育権の保障を両立させる方針だ。
日本では、政府による唐突な休校要請に伴い、小さな子供がいる共働き家庭や一人親家庭の対応を巡り混乱に陥った。台湾政府は伝染病予防法に基づき、子供がいる親のうち1人が2週間にわたり休暇をとれる制度を導入した。企業が親の要請を断ったり欠勤扱いにしたりすれば罰金刑を科される厳格な制度だ。とはいえ企業側にしてみれば、小さな子供がいる社員が一斉に休むと、業務が立ちゆかなくなる懸念がある。
↑授業を受ける長安小の子供たち。台湾政府は防疫を徹底すると同時に、子供が教育を受ける権利を保障することも重視している=台北市中山区の長安小で2020年3月11日、福岡静哉撮影↑
台湾では2週間にわたり始業が遅れたが、目立った混乱は報じられていない。問題は起きなかったのだろうか。この点を長安小保護者会の劉敬文会長(42)に聞いた。劉会長は「台湾は共働き家庭が多いのでもともと『安親班』がとても多く、核家族で共働きだという家庭の多くは安親班で対応しています」と解説する。「班」は「学級」のことで、安親班は「親が安心できる学級」という意味に近い。学習塾と託児機能を兼ね備えた施設だ。政府が2日2日に始業を遅らせると発表した後、各地の安親班では防疫対策をして子供たちを受け入れた。一部ではスタッフを増員するなどして需要増に対応した。劉会長は「2週間の始業延期について保護者から苦情はありません」と話す。
★SARSの教訓を生かした先手の対応★
台湾の小学校には、日本の学校の保健室と同様の部屋があり、看護師資格を持つ職員が常駐している。長安小の学校看護師、陳美玉さんが痛感するのは、重症急性呼吸器症候群(SARS)が起きた時と比べて、政府の対応がとても信頼できるということだ。2002~03年にSARSが大流行した際、台湾でも37人が犠牲となった。
当時から長安小で学校看護師として働いている陳さんはこう振り返る。「SARSの時、政府は防疫の経験が浅かったため、走りながら対策を考え、学校現場への指示を出していた。私たち現場もどうすればいいか分からず戸惑った。しかし今回は、政府が先手先手で次々と明確な方針を打ち出し、私たちはそれに基づいて学校での防疫を実行できている。今回の政府の対応はとても周到で素晴らしく、私たち教職員は安心して防疫対策ができる」
またSARSの経験を経て、保護者を含む市民にも防疫意識が根付いたという。陳さんは「SARSの前は、市民の間にマスクをする習慣があまりありませんでした。以前は周囲をはばからずに、せきやくしゃみをする人も多くいましたが、今はかなり改善されています。社会全体の防疫意識がとても高まったと感じます」と話した。
↑左から台湾の長安小学校の頼美雪・学務主任、厳淑珠校長、学校看護師の陳美玉さん。マスクをつけて児童の指導に当たっている=台北市中山区の同小で2020年3月11日、福岡静哉撮影↑
世界保健機関(WHO)は11日、新型コロナウイルスの感染拡大について「パンデミック(世界的な大流行)」の状態だと表明した。今後もさらに感染が拡大する恐れがある。学校現場にも大きな負担がかかるだろう。台湾の取り組みから学べる教訓は多い。
(福岡静哉・台北特派員)
**********朝日新聞デジタル200年3月10日21:26
台湾のマスク配給進化 アプリで販売、コンビニ受け取り
↑マスクのネット販売の仕組みを紹介する台湾当局の資料↑
新型コロナウイルスの感染拡大に対応し、マスクの配給制度を導入している台湾の新型肺炎対策本部は10日、新たにマスクのインターネット販売制度を始めると発表した。クレジットカードなどで決済し、市民は近くのコンビニでマスクを受け取ることができる。
12日から加わる新制度では、当局が用意するサイトやスマートフォンのアプリに健康保険カードの番号などを入力して購入を申し込む。生産量に限りがあるため、1人が1週間に買えるマスクは3枚(15台湾ドル=54円)。送料は別に7台湾ドルかかる。
台湾では2月から、約6千店ある指定薬局でマスクを限定販売してきたが、昼間に購入に行けない人もおり、不満が出ていた。
