近くの医院スタッフらが女児救出 西宮・園児重軽傷事故
2019年6月14日 (金)配信神戸新聞
兵庫県西宮市で13日、歩道を歩く保育園児の列に乗用車が突っ込み、園児2人が重軽傷を負った事故で、事故直後に近くの医院の医師や通行人らが車の下敷きになった6歳の女児を助けていた。女児は右肩を骨折したが、命を取り留めた。
現場近くの産婦人科医院の男性院長(46)は、切迫した職員の声に診察の手を止め、外に出た。目に入ったのは、車の前輪タイヤが背中の上に乗り上げ、うつぶせで倒れる女児だった。
駆け寄り「分かる?」と声を掛けると、女児は「分かる」と答えた。通行人の女性らと車を動かそうとしたが、外国車とあって重くて持ち上がらない。若い男性も加わって5人ほどで車体を浮かせた瞬間、保育士とみられる女性が女児を引っ張り出した。
この間、女児は時折泣いたがしっかり受け答えができ、院長は「パニックにならず、とても気丈だった」とたたえた。
事故は13日午前9時55分ごろ、西宮市樋之池町の市道で発生。方向転換しようとした車が保育士と散歩中だった保育園児17人の列に突っ込んだ。車を運転し、西宮署に自動車運転処罰法違反(過失致傷)容疑で逮捕された同市の無職女性(69)は事故の後、車内で放心し、自力で車を降りられない状態だったという。
2019年6月14日 (金)配信神戸新聞
兵庫県西宮市で13日、歩道を歩く保育園児の列に乗用車が突っ込み、園児2人が重軽傷を負った事故で、事故直後に近くの医院の医師や通行人らが車の下敷きになった6歳の女児を助けていた。女児は右肩を骨折したが、命を取り留めた。
現場近くの産婦人科医院の男性院長(46)は、切迫した職員の声に診察の手を止め、外に出た。目に入ったのは、車の前輪タイヤが背中の上に乗り上げ、うつぶせで倒れる女児だった。
駆け寄り「分かる?」と声を掛けると、女児は「分かる」と答えた。通行人の女性らと車を動かそうとしたが、外国車とあって重くて持ち上がらない。若い男性も加わって5人ほどで車体を浮かせた瞬間、保育士とみられる女性が女児を引っ張り出した。
この間、女児は時折泣いたがしっかり受け答えができ、院長は「パニックにならず、とても気丈だった」とたたえた。
事故は13日午前9時55分ごろ、西宮市樋之池町の市道で発生。方向転換しようとした車が保育士と散歩中だった保育園児17人の列に突っ込んだ。車を運転し、西宮署に自動車運転処罰法違反(過失致傷)容疑で逮捕された同市の無職女性(69)は事故の後、車内で放心し、自力で車を降りられない状態だったという。
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