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「処女性を決める遺伝子」を発見?

2016年05月04日 21時50分58秒 | 
「処女性を決める遺伝子」を発見?
初体験、第一子出生のタイミングとDNAに関連みられる
HealthDay News2016年5月2日 (月)配信 小児科疾患産婦人科疾患その他

 初めての性交渉をする年齢に、遺伝子が寄与している可能性があることがわかった。英ケンブリッジ大学のKen Ong氏らの研究で、結果は「Nature Genetics」オンライン版に4月18日掲載された。

 早い時期に性交渉をもち子どもをもうける人は、学歴が低く、心身の健康が不良となる傾向があるため、この結果は問題だとOng氏は話す。遺伝子は性格と身体的特徴に作用することにより、初体験と第一子出生の年齢に影響するという。

 同氏らは以前の研究で、思春期の始まりには遺伝要因と環境要因がともに関連することを明らかにしている。食生活などの変化から、思春期の始まりは1880年の平均18歳から1980年には12.5歳に低下したが、思春期が早まったからといって性交渉や出産が早まるわけではなく、近年では初体験から初産までにおよそ10年の間があいている。

 今回の研究では、英国、米国、アイスランドの約40万人の遺伝子データとその他の記録を検討した。その結果、いくつかの遺伝的変異が初体験の年齢に関連しており、それら変異の一部は初産、子どもの数、思春期の年齢、リスクをとろうとする性格にも関連していた。また、早期の性的活動を促す遺伝子とリスクをとろうとする遺伝子には、“明確な関連”があったという。

 この知見は、遺伝子が純潔を喪失する年齢に関連するとの先行研究を裏づけるものだという。これまでの研究では、初体験の年齢、さらにはパートナーの人数にも、50%の遺伝性があることが判明している。

 Ong氏は、「10代の行動は、遺伝子と環境因子の影響が混じり合ったものだといえる。思春期の早期開始を防ぐ取り組みで、早期の性交渉・出産による問題を回避できる可能性がある」と述べている。

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