台湾では、当局が管理する健康保険カードの番号と出入境記録を結びつけ、病院に行くと、感染が広がった中国や日本、韓国などから入境してきたかどうかわかる仕組みも導入されている。(台北=西本秀)
**********朝日新聞2020年3月6日07:00
こんなに違う台湾コロナ対策 IT駆使、マスクも買える
↑拡大する買い占めや値段のつり上げを防ぐため、台湾では2月、指定薬局で健康保険カードを示してマスクを購入する仕組みが導入された=2020年2月26日、台北、西本秀撮影↑
新型コロナウイルスに対する防疫の取り組みが評価され、台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統の支持率が急上昇している。日本各地で感染が広がり、対応に追われる政府への不満が高まる日本とは対照的だ。その秘密は何なのか。
2月下旬に公表された現地の世論調査によると、蔡氏の支持率は68・5%で、1月の調査よりも11・8ポイントも上昇した。さらに防疫対策については、75・3%が「80点以上」と評価している。
↑拡大する台湾で新型コロナウイルス感染者が確認された翌日の1月22日、台北にある総統府で記者会見を開く蔡英文総統(右)と陳建仁副総統。陳氏は公衆衛生の専門家でもある(総統府提供)↑
ただ、日本側ではあまり知られていないが、実は台湾でも感染者の数は増えている。
3月2日現在で計41人。うち26人は、中国や日本など海外で感染して台湾に入境した人や、その家族・関係者だ。中国帰りの台湾人商人を乗せたタクシー運転手が感染して1人が亡くなっている。残る15人は、感染源が台湾の中とみられている。
計41人という数が多いのか、少ないのか、判断は分かれるだろう。台湾の人口は約2300万人で、日本の人口はその5倍以上だ。41人を5倍すれば計算上は200人を超し、感染者がそれなりにいることが分かる。米国の疾病対策センター(CDC)は、台湾でも市中感染が生じていると認定している。
日本では、台湾が実施した中国に対する入境禁止やクルーズ船の寄港禁止など水際対策が注目されている。だが、こうした対策は、感染拡大を防ぐという意味において決して万能ではない。
むしろ、感染がじわりと広がる中でも、蔡政権が人々の信頼を勝ち得ている理由こそ、日本にとって参考になるだろう。後段で詳しく触れるが、支持される理由は、本当の意味での「先手」であり、政治の「説明責任」だ。
台湾の人々はパニックに陥ることなく、これから拡大するかもしれないリスクに備えている。
**********紐約時報中文網(New York Timed Chinese Net)2020年2月6日
https://cn.nytimes.com/opinion/20200206/taiwan-coronavirus-sars-china/zh-hant/
台灣肺炎防疫困境與中國未從SARS中學到的教訓
台湾肺炎のpre状とSARSから学んだ中国の教訓
↑1月,台北的一個捷運站。截至目前,台灣已確診了超過10名新型冠狀病毒的病例。これまでに、台湾は10を超える新しいコロナウイルスの症例を確認しています。 SAM YEH/AGENCE FRANCE-PRESSE — GETTY IMAGES↑
近日,兩岸因新型冠狀病毒疫情產生一系列摩擦,使得公衛防疫又蒙上了政治考量的陰影。
最近、新しいコロナウイルスの流行によって引き起こされた台湾海峡の両側の一連の摩擦により、政治的考慮によって公衆衛生に影が落とされました。
本週一,中國終於允許台灣包機撤離上百名滯留武漢的民眾。台灣花了一週的時間獲得中方的批准,期間,一名台商確診新型冠狀病毒,被留置在武漢的醫院中接受治療。在日、美、澳及各國紛紛以專機撤僑時,台灣海基會申請包機自武漢撤回台灣人,但在第一時間並未被允許,因為這與中國認定的兩岸「一中」原則不符。
