小さな センチメンタルジャーニー

2009-12-12 17:35:46 | タナカ君的日常
 昨日のブログには「明日もネットで囲碁対局を楽しもう」と書いたのだけれど、起きてみると眼の奥がなんだか疲れている感じで冴えない気分、それにひきかえて天気は上々。 自転車に乗って五日市街道を東に走って小金井公園に向かいました。 途中で元祖100円ショップの「ダイソー」の直営店が目に付いたので立ち寄って2階建ての上下階の売り場をくまなく見物してみました。 最近は100円ショップで無くなってますね。 200円、300円、400円台の商品が混在して並んでいるので買い物するときには以前の様な気楽さで買い物籠に放り込めなくなった感じがしますけど、皆さんはどうですかね? 

 目当ての小金井公園の中は人出もチラホラ、自転車に乗ったままゆっくり流して、すぐに東端の駐車場のあたりから抜け出しました。 最後は独身時代の10年ほどを過ごした、小金井市緑町にあった木造アパートがどうなっているか? 立ち寄ってみることにしました。 アパートの場所は公園を抜け出した位置からは南に向かってゆるく下り、仙川の細い流れを越えたあたりです。 近くには「浴恩館」、アパートの北側裏手は畑地、アパートを通り過ぎてバス通りに出ると「郵政省・電波研究所」なんて施設もあったのですが... 行って見たら浴恩館付近は紅葉が真っ盛りの中に昔の面影の残る建物が残り、大勢の爺婆集団が見学に訪れていました。 しかし電波研究所の敷地は公立高校に変身、正門前の塀がくぼんだ辺りの陽だまりには路上生活者スタイルの髪の伸びた老年男性が腰を地面に脚を投げ出し顔をうつむけて居眠りしています。

 そして、写真の ”チビまるこちゃん” が飛び出してきそうな木造平屋建ての家が大家さんの家ですが、周りは畑地なんか無くなり、それなりに新しい家が建て込んでいるのに、大家さんの家だけは古びた昭和30年代の佇まいを残して、そのまま残っていました。 懐かしさ一杯です、 家の中からは人が居る気配はしていたのですが、当然代が替わっているだろうし、玄関の表札も何故かあるべきところに見当たらず、知らない人が出てきたら嫌なので声を掛けるのは止めました。   裏手の僕が住んでいた4軒長屋の平屋アパートは2階が乗せられていましたが、今は住人の気配は無く、2階への外階段なんかボロボロになってます。こんなの見ると「僕の人生もいつか同じ様にぼろぼろに朽ち果てていくのか?」と少し寂しい気分にとらわれたりします。 まあ、そんな心の揺れが今回のような小さな”センチメンタルジャーニーの醍醐味”だとしておきましょう。 
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