高校クラスター収束宣言 松江市、2週間感染者なし
2020年9月11日 (金)配信共同通信社
松江市の松浦正敬(まつうら・まさたか)市長は10日、記者会見し、同市の立正大淞南高で発生した新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が収束したと宣言した。サッカー部員の寮生を中心に教員や出入りのあった業者ら108人が感染したが、8月25日を最後に2週間以上出ていない。濃厚接触者の健康観察期間が経過し、これ以上の感染拡大の恐れがないと判断した。
会見で市の担当者は、厚生労働省のクラスター対策班から8月中旬に中間報告を受け、寮生が間隔を十分取らずに食事をしていたことや、寮の換気設備が不十分だったことなどを問題点として指摘されたと明かした。
学校関連では最大規模のクラスターとなり、市によると、50人が入院したが、既に退院した。感染者に帰省先の自治体で陽性が判明した寮生が1人含まれ、入院の有無は不明としている。
北村直樹(きたむら・なおき)校長は「学校全体で感染症対策を意識した新しい生活様式を日常化させるため歩み出した。温かく見守っていただければ幸いだ」などとするコメントを出した。
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