月曜日、中国はついに台湾のチャーター便が武漢に立ち往生している何百人もの人々を避難させることを許可しました。台湾の中国人の承認を得るまでに1週間かかりましたが、その間に台湾のビジネスマンが新しいコロナウイルスと診断され、武漢の病院で治療のために拘束されました。日本、米国、オーストラリア、その他の国が特別な飛行機で海外に避難したとき、台湾海峡基金は武漢から台湾人を撤退させるチャーター便を申請しましたが、中国が認めた「中国一」の原則と矛盾していたため、最初は許可されませんでした。
同樣地,與世界上其他國家相比,台灣在武漢肺炎防疫上具有更大挑戰,因為多年來台灣因中國政府阻礙而無法加入世衛組織(WHO),並常被排除在許多防疫專家會議之外,包括此次武漢的疫情專家會議。台灣政府自認為對全球新型疫情的資訊掌握明顯不足。週三,中國國台辦發布聲明稱,陸方在防疫工作中與台灣保持溝通,一直即時通報信息。對此,台灣陸委會於同日駁斥陸方說法與事實不符,並批評中共對台灣參與世衛組織的干預。
同様に、世界の他の国々と比較して、台湾は武漢の肺炎予防において大きな課題を抱えています。これは、台湾は長年中国政府の障害のために世界保健機関(WHO)に参加できず、さらに、武漢の発生専門家会議を含む多くの防疫専門家会議から除外されていることが多いためです。台湾政府は、新しい世界的な流行状況に関する情報が明らかに不足していると考えています。水曜日に、中国国務院は、「本土側が流行予防作業において台湾とのコミュニケーションを維持しており、情報を直ちに報告している」という声明を発表しました。これに応じて、台湾の大陸委員会(中華民国行政院に属する中国大陸に関する業務全般を担当する機関)は、同日「本土側の主張は事実と矛盾している」と声明を出し、台湾のWHOへの参加に対する中国共産党の介入を批判しました。
與此同時,台灣政府暫時禁止了口罩的出口,這項舉措也引發一些大陸人的反彈,並促使一些台灣藝人抨擊這項政策是不人道的,反過來,他們也在社群媒體上被批評過於「親中」。
同時に、台湾政府はマスクの輸出を一時的に禁止しました。この措置は一部の本土の人々の反発を引き起こし、「この政策を非人道的だと批判するように」と、台湾のアーティストを促しました。すると、彼らはソーシャルメディアであまり「親中国」であると批判されてきました。
這一系列事態發展讓我們不禁要問:自SARS以來,中國在妥善應對像是新型冠狀病毒這樣的大規模疫情時真正學到了多少?而台灣政府以及兩岸在攜手抗擊疫情上又是如何?作為SARS期間台灣的疾病管制局局長,我親身體驗到了這場危機如何被扭曲地處理,以及政治與外交博弈對於防疫工作造成的阻礙。在那之後,即使一些事情有所改善,但遺憾的是,還有更多的方面仍未見進展。這由今次肺炎疫情可以看出。
この一連の事態の進展により、SARSが新しいコロナウイルスのような大規模な流行に適切に対応して以来、中国は実際にどのくらい学んだかを尋ねることになります。台湾政府と台湾海峡の両サイドは、流行との戦いにおいてどうですか?SARS期間中に台湾疾病管理局の局長として、私はこの危機がいかに歪曲され、政治的および外交的ゲームが流行予防の取り組みを妨げているかを個人的に経験しました。その後、物事が改善されたとしても、残念ながら、まだまだ先があります。これは、現在の肺炎の流行から見ることができます。
台灣在2003年SARS時受到重創。2002年11月,SARS在中國廣東佛山首發,2003年3月底在香港暴發,雖然當時香港大學及美國疾管署已證實SARS由變種冠狀病毒引起,但世衛組織直到當年4月中旬仍維持SARS確定病例須有到中國及香港疫區旅遊的經歷。當時,台灣和平醫院的第一例本土案例是被來台的香港病人傳染的一位婦女,但是因這位婦女無疫區旅遊史,依世衛當時公布的SARS定義,她未被列為SARS病例,也因此未受隔離。後來,這位婦女的病例導致了台北和平醫院的嚴重疫情及封院,引起醫護人員及病人恐慌,病人在一夕間紛紛逃離。當時我還在任台灣疾管局昆陽實驗室的首席科學家,並已由實驗室確認該婦女的SARS冠狀病毒診斷,但台灣的有關部門仍認為應依世衛的SARS定義處理,這件事至今仍讓我耿耿於懷。
