宍道湖の灯
流れ着たり
対岸からここまで
美しいといっては不足
静かなスピリット
黒い水面に光る帯
波のない水面だから
なお静かなスピリット
都会のビルの谷間から
のぞく空は黒グレー
晴れて黒いのか
雲でグレーなのか
わからない
星の見えない空
子(娘)が三重に帰り
私が宍道湖に帰り
同じ夜
宍道湖の静かな光
こころ平らかに
見上げる空
白雲が浮かび
星の瞬く
息が吸える
風のない夜
急ぎ歩けば風あり
止まれば風なく
静かな夜の気
深くおだやか
白雲はやや大きく浮かび
星を隠しているけれど
輝きを邪魔してはいない
まだ寒い冬の3月
子も孫も
妹も姪も
健やか
しあわせな一時
宍道湖を見ながら
感じる人の息
ただ ただ 人の息
それはしあわせ
しあわせの息
吐いてはいて
尚大きくすえる
しあわせの息
大阪のビルの谷間も
宍道湖も人の灯で輝く
どちらが良くてどちらが否なるか
見る人が決め
仰ぐ人が感じる
宍道湖の灯
流れ着いたり
対岸からここまで
長い光の帯
流れ着たり
対岸からここまで
美しいといっては不足
静かなスピリット
黒い水面に光る帯
波のない水面だから
なお静かなスピリット
都会のビルの谷間から
のぞく空は黒グレー
晴れて黒いのか
雲でグレーなのか
わからない
星の見えない空
子(娘)が三重に帰り
私が宍道湖に帰り
同じ夜
宍道湖の静かな光
こころ平らかに
見上げる空
白雲が浮かび
星の瞬く
息が吸える
風のない夜
急ぎ歩けば風あり
止まれば風なく
静かな夜の気
深くおだやか
白雲はやや大きく浮かび
星を隠しているけれど
輝きを邪魔してはいない
まだ寒い冬の3月
子も孫も
妹も姪も
健やか
しあわせな一時
宍道湖を見ながら
感じる人の息
ただ ただ 人の息
それはしあわせ
しあわせの息
吐いてはいて
尚大きくすえる
しあわせの息
大阪のビルの谷間も
宍道湖も人の灯で輝く
どちらが良くてどちらが否なるか
見る人が決め
仰ぐ人が感じる
宍道湖の灯
流れ着いたり
対岸からここまで
長い光の帯