偏光顕微鏡もどき

2013-02-18 09:32:48 | タナカ君的日常
 今日も雪の結晶撮影ネタです。 「雪の結晶の撮影」の記事を書いたあの日、雪の結晶は水の結晶、つまり透明な氷だと改めて思い知ったのです。 ”雪って乳白色した六角形の結晶” そんな無意識化の思い込みがありましたけれど、 一片のそれを間近に眺めると薄い氷なのですよ。 大学の研究機関が発表している美しい雪の結晶写真、 それと僕がマクロレンズを使って撮影した写真を較べるとピントが合っていないからシャープさが欠けている。そんな基本的な事以外に結晶の厚みの違い、あるいはその境界あたりにコントラストが着いて、形状が際立って見える。 そんな点にも違いを感じます。

 そんな感じに撮影出来るのは「偏光顕微鏡みたいな物を使って撮影しているのではないか?」 そう勝手に推測し、 僕もそれに近い事を試して見たいと思ったのです。

 撮影方法は調べれば判るかも知れませんが、とりあえず遊びですから、自分勝手にやらせてもらいます。

 そしてやってみた方法ですが、 カメラのマクロレンズの前面には偏光フィルターを付け、 雪の結晶の背面には光源を置き、 その光源から出る光も偏光フィルターを通過させるのです。 そうすれば、 氷の結晶の厚さの違いを際立たせる事が出来るのではないか? そんな思惑です。 

 そして昨日、 LED光源と使用する偏光フィルターの準備が出来たので試しに撮影してみました。 本物の雪の結晶は手に入りませんので、 試料はエンボス加工した透明なプラスチック容器の断片です。 Top写真がそれですが、 右側は外部の自然光とカメラに付けた偏光フィルターの効果を見た写真、 左側は白色LEDをバックライトにして撮影したものです。 同じ透明なプラスチック片がこんなに違った感覚で写るんですから、 本物の雪の結晶を撮影した場合もそれなりの面白い絵が撮れるだろうと期待しています。

 
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