大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

要注意!難聴と認知症との関係

2019年06月03日 05時20分23秒 | 日記
 「認知症と診断された高齢者でも聴力を補助することで認知機能検査の結果が向上する」そうです。認知症と聴力の関係について「福岡大や広島大の研究グループが」研究を続けられているそうです。
聴力を補助するとは、補聴器のことでしょうか?「福岡市東区の『愛の家グループホーム筥松』」の例が取材されています。ここでは「難聴者向けの対話支援スピーカー《コミューン》」が使われていて注目です。「ホームは昨年6月、コミューン4台を導入。テレビ視聴や、集団で体操やレクレーションをする際に使っている」とのことです。コミューンは「あらゆる音や周波が強調される補聴器とは異なり、人の声を拾い上げ、クリアに響かせるのが特徴だ」そうです。「要介護3の女性(87)は補聴器を持っているが、着けたがらないため、会話が成り立たず、部屋に閉じこもりがちだった。コミューンを使い始めると共同スペースでお茶などを楽しむようになり、発話が増えた」とのことです。「吉田味令ホーム長(46)によると、職員がサポートしやすい共同スペースにいることで転倒などの恐れが減少。大きな声を張り上げる機会も減って職員の負担は軽くなった」と話されています。要介護者だけでなく介護者にもよい効果があるようです。「コミューンは広島大学宇宙再生医療センターの研究員中石真一路(46)が開発」されたそうです。「中石さんは『難聴の進行が認知症の進行と勘違いされるケースはかなりあるのではないか』と指摘」されています。「そもそも難聴と認知症の関係は、国際会議で『予防できる要因の中で、難聴は最も大きな危険因子』と発表」されています。「厚労省の認知症施策推進総合戦略(15年)で加齢や糖尿病などと並んでリスクに挙げられている」そうです。難聴で「会話など外部からの刺激が減り、脳の活動の機会が奪われることが」問題です。「難聴を早めに見つけ、聞こえの質を効率的に支援することで認知症の重症化予防にもつながる可能性が高い」と、中石さんは話されています。コミューンは各家庭の居間にも必要かも?その前に耳鼻科受診か?定期健診の科目のひとつにしなくては~。聞きたくないことに耳を塞ぐのもよくないかも~。
(下:2019年5月27日西日本新聞-井上真由美「<聴く力>後押し 認知症に効果? 人の声鮮明に拾うスピーカー導入 発話増え、検査値改善」より)