台湾は2003年のSARSで大きな打撃を受けました。SARSは2002年11月に中国広東省Fo山で最初に打ち上げられ、2003年3月末に香港で流行しました。ケースの決定には、中国と香港の影響を受けた地域への旅行経験が必要です。当時、台湾平和病院の最初の現地症例は、台湾に来た香港の患者に感染した女性でしたが、女性は流行地域での旅行歴がないため、当時WHOが発表したSARSの定義によるとSARSとしてリストされていませんでした。したがって、ケースは分離されませんでした。その後、女性の場合は、につながった段階厳しい病院の流行と北太平洋の病院にシール患者間の原因パニックに、医療スタッフと患者を一晩逃れてきました。当時、私はまだ台湾疾病管理の昆陽研究室の主任研究員であり、研究室は女性のSARSコロナウイルスの診断を確認しましたが、台湾の関係当局はまだWHOのSARSの定義に従って扱うべきだと考えています。気分が悪くなる。
↑2003年SARS期間,記者在北京的一間醫院通過窗戶看著隔離病房中的病人。2003年のSARSの間に、記者は北京の病院の窓から隔離病棟の患者を見ました。AGENCE FRANCE-PRESSE↑
另外,台灣的防疫專家因未能參與世衛組織的會議,4月中當世衛進行SARS定義修正時,未能即時掌握資訊而鑄下了大錯。當年4月20日前,台灣政府在報告本地SARS病例上躊躇不前,以便在防控SARS上保持良好的記錄,並試圖以此參加5月份的世界衛生大會。在這段期間,政治摻入了台灣對SARS的防治。直到4月22日的和平醫院暴發大規模感染後,台灣政府才開始保持開放透明的態度。
また、台湾の防疫専門家はWHO会議に参加できなかったため大きな間違いを犯し、4月中旬にWHOがSARSの定義を修正したとき、リアルタイムで情報を把握できませんでした。その年の4月20日まで、台湾政府はSARSの予防と管理の良い記録を維持するために、地元のSARSの症例を報告することをためらい、5月の世界保健総会への参加を試みました。この期間中、政治は台湾のSARSの管理を取り入れました。台湾政府がオープンで透明な態度を維持し始めたのは、4月22日の平和病院での大規模な感染症でした。
世衛一直到當年4月底和平醫院及高雄長庚醫院疫情發生後,才派專家到台灣了解疫情,台灣也才獲得許可加入世衛的SARS專家視訊會議。2003年5月中,台灣由世衛專家會議得知病患發燒後兩天SARS才會人傳人的重要資訊,防疫體系終於依此資訊進行發燒病人的隔離政策,進而成功控制了SARS。
WHOは、その年の4月末に平和病院と高雄昌宮病院が勃発するまで、流行を理解するために専門家を台湾に派遣しませんでした。台湾はWHOのSARS専門家ビデオ会議に参加することしかできませんでした。2003年5月中旬、WHO専門家会議は、SARSに関する重要な情報が患者の発熱の2日後に人々に伝えられることを知り、流行予防システムは最終的にこの情報を使用して発熱とSARSの管理に成功しました。
2003年7月SARS後,台灣政府撥出專款進行防疫體系的強化、防疫醫師制度的建立及對新型疫情的應變準備,包括啟動國安疫苗自製、抗病毒藥物及口罩等防疫物資的儲備等。武漢肺炎疫情蔓延之際,台灣與世界上20多個國家一樣,已有自武漢輸入的病例及群聚感染,但截至2月6日,尚未有繼發的社區感染。防疫單位及政府部門除了要處理口罩需求之過度反應,及台商回台與陸生來台就學的隔離及防疫之外,尚能依疫情演變而有條不紊地進行防疫,以阻絕疫情於境外。自SARS後,台灣強化的防疫能量能否應付武漢肺炎疫情未來的發展,仍待審慎觀察。
2003年7月のSARS後、台湾政府は、特別な資金を割り当てて、防疫システムを強化し、防疫医師のシステムを確立し、国家安全保障ワクチン、抗ウイルス薬、マスクおよび他の抗疫薬の準備の開始を含む新しい流行の準備をしました。武漢での肺炎の流行に伴い、台湾は世界の20か国以上と同様に武漢から症例と集団感染を輸入しましたが、2月6日の時点で二次的なコミュニティ感染はありませんでした。伝染病予防ユニットと政府部門は、マスク需要の過剰反応、およびLu盛からの伝染病の研究と予防のために台湾に戻る台湾のビジネスマンの隔離と予防に対処する必要があり、伝染病の状況が海外にないように、伝染病の状況に応じて体系的な伝染病予防を実行することもできます。SARSの後、台湾の強化された伝染病予防エネルギーが武漢肺炎の伝染病の将来の発展に対処できるかどうかは、注意深く観察する必要があります。
