国保保険料上限2万円上げ 高所得者対象、来年度から
2019年11月1日 (金)配信共同通信社
厚生労働省は31日、自営業者らが加入する国民健康保険(国保)を巡り、高所得世帯が払う保険料(医療分)の上限を現在の年80万円から2万円引き上げ、来年度から82万円とする方針を決め、社会保障審議会の部会に示した。引き上げは3年連続。支払い能力に応じて負担してもらう狙いがあり、加入世帯の2%弱が上限額を払う見通し。
国保の保険料は収入に応じて高くなるが、一定以上で固定される。厚労省の試算によると、上限額の82万円を払うのは単身世帯では年収約1120万円(全国平均)の場合。市町村により上限対象となる年収は異なる。
40~64歳の国保加入者が国保保険料と一緒に納める介護保険料も、世帯の年間上限額を1万円引き上げ、17万円とする。引き上げは5年ぶり。
医療と介護を合わせた保険料全体の上限は年99万円になる。約1・7%の世帯が当てはまる。
この日の部会では委員から「能力に応じた負担には賛成だ」「給付と負担の見直しも議論を進める必要がある」といった意見が出た。
2019年11月1日 (金)配信共同通信社
厚生労働省は31日、自営業者らが加入する国民健康保険(国保)を巡り、高所得世帯が払う保険料(医療分)の上限を現在の年80万円から2万円引き上げ、来年度から82万円とする方針を決め、社会保障審議会の部会に示した。引き上げは3年連続。支払い能力に応じて負担してもらう狙いがあり、加入世帯の2%弱が上限額を払う見通し。
国保の保険料は収入に応じて高くなるが、一定以上で固定される。厚労省の試算によると、上限額の82万円を払うのは単身世帯では年収約1120万円(全国平均)の場合。市町村により上限対象となる年収は異なる。
40~64歳の国保加入者が国保保険料と一緒に納める介護保険料も、世帯の年間上限額を1万円引き上げ、17万円とする。引き上げは5年ぶり。
医療と介護を合わせた保険料全体の上限は年99万円になる。約1・7%の世帯が当てはまる。
この日の部会では委員から「能力に応じた負担には賛成だ」「給付と負担の見直しも議論を進める必要がある」といった意見が出た。
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