表面照射光源は試料ホルダー上に在る雪の結晶に対して右斜め上方(カメラの撮影視野を基準)から白色LEDランプが発する光を当てて撮影すると、 雪の白さを強調する効果を期待出来ます。 その際に照射光の角度や方向を微妙に変化させると、 より好ましい状態で撮影出来たりします。 そんな目的のために、 照射光の中心をを撮影領域にたいしてX/Yの2軸で調整出来るように丁番をX軸の変化に対応させ、 ランプ光源の側面に取り付けた強力な円形磁石の吸着力を利用して丁番に取り付けてランプユニットを回転させることでY軸の変化を生じさせています。
ところが、 10号機に使用したX軸可変の役目の丁番の軸はユルユルでチョットした外力で動いてしまいました。 そのため、光源ランプを指で操作して光束が良い位置にセットしたとしても、 指先を離すと寒さでこわばったケーブルの影響を受け、 光の照射位置がズレてしまう困った事が生じたのです。
そして自宅に戻った今日は、 その問題を解消すべく種々対応策を考えて試してみました。
丁番の可動側・下部に発泡スチロール片(写真上部・白色の物)を取り付け、 装置の固定された部位(緑色のプラスチック・シート)に押し付ける力が加わる様な摩擦力で動きを規制する工夫を施した結果、 光源ランプは指先で軽い力で操作可能だが、 指先を離しても丁番はセットした位置からずれない状態を実現できました。
最終的には部材の耐久力などの面から、 発泡スチロール片は適当な厚みのゴム板に変更し、 緑色したプラスチック板部分は別のもっと摩擦力を生む素材に変更してまとめあげる予定です。