由於台灣在2003年5月底成功的抗煞經驗,世衛派來的專家凱西·羅斯(Cathy Roth)才邀請台灣參加當年世衛在吉隆坡舉行的SARS大會,並在大會會場宣布取消台灣的旅遊警示區。可是隨後的事態進展顯示,世衛對台灣施予的正面支持其實是把台灣當棋子,以逼迫中國政府接受世衛專家赴北京視察SARS疫情。當中國在6月初答應了世衛的要求後,世衛立即回應中國,在6月中旬取消中國的旅遊警示區及疫區雙重警示。依世衛規範,SARS疫區須在旅遊警示區解除後一個月,且疫情完全控制後才可解除,兩個警示同時解除不符合當時世衛的規範。世衛受到政治影響如此之深相當令人遺憾。
2003年5月末の台湾のアンチシェーキングの成功により、WHOの専門家であるキャシーロスは、クアラルンプールで開催されたWHOが開催したSARS会議に台湾を招待し、会議会場での台湾観光の中止を発表しました。警告エリア。しかし、その後の進展は、WHOが台湾に与えた積極的な支援が実際に台湾をポーンとして使用し、中国政府がWHOの専門家を受け入れて北京でのSARS流行を検査することを強制していることを示しています。6月初旬に中国がWHOの要求に同意したとき、WHOはすぐに中国に対応し、6月中旬に中国の観光警告地域と流行地域の二重警告をキャンセルしました。WHOの規則によると、SARSの流行地域は、観光警告エリアが解除されてから1か月後に削除されなければならず、流行状況は完全に制御されます。WHOが政治に深く影響を受けていることは非常に残念です。
即使2007年通過的國際衛生條例明白地規範世界各國及地區應享有參與世衛專家會議及資訊的權利,但台灣在過去幾年仍必須在中國政府的允許下才能參與許多專家會議,及以觀察員身分參加5月的世界衛生大會(World Health Assembly)。此次武漢疫情世衛召開了三次緊急專家會議,台灣雖已有武漢肺炎輸入病例,但仍未能參加,這是台灣在政治夾縫中的防疫困境。
2007年に承認された国際保健規則では、世界中の国や地域がWHOの専門家会議や情報に参加する権利を享受することを明確に規定していましたが、台湾は過去数年間、中国政府の許可を得て多くの専門家会議やオブザーバーに参加する必要があります。 5月の世界保健総会に参加します。武漢の流行状況WHOは3つの緊急専門家会議を開催しましたが、台湾は武漢肺炎の症例を輸入しましたが、参加することができず、これは台湾の政治的ギャップの苦境です。
此次武漢肺炎疫情中,中國仍受限於盤根錯節的官僚防疫體制,而在疫情資訊上延遲通報或隱瞞。疫情之所以擴大到目前難以收拾的地步,其主要原因是官僚體系未從SARS學到經驗及教訓,從而忽略了防疫目前可能發生的三個重要面向。其一,新型病毒疫情具有諸多不確定性及不可預測性。其次,對冬天流感季節大量流感發燒病人可能會混淆疫情,且造成醫療體系的不堪負荷,進而導致社會及民眾的恐慌。第三個面向是,面臨春運期的大量人口移動,尤其在封城後造成民眾恐慌,加上醫療及民生物資缺乏,民眾在封城前後立即大量逃離武漢,這重演了2003年SARS時期和平醫院封院的氛圍,而疫情也會隨著人口移動傳播開來。
武漢肺炎の流行では、中国は依然として、流行情報の通知または隠蔽が絡み合って遅れている官僚的流行防止システムに制約されています。流行が一掃するのが難しい点まで拡大した主な理由は、官僚制度がSARSから経験と教訓を学んでいないため、流行防止の3つの重要な側面を無視しているためです。まず、新しいウイルスの流行には多くの不確実性と予測不可能性があります。第二に、冬のインフルエンザの季節にインフルエンザ熱を患う多数の患者は、流行状況を混乱させ、医療システムに圧倒的な負荷をかける可能性があり、それは社会や大衆のパニックにつながります。3番目の側面は、春祭り期間中に多くの人口の動きに直面し、特に都市が閉鎖され、パニックや医療および生活資源の不足が生じた後、人々は閉鎖の直前と直後に多くの武漢から逃げました。閉鎖された病院の雰囲気と流行は、人口が移動するにつれて広がります。
