小池知事「東京へ通勤控えて」…変異型、1週間で2・7倍に
地域 2021年4月16日 (金)配信読売新聞
東京都は15日、新型コロナウイルスのモニタリング(監視)会議を開催した。都健康安全研究センター(健安研)が11日までの1週間に行った検査で変異ウイルスを検出した割合が4割近くになることが報告され、専門家からは急速な感染拡大への懸念が相次いだ。
健安研では、11日までの1週間に196人分の検体の検査を行った。このうち、変異ウイルスに感染していたのは37・8%(74人)で、前週から5・5ポイント、前々週からは32・9ポイントも上昇していた。都が保健所などの報告を元に集計した変異ウイルスの感染者も、14日は前週の2・7倍に増えていた。会議で国立国際医療研究センターの大曲貴夫・国際感染症センター長は「第3波より急速に感染が拡大し、波が大きくなる可能性がある」と強調した。
小池百合子知事は会議後、隣県在住者に東京への通勤を控えることや、都民には買い物を3日に1回程度に抑えるなど外出自粛を徹底するよう呼びかけた。
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