日々

穏やかな日々を

「アイスが5秒で溶けた」…熱中症で90代男性死亡・都内では126人搬送

2022年06月26日 19時38分12秒 | 地域

「アイスが5秒で溶けた」…熱中症で90代男性死亡・都内では126人搬送

 2022年6月26日 (日)配信読売新聞
 

 6月としては観測史上初めて40度を超える地域が出るなど、猛烈な暑さに見舞われた25日の日本列島。梅雨時にもかかわらず、真夏さながらに噴水に涼を求める親子連れや、アイスクリームを頬張る若者の姿が見られた。一方、熱中症による搬送も相次ぎ、気象庁は注意を呼びかけている。

気温が37度を超えたことを知らせる「大温度計」(25日午後2時10分、埼玉県熊谷市で)=木田諒一朗撮影

 群馬県伊勢崎市は午後3時頃に40・2度を観測。同市中央町のかき氷店「富田屋 氷室こおりしつ 」ではかき氷が100杯近く売れ、店主の武厚さん(62)は「真夏と同じくらい売れた」と驚いていた。

 気象庁によると、25日は全国474地点で最高気温が30度以上となり、このうち64地点では猛暑日(最高気温35度以上)となった。関東甲信地方の内陸部は特に厳しい暑さとなり、伊勢崎市のほかにも、同県桐生市で39・8度、栃木県佐野市39・7度、埼玉県鳩山町39・2度などとなった。

 これまで6月で最も暑かったのは、2011年6月24日に埼玉県熊谷市で観測した39・8度。同市もこの日は今年最高となる38・4度を記録した。JR熊谷駅前でアイスクリームを食べていた大学1年の女子学生(18)は額の汗を拭いながら、「アイスが5秒で溶けた」と話した。

 東京都内も都心で今年初めての猛暑日となったほか、八王子市で38・1度、練馬区で36・8度など4地点で6月の最高気温を更新した。中野区の公園では噴水から水が噴き上がるたびに、子どもたちのはしゃぎ声が響き渡っていた。

 この日は参院選公示後、初の週末。炎天下での選挙演説となり、暑さ対策に腐心する候補者らも相次いだ。栃木選挙区の候補者の一人は、サンバイザーで日よけをし、時折、塩分入りのドリンクを飲んでいた。ある応援弁士は「太陽から1メートルでも離れたい」とこぼしていた。

 東京消防庁によると、都内では25日、午後9時時点で4~94歳の男女計126人が熱中症の疑いで病院に搬送された。このうち50~80歳代の男女4人が重症。

 三重県鳥羽市では90歳代男性が熱中症で死亡した。

 気象庁によると、この時期はまだ体が暑さに慣れておらず、体調の変化により気を配る必要がある。熱中症対策として、こまめな水分補給やエアコンの使用のほか、外出を控えることなどを呼びかけている。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 出雲市長メッセージ | トップ | トヨタ、豊田章男社長の報酬5... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

地域」カテゴリの最新記事