「それはセクハラ」

　フジテレビの夜のニュース番組プライムニュースは結構気に入って視聴しているのだが、　いじめ問題を話題にした昨晩の討論参加者の発言は頷けないものばかり。　体罰反対を主張するのは良いけれど、「小さな自分の子供に対してさえ叩かない方が良い」そんな主張をするんだもの。　キャスターもそんなのには「自分の子供にもですか？」と疑問の表情を浮かべて問い返していましたがね。

　時折我が家にも１歳半ほどの言葉といえば「まんま」、「ワンワン」程度しか話せない孫がやって来る。　そして食事の時、だいたい満腹になって、もう食べたく無くなると、時に小さな手を合わせて「ごちそうさま」のポーズを取ったりする。　そんなのは可愛いけれど、　時によっては使って居た茶碗を床に放り出したりする。　つい先日「コラ！　そんな事をしちゃいけない」そう強い口調で叱ると同時に小さな手のひらと腕のあたりを平手でペチンと叩いたのだ。　そしたら息子が「叩くな」とややヒステリックな声音で文句を付けて来た。

　唖然としつつ、

「あんたの家の中でなら自分の子供の身体を叩くことはしない、そんな方針で子育てでもなんでもやってくれ。　でもここは俺の家だ、俺の好きにやる・・・　それが嫌なら孫なんか連れてくるな」　心の中でそう呟いていましたよ。

　話を件の番組に戻すけど、

「刑務所の中でさえ体罰は禁止されている、　それが現代の社会です。」
「　学校教育やスポーツの場での体罰なんてもっての外」
そんな表現での発言もなされていた。

さらに

　高校生など大きな生徒に一人の先生が話しても効果がないでしょうけど、　そんな時には２・３人の先生でジッと生徒の目を見つめながら話をすれば判ってくれるはずです。　今の教職員の人数の中でそれをやるのは難しい、そうであれば教員の増加をしてでも、そうすべきです。　そんな主張を展開するお馬鹿な教育者（？）がしたり顔で話しをする。　そんなの見ているのは苦痛だから、　そこでTVのスイッチを切りましたよ。

　このところ、とにかく体罰報道の多いこと、　妻との会話もそんなのに引きづられたものになるけれど、　選手を棒で小突いた件なんかでは

妻　：　柔道の稽古する場所になんで竹刀が必要なのよ？

僕　：　相手が女子選手だから、　素手で女性の身体を触ったら、
　　　　「それはセクハラ」とか言われちゃうからじゃないのかい。

なんて落語風なオチをつけてお終いにするしかありませんね。