子ども守る都民の責務明記 受動喫煙の都条例案 小池知事も対策に意欲
2017年9月21日 (木)配信共同通信社
東京都議会の定例会が20日、開会した。小池百合子知事が事実上率いる「都民ファーストの会」と公明党は本会議に先立って議会運営委員会理事会に、いかなる場所でも18歳未満の子どもに受動喫煙をさせないよう努めることを「都民の責務」と定める条例案を議員提案した。両会派で過半数を占めており、10月5日までの会期中に成立する見通しだ。
小池知事も本会議での所信表明で「受動喫煙防止の法制化に向けた国の動向が見通せない中、2020年東京五輪・パラリンピック開催都市の責務を果たす」と強調。議員提案とは別に、飲食店などの屋内を原則禁煙とする罰則付き条例を制定することに改めて意欲を示した。
議員提案の「子どもを受動喫煙から守る条例」案は、都民ファが7月の都議選で公約に掲げていた。保護者は家庭などで子どもの受動喫煙防止に努めなければならないと規定。子どものいる部屋や自動車内でたばこを吸わないことや、学校周辺、公園などでの受動喫煙防止策も求めた。
いずれも努力義務で罰則はない。来年4月1日に施行し、その1年後に施行状況を検討することを付則に盛り込んだ。
一方、都は今年8月、罰則付きの受動喫煙防止条例制定に向けて基本的な考え方を公表。17年度内に都議会に提案することを目指している。
所信表明で小池知事は、豊洲市場への早期移転に取り組み、築地市場跡地の再開発に向けた議論を10月から始めることも表明した。
定例会では今月26日に代表質問、27日には一般質問が実施される予定。
2017年9月21日 (木)配信共同通信社
東京都議会の定例会が20日、開会した。小池百合子知事が事実上率いる「都民ファーストの会」と公明党は本会議に先立って議会運営委員会理事会に、いかなる場所でも18歳未満の子どもに受動喫煙をさせないよう努めることを「都民の責務」と定める条例案を議員提案した。両会派で過半数を占めており、10月5日までの会期中に成立する見通しだ。
小池知事も本会議での所信表明で「受動喫煙防止の法制化に向けた国の動向が見通せない中、2020年東京五輪・パラリンピック開催都市の責務を果たす」と強調。議員提案とは別に、飲食店などの屋内を原則禁煙とする罰則付き条例を制定することに改めて意欲を示した。
議員提案の「子どもを受動喫煙から守る条例」案は、都民ファが7月の都議選で公約に掲げていた。保護者は家庭などで子どもの受動喫煙防止に努めなければならないと規定。子どものいる部屋や自動車内でたばこを吸わないことや、学校周辺、公園などでの受動喫煙防止策も求めた。
いずれも努力義務で罰則はない。来年4月1日に施行し、その1年後に施行状況を検討することを付則に盛り込んだ。
一方、都は今年8月、罰則付きの受動喫煙防止条例制定に向けて基本的な考え方を公表。17年度内に都議会に提案することを目指している。
所信表明で小池知事は、豊洲市場への早期移転に取り組み、築地市場跡地の再開発に向けた議論を10月から始めることも表明した。
定例会では今月26日に代表質問、27日には一般質問が実施される予定。
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