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この世をば…道長が詠んだ満月、1千年後の今宵も夜空に

2018年11月23日 23時16分31秒 | 
この世をば…道長が詠んだ満月、1千年後の今宵も夜空に
東山正宜
2018年11月23日18時08分
藤原道長が望月の歌を詠んでちょうど1千年後となった満月=23日午後6時35分、東京都港区、東山正宜撮影

 平安時代の貴族、藤原道長(966~1027)が「この世をばわが世とぞ思ふ望月(もちづき)の欠けたることもなしと思へば」と詠んでからちょうど1千年後の満月が23日夕、昇った。栄華を極めた藤原氏の時代は移り変わったが、望月はなお欠けることなく地上を照らし続けている。
 平安の貴族・藤原実資(さねすけ)の日記「小右記(しょうゆうき)」や道長自身の日記によると、道長はこの歌を寛仁2(1018)年10月16日に詠んだ。兵庫県の明石市立天文科学館の井上毅(たけし)館長が調べると、この日は確かに満月だったという。今年の旧暦10月16日は11月23日だ。
 東京都港区では23日午後5時ごろ、高層ビルの上に大きな満月が姿を見せた。(東山正宜)

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