7歳が執念で捕まえた天然ウナギは突然変異の「バナナウナギ」…「よっしゃー」と喜ぶ
津市半田の用水路で、黄色と黒のまだら模様の変わったウナギが見つかった。近くの小学1年の男児が捕まえた。鳥羽水族館(鳥羽市)によると、先天的に色素を欠いた突然変異とみられる。珍しいウナギに男児は大喜びで夏休みの絵日記にも書いたといい、近所で話題になっている。
同市半田の上山義仁君(7)は26日、普段ザリガニやドジョウを捕まえて遊んでいる用水路で、変わった色のウナギをボラの稚魚を餌にして捕まえた。実は前日にもこのウナギの頭を見かけ、捕まえようとしたが、釣り上げることができず、26日に再チャレンジ。木の棒に糸を垂らし、餌のついた針を取り付けた仕掛けを用水路に置いておいたところ、ウナギが食いついた。急いで引き上げたがウナギの力が強く、糸が切れた。しかし、切れた糸の先の針にかかったままのウナギの姿が見え、糸を引っ張って、網に入れることに成功。上山君は、「うれしくて、『よっしゃー』と叫びながら家に帰った」と振り返る。
鳥羽水族館の森滝丈也学芸員(52)によると、一般的なニホンウナギが、色彩変異と呼ばれる突然変異をしたものと考えられるという。時折、こうしたウナギが見つかり、見た目から「バナナウナギ」と呼ばれるといい、同水族館でも、数年前に県内の河川で天然ウナギの漁師が捕獲し、譲り受けた似たようなウナギが展示されているという。
近所の関山哲夫さん(68)は今回、ウナギに合った釣り針と糸を上山君にあげたといい、水槽のウナギを見て、「よっちゃん、すごいな」と声をかけた。
上山君は、「見たことのない珍しいウナギを釣れてうれしい」と感激。まもなく夏休みが終わるため、「学校に行って早く友達に自慢したい」と話していた。
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