【独自】ワクチン接種会場、看護師らが抜き打ちで検査…区が温度管理など確認
2021年6月11日 (金)配信読売新聞
東京都墨田区は10日、新型コロナウイルスワクチンの接種会場に区の看護師らを予告なしで派遣し、温度管理や希釈方法などの手順が順守されているかを確認する「抜き打ち検査」を始めた。各地で相次ぐ希釈ミスなどを防ぐのが狙いで、抜き打ち検査は全国的にも異例という。
区は医療法に基づき、看護師や薬剤師ら約10人を「医療監視員」に任命しており、この日は2人の監視員が区庁舎の集団接種会場の検査に入った。希釈作業を複数人で確認していることや、冷蔵庫の温度が適切に保たれているかなどを確かめた。
区は今月末から民間に委託して錦糸町などの繁華街で、主に若年層向けの夜間・土日接種を始める予定で、監視員は今後、こうした区内の集団接種会場や約100か所の個別接種会場を事前連絡せずに巡回する。山本亨区長は「チェック機能の強化でワクチン廃棄を防ぎ、若年層への接種を加速させる」としている。
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