從全球防疫的角度切入,封城、封省在中國境外疫情可能會有正向的效應,尤其是在世衛宣布武漢肺炎是全球公衛緊急事件之後。但在中國境內,武漢封城卻引起了數百萬居民逃離武漢,導致全國在短期內未準備好應變措施,中國其他省份同樣受到衝擊而淪陷。目前浙江及廣東都已出現數百個確診病例,甚至已演變成社區感染,使武漢肺炎疫情火上加油,在中國散布開來。封城之舉曾在中國早期東北鼠疫的防疫上奏效,但病毒防疫與鼠疫防疫有本質上的不同。此外,考量到在現代人權的保障上,封城是否仍然適用,後續效應可以再評估。但以2003年SARS時期,台北市和平醫院封院事件引起的病人逃離,繼而導致疫情散布到鄰近數個醫院,並間接引起高雄長庚醫院的大疫情的事件為例,封院、封城所引起的醫護人員及社會恐慌直如人間煉獄。顯然用封城或封院來防疫,必須有更細緻的配套措施,才會收穫正面的效果。
世界的な疫病予防の観点から、特にWHOが武漢肺炎が世界的な公衆衛生上の緊急事態であると発表した後、中国以外の閉鎖された都市および県の流行状況はプラスの影響を与える可能性があります。しかし、中国国内では、武漢の閉鎖により何百万人もの住民が武漢から逃げ出し、その結果、短期的な緊急事態対策の準備ができなくなり、他の中国の省も影響を受けて倒れました。確認された何百もの症例がZ江と広東で出現し、それらはコミュニティ感染にまで発展し、武漢での肺炎の発生を加速し、中国でそれを広めました。都市の閉鎖は、初期の中国東北部のペストの予防に効果的でしたが、ウイルスの予防とペストの予防は根本的に異なっています。さらに、現代の人権の保護を考慮し、都市の閉鎖がまだ適用されるかどうかにかかわらず、フォローアップ効果を再評価できます。しかし、2003年のSARS期間には、台北平和病院の閉鎖から逃れた患者が逃げたため、近隣のいくつかの病院に流行が広がり、例として高雄昌宮病院の流行を間接的に引き起こした。医療スタッフと社会的パニックは、地球上の煉獄のようなものです。明らかに、流行の防止のために閉鎖された都市または閉鎖された中庭を使用するには、肯定的な結果を達成するために、より詳細な支援措置が必要です。
↑1月,穿著防護服的工作人員在武漢一個已經封閉的海鮮市場。1月、防護服を着た労働者は武漢の閉鎖されたシーフード市場にいました。 DARLEY SHEN/REUTERS↑
前面提到的三個因素在同一時間發生可能造成的衝擊,是台灣2003年秋冬SARS過後,防疫單位開始思考隔年冬天流感期時如果SARS復發,加上2004年3月台灣舉行總統選舉,三箭齊發之際要如何防疫的挑戰。當年台灣最怕的防疫,想不到此次竟然在武漢同時發生,武漢防疫的困難可想而知。當年為壓低流感疫情,台灣政府除増加流感疫苗的施打外,並在全球首次以抗流感藥物克流感來防疫,以壓低可能的發燒疫情及口罩之亂。因此,台灣在2004年冬季流感期及新春風平浪靜,而幸運地是SARS也未復發,總統選舉也順利進行。這次SARS期間台灣寶貴的防疫經驗,可供武漢肺炎防疫參考。
2003年秋冬のSARSが台湾で発生した後、防疫部隊は翌年の冬のインフルエンザシーズン中にSARSの再発について考え始めました。また、2004年3月に台湾の大統領選挙が行われました。リリース時に流行を防ぐ方法の課題。当時、台湾で最も恐れられていた伝染病予防は、同時に武漢で予期せずに発生し、武漢での伝染病予防の困難が想像できます。その年のインフルエンザの流行を抑えるために、台湾政府はインフルエンザワクチンの使用を増やすことに加えて、世界で初めてインフルエンザを予防するために抗インフルエンザ薬を使用し、発熱とマスク障害の可能性を減らしました。その結果、2004年の冬のインフルエンザシーズンと新年の間、台湾は穏やかでしたが、幸いなことに、SARSは再発せず、大統領選挙は順調に進みました。このSARS期間中の台湾の貴重な伝染病予防の経験は、武漢の肺炎予防の基準として使用できます。
