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労自殺の認定求め提訴 23歳女性看護師、札幌

2016年12月17日 22時07分39秒 | 
労自殺の認定求め提訴 23歳女性看護師、札幌
2016年12月16日 (金)配信共同通信社

 国家公務員共済組合連合会が運営するKKR札幌医療センター(札幌市)で働いていた看護師、杉本綾(すぎもと・あや)さん=当時(23)=が2012年に自殺したのは過重労働が原因だとして、母親(53)が15日、国に労災認定を求めて札幌地裁に提訴した。
 訴状によると、杉本さんは大学を卒業後、12年4月から医療センターに勤務。月の時間外労働が90時間を超えるなど長時間労働が続いた上、仕事での失敗に対する指導として自宅でも長時間の復習を強いられた。その結果、精神的に追い詰められてうつ病を発症、同12月に自宅アパートで自殺したとしている。
 杉本さんは遺書に「苦しくて誰に助けを求めればいいのか、助けてもらえるのか全然わからなくて、考えなくていいと思ったら幸せになりました。甘ったれでごめんなさい」と書き残していた。
 母親は14年1月に札幌東労働基準監督署に労災申請したが認められず、その後の審査請求も棄却されたという。提訴後に記者会見した母親は「新人看護師だったのに病院から適切な指導はなかった。娘と同じような人を出さないためにも闘っていきたい」と話した。

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2 コメント

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Unknown (匿名)
2017-02-03 18:29:06
お亡くなりになったことに対しては、心からご冥福をお祈りします。
ただ病院側を擁護するわけではありませんが、これが日本の医療現場の現状だと思います。
私も総合病院で働いていますが、時間外月60〜90時間は当たり前ですし、サービス残業があるのも事実です。(それが良いとは思いませんが・・)
KKRが特別ブラックだとは思いません。
もちろん改善が必要だとは思いますが、業務量や業務の質、医療従事者の人数、患者層(高齢で介護度や医療処置が多く認知症患者も多数)からいっても、いち病院がすぐに改善できる問題とは思えません。
むしろ新人よりも指導者側の負担も重く、新人が独り立ちするまで、ほぼ倍の量の業務をこなさなくてはいけません。
その合間に、実習生の受け入れ、看護部の係、組合、看護研究や研修、様々な業務や役割が求められます。
厳しい意見かもしれませんが、鬱病を発症した時点で休職すべきだし、させるべきだと思います。
看護業務に支障をきたす可能性があるのなら、人の命を預かる現場で、働き続けるべきではなかったと思います。
ただ本人はその判断ができる状態ではなかったと思われるので、やはり周りの人間(家族や友人や職場の人)がそれに気が付き、手を差し伸べられると良かったですよね・・・。
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過重労働 (ナースのばあば)
2017-02-04 23:44:17
コメントありがとうございます。
私は深夜業務があまりにきつくて、ナースをやめました。
特に二交代は心臓も弱り、息切れし呼吸もまともにできないほででした。
それでも、こなさなければならなくて、申し送りの朝方はきついドリンク飲料を飲んで声を出すありさまでした。でも、動悸が来るようになったので不安になってナースをやめたのでした。
今はメンタルのカウンセラーが主たる仕事です。
介護の施設も行きますが、50代になると夜勤がしんどいといって辞める人、パートになって昼勤務だけになる人に多く出会います。
だから、この間も若き男性が6回も二交代夜勤をした人に出会いました。
二交代夜勤は病院のナースにも多くあることでしょう。
二交代夜勤は二日分の勤務を継続してするわけですから、それだけ一回で過重勤務と思えます。
私はもう73歳で現役から退いていますが、
体が続くかぎり、過重な労働から脱却を一緒に考えていきたいと思っています。
自殺は絶対に「だめ」と何度も何度も申し上げますが、相談に来ない人が自殺されると本当に残念であります。
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