5月29日はチャレンジデー2013。
大牟田も各地でイベントが開かれました。
いくつか参加してみたいなと思う活動がありましたが、
場所が近くで参加しやすいところを選びました。
宮原坑跡 10時集合の
「鉄道敷 クリーンウォーク」です。
ところが実は、
宮原坑と宮浦坑とを間違ってました。
宮浦坑は近いのですが、宮原坑は結構遠いのです。
誘った友達も行ったことないとのこと。
地図を調べあそこらへんかと分かった次第です。
当日は、雨上がりの良い天気。
帽子を被って、タオルを首に巻いて、
友達と一緒に集合場所に行きました。
スタッフの方々がチャレンジデーの旗を立て準備されています。
ちゃんとごみ袋や軍手が用意されていて、助かりました。
宮原坑の竪坑から
(コース解説①)
三池炭鉱の専用鉄道敷きが残っています。
鉄道敷きの小石・バラスもコンクリートの枕木のボルトも
雑草の中に長く続いています。
良く残っていたものです。
どこが終点だったのか? (コース解説②)
講師の坂井さんから旧炭鉱施設の解説を聞き、
(鉄道敷きから見た櫓)
宮原坑が石炭を堀り尽くした後は
湧水汲み出し坑として活用されたことや
掘り尽くした後の坑道の後処理の仕方等
三池炭鉱―経営の妙が判ってきました。
(捲き上げ室の煉瓦塀と鉄管) (捲き上げ機室内の機械)
鉄道敷きを歩き、ごみを拾って歩きました。
以前は大牟田一広い炭住地だった所。
今、炭鉱の社宅は一つも無く、
最新式技術を集積した浄水場や
(コース解説―文化財)
新しい団地に生まれ変わっていました。
炭鉱の町に生まれ育っているのに
知らないことばかりです。
炭鉱の町の100年以上の歴史を
(東側から見た宮原坑櫓)
約2時間で探訪し、頭も活性化。
ごみ袋にもいっぱいになって、
史跡周辺も綺麗になり、
有意義な活動に参加できたと実感。
万歩計もヨシヨシと表示してるし、
程良くお腹も減って、次の楽しみが待ってます。
<見学コース解説より>
① 宮原坑跡― 明治、大正時代の万田坑と並ぶ主力坑として年間40~50万トンの石炭を産出していました。昭和6年に閉坑し、現在は第2竪坑櫓と捲き上げ機室などが残されています。国の重要文化財・史跡の指定を受け、大牟田市民をはじめ国民共通の財産であるこれら「近代化遺産」が世界遺産となるよう取り組んでいます。
② 三池炭鉱専用鉄道敷― 三池炭鉱専用鉄道は三池炭鉱で算出する石炭及び炭鉱で使用する資材並びに、関連工場の製品・現材料を輸送する目的で施設された鉄道です。官営時代の明治11年に整備された馬車鉄道を起源とし、明治38年には横須浜ー三池港までの全線が開通しました。大正12年には全線電化が完了、最盛期には総延長150kmに及び、通勤者等を運ぶ客車も走っていました。現在も一部の路線が使用されています。
その外の文化財
○ ありあけ浄水場―平成24年4月から大牟田市・荒尾市に安全で安心な水を供給している共同浄水場です。最先端の浄水方式である「膜ろ過」の導入によって、浄水場に流れ込んでくる水の力を利用してろ過する等、エネルギー消費を出来るだけ節約した環境に優しい浄水場です。また、県境を越えた共同浄水場は全国で初めての取り組みとして注目されています。