益田の医師グループ結成1周年 医療と介護向上へ専門分野連携進む
2019年1月4日 (金)配信山陰中央新報
益田市内で介護施設を運営している5病院・クリニックの医師有志が結成したグループの活動がこのほど、1周年を迎えた。それぞれ専門分野を持つ医療機関が連携し、市民向けの無料講演会などを定期的に開催。患者のニーズに合った病院や介護施設を紹介し合ったり、合同の勉強会を開いたりして関係を深め、地域医療を支える体制を強化している。
グループは、あすかクリニック(益田市乙吉町)の井上貴雄院長の呼び掛けに、石見クリニック(同市駅前町)、金島胃腸外科(同市高津1丁目)、永瀬脳外科内科(同市土井町)、松ケ丘病院(同市高津4丁目)が賛同し、昨年11月に結成した。
これまで、市民向けの講演会を定期開催。メンバーが「骨粗しょう症」や「便秘」など身近なテーマを取り上げ、健康法を伝授した。1周年を記念したシンポジウムは「長寿の秘訣(ひけつ)」をテーマに講演や意見交換などを行い、市民ら約300人が長生きの極意を分かりやすく学んだ。
グループ内の情報交換や協力も進む。ケアマネジャーが患者の容態に合わせ、グループ内の適切な病院を紹介するなど「患者第一」の対応に努める。各病院が個別に開いている研修会への職員の相互参加が功を奏しており、他の病院の特色に対する理解も進んだ。金島胃腸外科の金島新一院長は「職員の知識も増え、意識も変わってきた」と効果を分析する。
高齢化の進展を見込み、グループのメンバーは「介護と医療の連携を一層強くする必要がある」と口をそろえる。井上院長は「情報共有のやり方などさらに深めていかなければならない点はある」としながら、「横のつながりが強くなることで、患者の安心につながる」と今後の活動へ意気込んだ。
次回の市民を対象にした講演会は来年1月19日午後2時から、益田市駅前町の市立保健センターで開く。
2019年1月4日 (金)配信山陰中央新報
益田市内で介護施設を運営している5病院・クリニックの医師有志が結成したグループの活動がこのほど、1周年を迎えた。それぞれ専門分野を持つ医療機関が連携し、市民向けの無料講演会などを定期的に開催。患者のニーズに合った病院や介護施設を紹介し合ったり、合同の勉強会を開いたりして関係を深め、地域医療を支える体制を強化している。
グループは、あすかクリニック(益田市乙吉町)の井上貴雄院長の呼び掛けに、石見クリニック(同市駅前町)、金島胃腸外科(同市高津1丁目)、永瀬脳外科内科(同市土井町)、松ケ丘病院(同市高津4丁目)が賛同し、昨年11月に結成した。
これまで、市民向けの講演会を定期開催。メンバーが「骨粗しょう症」や「便秘」など身近なテーマを取り上げ、健康法を伝授した。1周年を記念したシンポジウムは「長寿の秘訣(ひけつ)」をテーマに講演や意見交換などを行い、市民ら約300人が長生きの極意を分かりやすく学んだ。
グループ内の情報交換や協力も進む。ケアマネジャーが患者の容態に合わせ、グループ内の適切な病院を紹介するなど「患者第一」の対応に努める。各病院が個別に開いている研修会への職員の相互参加が功を奏しており、他の病院の特色に対する理解も進んだ。金島胃腸外科の金島新一院長は「職員の知識も増え、意識も変わってきた」と効果を分析する。
高齢化の進展を見込み、グループのメンバーは「介護と医療の連携を一層強くする必要がある」と口をそろえる。井上院長は「情報共有のやり方などさらに深めていかなければならない点はある」としながら、「横のつながりが強くなることで、患者の安心につながる」と今後の活動へ意気込んだ。
次回の市民を対象にした講演会は来年1月19日午後2時から、益田市駅前町の市立保健センターで開く。
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