てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

い~しや~きいも~

2006-12-17 20:49:55 | グルメと料理
 「い~しや~きいも~」と独特の節回しとともに、風に乗ってどこからともなく流れてくる食欲をそそる良い匂い。日本の冬の風物詩のひとつであり、これからの季節に欠かせぬ定番だ。

 昔は焼き芋といえば、屋外の焚き火で焼いたものだが、最近では家庭で簡単・手軽に作れる「石焼き芋壺」が出回っており、我が家でも焼き芋好きの孫たちのために、とうとう先日求めた。

 陶器鍋の底に別売りの天然石を敷き、最初は強火で、鍋が十分に温まったら火を弱めにして20~30分焼き上げるだけ。焼物と石に伝わる強い遠赤外線効果により、ホックホクの美味しい『石焼き芋』の出来上がり。
 焼き芋以外にもジャガイモ、とうもろこし、栗、落花生などいろいろなものをおいしく焼き上げるので、用途は多様。

 美味しい石焼き芋を作るためにはまず素材の芋選びが肝心で、我が家では専ら「鳴門金時」にしている。モホクホク感と上品な甘味があり、ビタミンと食物繊維たっぷり。

 オーブントースタや電子レンジで焼く方法もあるが、これだと急激に温度が上がり過ぎる。石焼きでサツマイモを間接的にゆっくり加熱することで、サツマイモに含まれるベータ・アミラーゼ(デンプン分解酵素)が、デンプンをブドウ糖に変える。そのため、通常の焼き方よりも甘く仕上がる。

 たかが焼き芋だが、されど買えば結構いい値段がする。更に、最近では「石焼き芋」と呼ばずに「スイーツ」といって、セレブな食べ物なんだそう。
 これで石焼き芋屋さんは上がったりだ。

【参考サイト】
焼き芋小百科
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする