最近「もったいない!」という言葉がもてはやされている。
これはケニア出身の環境保護活動家であり、ノーベル平和賞受賞経験者であるワンガリ・マータイさんが、昨年2月に京都議定書関連行事のため来日した時にこの言葉を知り、日本人が昔持っていた「もったいない」の考え方こそ、環境問題を考えるにふさわしい精神として感銘を受けて披露されたものである。
■残り湯を洗濯に使う
過日、倅の看病について新発見。倅の家庭では風呂の残り湯を洗濯に使っていた。残り湯は雑菌が多くて不潔だと考えていたが、雑菌は洗濯物が乾いてしまうとほぼ死滅するそうだ。 また、我が家は井戸水なものだから、つい水道を出しっ放しにしようものなら、すかさず孫が水栓を締めに来る。負うた孫子に教えられた一件である。
香川県は川が少なくて、ため池に依存している。そのため水は豊富でなく、水道料金が高い。そこで自ずと「一滴の水も無駄にしない」と生まれた生活の知恵である。
■大根大量廃棄
先日、収穫期を控えた大量の大根が廃棄されている様子が報道されていた。いわゆる豊作貧乏の懸念から価格安定のためにとられた、止むに止まれぬ処置なのだが、どうも釈然としない。まさしくもったいない限りだ。
オーストラリアのように、史上最悪の干ばつで小麦の収穫量が半分以下の国もあるというのに。同じ地球上で何たる皮肉。
飽食暖衣にあぐらをかく日本人を見るにつけ、発展途上国や難民キャンプで栄養失調の上、碌な医療も受けられないまま横たえた子供たちの姿が目に焼きついている。
上記二題は卑近な例だが、本当に「もったいない!」と思われることが、身辺でいくらでも見受けられる。
地球上の資源は無尽蔵ではない。農産物や海産物はいうに及ばず水、空気しかり。いずれ枯渇するときが来る。常に「もったいない!」の精神を肝に銘じて、限りある資源を子々孫々へとバトンタッチしたいものだ。
これはケニア出身の環境保護活動家であり、ノーベル平和賞受賞経験者であるワンガリ・マータイさんが、昨年2月に京都議定書関連行事のため来日した時にこの言葉を知り、日本人が昔持っていた「もったいない」の考え方こそ、環境問題を考えるにふさわしい精神として感銘を受けて披露されたものである。
■残り湯を洗濯に使う
過日、倅の看病について新発見。倅の家庭では風呂の残り湯を洗濯に使っていた。残り湯は雑菌が多くて不潔だと考えていたが、雑菌は洗濯物が乾いてしまうとほぼ死滅するそうだ。 また、我が家は井戸水なものだから、つい水道を出しっ放しにしようものなら、すかさず孫が水栓を締めに来る。負うた孫子に教えられた一件である。
香川県は川が少なくて、ため池に依存している。そのため水は豊富でなく、水道料金が高い。そこで自ずと「一滴の水も無駄にしない」と生まれた生活の知恵である。
■大根大量廃棄
先日、収穫期を控えた大量の大根が廃棄されている様子が報道されていた。いわゆる豊作貧乏の懸念から価格安定のためにとられた、止むに止まれぬ処置なのだが、どうも釈然としない。まさしくもったいない限りだ。
オーストラリアのように、史上最悪の干ばつで小麦の収穫量が半分以下の国もあるというのに。同じ地球上で何たる皮肉。
飽食暖衣にあぐらをかく日本人を見るにつけ、発展途上国や難民キャンプで栄養失調の上、碌な医療も受けられないまま横たえた子供たちの姿が目に焼きついている。
上記二題は卑近な例だが、本当に「もったいない!」と思われることが、身辺でいくらでも見受けられる。
地球上の資源は無尽蔵ではない。農産物や海産物はいうに及ばず水、空気しかり。いずれ枯渇するときが来る。常に「もったいない!」の精神を肝に銘じて、限りある資源を子々孫々へとバトンタッチしたいものだ。