単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

秋の栗駒(2/3)須川温泉

2017-10-27 | 盛岡・岩手・ラグビー仲間

 

須川湖の静かな湖面。背後の山は、栗駒・・ですか。

穀倉地帯に育ったボクには、灌漑用ため池ほどにしか見えないけど、なんと、火口湖。

 


 

県境挟んで、秋田県側には「栗駒山荘」。岩手県側には、ここ、「須川温泉」。

日本海側に眺望が開ける「栗駒山荘」の露天が有名だけど、今日のボクは、須川。

 


 

 

入浴料金は、晴れれば鳥海山まで見えるほどの絶景分、栗駒が100円高い。

泉質は変わらないけれど、野趣あふれる須川の魅力は、眺望の栗駒山荘を越えた。

 


 

凄い熱さを感じるわけじゃないけど、一分とかからず、身体があったまる。

湯から出れば、秋風にさらされ、すぐに冷え込み、また、入る。

一昨年の「ふけの湯」を思い出す。この時季の露天風呂の風情ってえもんだ。

 


 

峠の頂上は、冬枯れの風情。

澄んだ空の青さと白い冬木立のコントラスト。

表側特有の初冬の景色がいい。

 


 

路肩に立つ一本の標柱が目に留まった。 

朽ちてはいるけど、「岩手・宮城内陸地震 大規模崩落個所 須川6」と読めた。

 


 

地滑り地形だったのかなあ、それもあって被害も甚大だったのかもしれない。

 


 

谷に沿って道が大きく湾曲し、谷に向かって幾つもの渓流が流れ込む。

 


 

遅きに失したと思ったけど、標高が低くなるにつれ、まだ、鮮やかさが残っていた。

 


 

きれいだなあ・・・。

山々が、優しい笑みを浮かべているよう。

 


 

 

ここは、いつ来ても、人が絶えない。

ボクも、水筒代わりに持ち歩いているペットボトルを取り出した。

 


 

春の桜だって、満開の時が一番美しいとは限らない。

光り輝く紅葉もいいけど、セピアがかった色合いも、落ち着きがあっていい。

 


 

岩手県側に下りてきて、ここが一番心が安らいだ場所です。

 


 

谷底を流れるのは、磐井川の源流でしょうか。

S字カーブが続く。細い道路の崖下に広がる絶景に、走っては停まり、また、走る。 

御一人様のバイク旅は、身軽で気まま。 

 


 

「被災地展望の丘」の案内板が目に留まり 、バイクを停めた。

広場の一画の小高い丘に上がる・・・、「おっ!」と思わず声が出た。

 


 

里まで下りてきたら、「骨寺村荘園」の文字があちこちに見える。

荘園ですか・・・。興味をそそられ、骨寺村荘園交流館に寄ってみた。

 


 

農産物の産直施設だけかなと思ったら、奥の通路の先に展示室らしきものがあった。

学芸員のようなオジサンが説明してくれそうだったけど・・、時間がない。

余裕で着くと思っていた午後四時まで、あと、二十分ほど。ぶらぶらし過ぎた。

 


 

個人的印象ですが、この辺りは鄙びていても、どこか雅な感じがします。

そこに「荘園」とくれば、ゆっくり見学したかった。次回に取っておこう。

さあ、あとは真っすぐ一関。コン先輩・キクちゃん、お世話になりま~す。



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