子ども乗るマイカー禁煙に 罰則提言は見送り、兵庫
2018年12月14日 (金)配信共同通信社
兵庫県受動喫煙防止条例の見直しを進めてきた有識者会議は、未成年者や妊婦が同乗するマイカーでの禁煙を義務付ける提言をまとめ14日、県に報告書を提出した。検討されていた罰則規定は委員から「違反行為の認定が困難」「時期尚早」との反対意見が出たため盛り込まれなかった。
有識者会議は、20歳未満の子どもや妊婦がいる住宅内やホテル客室での禁煙も提案。車や室内といった私的空間での喫煙に対する罰則について、複数の委員が「受動喫煙は児童虐待に相当する」などと賛成意見を表明していたが、まとまらなかった。
委員長を務めた藤原久義(ふじわら・ひさよし)・県立尼崎総合医療センター名誉院長は、罰則導入は委員の反対が多かったので見送ったとの認識を示し「義務化できただけでも大きな成果。受動喫煙で多くの人が亡くなっていることを県民が認識してほしい」と訴えた。
報告書によると、子どもの受動喫煙は肺機能の低下や乳幼児突然死症候群のリスクが高まるとされる。県は提言を参考にして来年2月にも県議会に条例改正案を提出する予定。大阪府では今月10日、同様の内容を盛り込んだ条例が成立した。
2018年12月14日 (金)配信共同通信社
兵庫県受動喫煙防止条例の見直しを進めてきた有識者会議は、未成年者や妊婦が同乗するマイカーでの禁煙を義務付ける提言をまとめ14日、県に報告書を提出した。検討されていた罰則規定は委員から「違反行為の認定が困難」「時期尚早」との反対意見が出たため盛り込まれなかった。
有識者会議は、20歳未満の子どもや妊婦がいる住宅内やホテル客室での禁煙も提案。車や室内といった私的空間での喫煙に対する罰則について、複数の委員が「受動喫煙は児童虐待に相当する」などと賛成意見を表明していたが、まとまらなかった。
委員長を務めた藤原久義(ふじわら・ひさよし)・県立尼崎総合医療センター名誉院長は、罰則導入は委員の反対が多かったので見送ったとの認識を示し「義務化できただけでも大きな成果。受動喫煙で多くの人が亡くなっていることを県民が認識してほしい」と訴えた。
報告書によると、子どもの受動喫煙は肺機能の低下や乳幼児突然死症候群のリスクが高まるとされる。県は提言を参考にして来年2月にも県議会に条例改正案を提出する予定。大阪府では今月10日、同様の内容を盛り込んだ条例が成立した。
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