四国遍路 4月2日

2009-04-02 20:50:53 | 国内旅行と山歩き
4月2日 71番ー76番札所を徒歩遍路、 好天。

 道の駅に車を駐車したまま、歩きで三角形の2辺の形で20km程の区間に点在する寺を巡りました。 最後は多度津駅から2駅電車に乗って津島の宮なる駅まで戻り、車を置いてある道の駅まで2kmほどの緩い登りの峠道を歩いてもどる積もりでした。 寺めぐりの区間は草臥れたものの、そこそこ順調。 ところが多度津駅に着いて切符を買おうとしたら、切符売り場の駅員さん曰く「津島の宮」は夏季時期のみの臨時駅で今は停車しない」とのことだ。 前後の”海岸寺”あるいは”詫間”の駅をからでは5kmほどの道のりになってしまう。 駅にいた地元のおばさん風の人に「国道11号線の鳥坂峠」を通る路線バスは有りませんか?」と聞いてみたが、バス便はよくわからないらしい。

 ところが、そんなやり取りを聞いていたのか別の婦人が「鳥坂峠までなら車に乗せてあげますよ」と言ってくれた。 しかし、その御婦人は駅の窓口で切符を買っていた人だ。 「これから列車にお乗りになるのでは?」と尋ねると「いえ、今日は乗りません、明日からの旅行の切符を買いに来ました、だから乗せてあげられます」だってさ。 いやー、助かっちゃいました。 そのうえ、車が走り出してからの話で「車を止めてある道の駅まで送ってあげる」「と更に進展。 もう弘法大師様のお助け以外の何者でもありません。

 道々、語ってくれたその御婦人(60台?)の話しですが...
自分も旅先で、親切な人に車に乗せてもらって大助かりした事がある。
旅行は大好きで、海外旅行にも良く出かけている。
明日の旅行は奈良方面。
ずーっと仕事をして来たが、自由な時間が欲しいから、子供がおおきくなるまで、管理職になるのは避けてきた。それは、少し残念な事もあったが、良かったと思っている
フランスの旅ではレンタカーを借りて、ドライブでモンサンミッシェルなどを巡った事もある。
ご主人は永いこと銀行務めをして来たが、今はきままな、軽い仕事をやっている。
自分は以前の病気の時の輸血で肝炎に罹り、その影響で癌化して、もう治らないかもしれない。 

いやー 随分立ち入った内容の話になってしまいました。 しかし顔立ちはお元気そうで、しっかりした身のこなしの方でした、いつまでもお元気で。 納め札を一枚お渡しして、さようなら。  本当に助かりました。



                  71番寺近くの遍路道

<ある遍路寺での話し>

 普通、本堂と太子堂を参拝した後、納経所なる所でお参りを済ませた印として納経帳に朱印と寺名などを書いてもらいます(費用300円)。

 きょうの寺の中で、太子堂と納経所が一体化している寺がありました。係りの人が3人居て、お参りの人の数もまだ朝が早いためか少なかったので手持ち無沙汰だったのでしょう。 ペラペラお喋りに花を咲かせています。 話題は”田んぼの減反政策の変化に関するもろもろ” 俺が般若心経をあげている間もずーっとおしゃべりは続いている。耳障りったらありゃしない。他の寺は納経所は別の建物で、こんな事は起こらないのだが... ここは太子堂の内部に直接立ち入らせるために、その監視目的で納経事務所も一緒にしているのだろうか?
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