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「自分が殺したと聞いた」 無罪主張の被告の母らが証言

2018年02月12日 00時50分09秒 | 事故事件訴訟
「自分が殺したと聞いた」 無罪主張の被告の母らが証言
2018年2月9日 (金)配信朝日新聞

 川崎市の有料老人ホームで2014年、入所者の男女3人が相次いで転落死した事件で、殺人罪に問われた元職員の今井隼人被告(25)の裁判員裁判が8日、横浜地裁であった。証人として出廷した今井被告の母は、今井被告から逮捕前に「自分が殺した」と聞いたと証言した。今井被告は裁判で無罪を主張している。
 今井被告は16年1月末、神奈川県警から3件の転落死について初めて任意で事情聴取を受けた。母親と妹の証言によると、2回目の聴取があった同年2月7日、「(今井被告から)大事な話があるので迎えに来て欲しい」と母親が警察に呼び出された。警察官も乗った警察車両の中で、今井被告から「(転落死について)手伝った」という告白を聞いた。帰宅後、妹にも同じ言葉を伝えたという。妹から「なぜそんなことになったのか」と問われた今井被告は、「入所者が『死にたい』と言っていたから」などと答えたという。
 県警の事情聴取はその後も続き、同15日深夜、今井被告から母親のもとに電話が入った。「これで自由に電話できるのも最後。本当はお母さんの顔をみて話したかった」と今井被告は話した。母親が「顔を見ない方が話しやすいこともある」と促すと、今井被告から「手伝っていない。自分が殺した」と話したという。今井被告はその後、殺人容疑で逮捕された。
 母親は現在の今井被告への思いを聞かれ、「知っていることを知っているまま話して欲しい」と語った。(古田寛也)

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