てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

ふるさと人事

2006-12-24 11:11:48 | ビジネスと社会
 弟に突然転勤辞令が出て、明日から岡山支社勤務となった。某旅行代理店で満35年間、海外部一筋であった。6月の満55歳を限りに役職定年となり、定年退職まで残すところ5年となった、しかもこの年の瀬にである。

 東京を振り出しに岡山、大阪、博多、大阪と続き、今回が6度目の転勤となる。いわゆる“ふるさと人事”とでもいうのだろうか。生まれ故郷での人脈をフルに使い、会社に最後の奉公をして錦を飾れという思し召しなのかも知れない。

 嫁と一人息子を芦屋へ残しての単身赴任となる。岡山には26年前に建てたマイホームがあるのだが、大阪勤務の間に賃貸している住人が、中々立ち退いてくれない。これまで家賃を滞納しがちで、催促してやっと現在も1カ月遅れであるにも拘らず。
 しかし、(転勤で帰省するという)特殊事情を斟酌して、どうにか来年10月末で退去してもらうことで話がついた。

 それまで10カ月間は、たまたま我がアパートが1軒だけ空いていたので、仮住まいする運びとなった。今日引越しの荷物が届く予定だったが、都合で一日順延となり、明日本人とともに到着する。

 いかなる状況下であろうと、紙切れ一枚で社命には従わねばならない。悲しき宮仕えの宿命である。再就職となればハードルは高い。(役職)定年後も働き場所があるだけでも幸いだ。
 弟も心機一転、新任地で骨を埋める覚悟でいるようだ。
コメント (2)
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