オミクロン用ワクチン有望 モデルナ発表、秋接種想定
その他 2022年6月9日 (木)配信共同通信社
【ワシントン共同】米モデルナは8日、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した新ワクチンの臨床試験で、強い免疫反応を引き起こし防御効果が見込めることが分かったと発表した。
バンセル最高経営責任者(CEO)は「効果も従来の製品より長持ちするはずだ」との見方を示した。流行が厳しくなると予想される冬を前にした秋の追加接種が可能になるよう、各国の規制当局への申請を進める。
新ワクチンは現行品の基になった流行初期のウイルスの遺伝情報に加え、オミクロン株のものを組み込んだ。試験では、現行品を3回接種済みの参加者約440人に4回目として新ワクチンを接種した。
約1カ月後にはオミクロン株が細胞に侵入するのを防ぐ抗体が約8倍に増加し、4回目に現行品を使った人より多くなった。副反応の現れ方は現行品と変わらなかった。
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