てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

主なき住処

2006-12-14 20:17:28 | 暮らしと生活
 お寺から鍵を預かっている手前、隣家の下水工事に立ち会うために、初めて隣家に足を踏み入れた。主である美代ばあさんが倒れて入院、今年1月に102歳で亡くなるまで、ほほ5年間空き家になっている。

 台所の天窓のガラスは割れて雨モレのあと。風呂場のタライには洗濯ものがそのままになり、座敷も倒れる直前のままで時間が止まっている状況。家中カビくさい臭いが立込める。
 庭は手入れをする人もなく荒れ放題で、セイタカアワダチソウほか雑草がびっしりと、それこそ背丈を凌ぐほどの高さにまで繁りうっそうとして、まるで廃墟と化している。

 これでは下水工事もままならぬいうので、にわかに邪魔になる木を伐採、草払い機で通り道と作業場所だけでも刈り取り、とりあえず工事ができる状態にした。ひっつきもち?(岡山では「いっとろべぇ」という)には閉口した。

 主なき住処は、故人の遺志によりお寺・お宮・遠い血縁者3人に三分筆して相続されたのだが、後をどうするかを巡って夫々の意思統一が全くできておらず、宙ブラリン状態。そのため今日のような場合も、話の持って行き所がなく、うちへお鉢が回ってくる有様。

 現在はせいぜいノラ猫の住処で終わっているが、その内浮浪者や子供が出入りして失火などの大事にならなければと懸念する。一刻も早く管財人を立てて、解決されんことを切に願う。
 どなたか良い知恵があればご教示をお願いします。


背丈を凌ぐほどの高さにまで繁る雑草

道筋だけはつけた廃墟への入口

コメント (2)
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