地震の周辺・狼少年

2011-03-12 07:40:01 | 地震の周辺
 午前7時頃のTV画面は宮城県南三陸町の空撮映像を映し出していて、コンクリート2階建の屋上には木造住宅の破片の様な木っ端が乗っている様子が映しだされている。 他にもコンクリートの建物が幾つか見える映像の周辺は殆ど平地、「その他の木造建物はに全部無くなってしまったのか?」と心配になる映像だ。
 
 昨晩は東北大学に息子さんを通よわせ、女川には実家を持つ友人に電話をしたところ、 「息子はタイに旅行中で何も問題ないのだが、実家には何度か電話しているのだけれど、連絡がまったく取れなくて心配している」との事だった。


 ところで今朝は6時少し前から起床して、地震関連で溢れかえっているTV番組を眺め、 今は7時少し前だけれど、その途中のTVでは「緊急地震速報」を3回も流していた。 妻の持つ携帯電話からも何時に無い警報音でそれを知らせていた。 震源は神奈川、長野、千葉などであったが、いずれも我が家では揺れを感じることもなく「緊急地震速報」などと喚くほどの情報か?と思い、 信頼性の無い情報を3回も聞かされると「緊急地震速報」は狼少年だなとスッカリ聞き流しモードになっています。 昨日の午後2時過ぎの本震の時には「緊急地震速報」は流されたのだろうか?

 しかし、とんでもない災害になりました。 地震多発国の日本の取るべき対応は役立つ見込みが無い地震予知研究に金をつぎ込むべきでは無い(うろ覚えの記憶では、随分前に、東大の地震研究所あたりに所属する研究者が「無駄だ!予知なんて出来無い」と発言していたことも有った様な)と言う意見も有るようですが、僕もそう思います。 それよりも、原発の停電時に対処すべき「ディーゼル発電機が動作しない」そんな、いい加減な保守体制を改善したり、 首都圏で報じられた「帰宅難民」問題のために、職場などに寝袋を準備しておいたり、 人的被害のすくなかったNZクライストチャーチの地震に倣うとすれば低層住宅に大多数の人が暮らせるような施策をとる、 なんて事の方が大事だし有効じゃないのか? と思ったりしています。
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