日々

穏やかな日々を

無罪になったら、どこへ行くのか?

2020年01月09日 10時14分10秒 | 事故事件訴訟
「心神喪失」と無罪主張 障害者施設45人殺傷初公判 植松被告、起訴内容認める 謝罪後暴れ休廷、横浜地裁
2020年1月8日 (水)配信共同通信社

 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年7月、入所者ら45人が殺傷された事件で、殺人罪などに問われた元職員植松聖(うえまつ・さとし)被告(29)は8日、横浜地裁(青沼潔(あおぬま・きよし)裁判長)の裁判員裁判初公判で起訴内容を「(間違い)ありません」と認めた。弁護側は「事件当時、精神障害があり、心神喪失か心神耗弱」と無罪を主張。被告はその後、「皆さまに深くおわびします」と言い、口元に手をやって体を激しく揺らしだしたため、取り押さえられ、休廷した。
 その後の公判は、植松被告が不在のまま再開された。検察側は冒頭陳述で「被告は園での勤務経験を経るうちに、入所者は不幸を生み出すのでいらないと思った。殺した方がいいと考えるようになった。弁護側は大麻精神病を主張すると思われるが、大麻の影響は犯行の決意を強めたにすぎず、病的な妄想ではない」と述べた。
 障害者が狙われ、19人もの死者を出した事件。地裁は審理日程を25日間程度設定し、3月16日に判決を言い渡す。青沼裁判長は「被害者のうち1人を除き、住所、氏名、生年月日を明らかにしない」と述べ、法廷では匿名で審理すると説明した。傍聴席内に設けた遺族らの席もついたてで遮蔽(しゃへい)する異例の措置を取った。
 植松被告は逮捕後、「意思疎通できない人たちを刺した」「障害者なんていなくなればいい」などと話していた。
 植松被告は捜査段階の精神鑑定で万能感や特権的人間との自意識を持つ「自己愛性パーソナリティー障害」と診断され、横浜地検は17年2月、完全責任能力を問えると判断し起訴。弁護側は起訴後の精神鑑定を請求し、結果は同様のパーソナリティー障害だった。
 起訴状によると、16年7月26日未明、入所者の男女を刃物で突き刺すなどして19人を殺害、24人に重軽傷を負わせたとされる。また、職員2人を結束バンドで廊下の手すりに縛り付け、負傷させたとしている。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 堀ちえみさん、発語練習で「... | トップ | 「同期は皆、目が死んでいた... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

事故事件訴訟」カテゴリの最新記事