此次武漢肺炎疫情中國雖然又一次嚴重失控,但在一些病毒學及高科技應用在診斷上的進步已有目共睹,如在冠狀病毒病原之確認,以及藉由該病毒的基因定序去與SARS病毒區分,發現兩者有高達80%之相似性。而且中國科學家在第一時間就將這些病毒學及臨床資料發表在國際醫學重要期刊,提供全球重要疫情資訊。這些病毒學資料都在疫情發生後一個月發表,展現了中國在生物科技的進步及研究人員強烈的企圖心。2002年SARS在廣州佛山發生時病原未能確認,直到2003年3月底SARS病原才由香港大學確認,兩相比較,中國在防疫科技上與2003年相比確有天淵之別。
中国では武漢肺炎の流行が再び深刻に制御不能になりましたが、コロナウイルス病原体の確認やSARSウイルスと相互作用するウイルスの遺伝子配列決定など、いくつかのウイルス学およびハイテク用途の診断の進歩が目撃されています。区別し、2つの類似性が最大80%であることを確認します。さらに、中国の科学者はこれらのウイルス学的および臨床的データを重要な国際医学雑誌にできるだけ早く公開し、重要な世界的流行情報を提供しました。これらのウイルス学的データはアウトブレイクの1か月後に発表され、バイオテクノロジーにおける中国の進歩と研究者の強い野心を示しています。2002年に広州のFo山でSARSが流行したとき、病原体は確認されませんでした。2003年3月末まで、SARSの病原体は香港大学によって確認されました。2003年と比較して、中国の流行防止技術は2003年とはまったく異なります。
但可惜的是,中國這些高科技的進步並沒有有效地被運用來控制武漢肺炎疫情,防疫體系反而被中國的官僚制度所擊潰。這是中國在科技及經濟發展之餘必須去深思的地方,如果不去改變現有的政治體制及通報體系,則目前武漢冠狀病毒及未來其他新疫情的發展將充滿不確定性。
残念ながら、中国におけるこれらのハイテクの進歩は、武漢の肺炎の流行を効果的に制御するために使用されておらず、流行防止システムは中国の官僚によって破られました。ここは科学技術と経済発展に加えて中国が考えなければならない場所であり、既存の政治システムと通知システムが変更されなければ、武漢コロナウイルスと他の新しい流行の現在の発展は不確実性に満ちている。
SARS及武漢肺炎疫情後,台灣仍須面對中國在政治以外的許多公衛及防疫問題,如對市場上野生動物販賣管理、禽流感、豬瘟、狂犬病及防疫資訊與科技的交流。未來幾個月武漢肺炎疫情將會如何演變是兩岸及全球的大挑戰。顯然地,武漢封城及全球公衛緊急事件在未來幾個月將對中國在健康、醫療、社會及經濟產生巨大衝擊,而台灣也必將會受到波及,其影響可能遠大於SARS。
SARSと武漢肺炎の流行後、台湾は、市場での野生動物販売の管理、鳥インフルエンザ、豚熱、狂犬病、および流行予防情報と技術の交換など、中国の政治以外の多くの公衆衛生と流行予防の問題に依然として直面しています。武漢肺炎の流行が今後数ヶ月でどのように進化するかは、台湾海峡全体および世界的に大きな課題です。明らかに、武漢の閉鎖と世界的な公衆衛生上の緊急事態は、今後数か月で中国の健康、医療、社会、経済の問題に大きな影響を及ぼし、台湾も影響を受けます。
兩岸必須在此時遞出共同防疫的橄欖枝,減少政治的考量,攜手合作抗疫。也唯有如此,台灣未來在國際的支持及中國的善意下,才能順利地參加世界衛生大會及世衛的專家會議,為全球公共衛生作出貢獻。
台湾海峡の両側は、この時点で流行予防のためにオリーブの枝を提出し、政治的配慮を減らし、流行と戦うために協力しなければなりません。このようにしてのみ、将来的には、国際的な支援と中国の好意により、台湾は世界保健総会とWHO専門家会議に首尾よく参加し、世界の公衆衛生に貢献することができます。
(蘇益仁(ス・イレン),南台科技大學講座教授、台灣前疾病管制局局長)
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