針ノ木雪渓までウオーキング

2015-07-16 10:14:44 | 安曇野生活
 妻から14日の夜に電話が入った。 それはTVニュースやツイッター等で賑わった新大久保駅近くの爆発を伴う火災を知らせるもの。  実は妻の血縁者が所有する木造アパートも貰い火で全焼してしまったのだ。 幸いな事に居住者全員は無事に逃げて無事であったとの事。

   ”新大久保 火災”でググり、 ヒットした中から写真を一枚借用しました。

 そんな事のあった翌日の水曜日、 連絡を呉れた妻からは「貴方はそっちに居てくれれば良いですから・・・」そう言われてもいたので、 気楽に針の木雪渓までウオーキングに出かけました。

 ウオーキングと言っても、扇沢から大沢小屋を過ぎて、針の木雪渓の末端まで登ると標高差は優に400mは超えるから、高尾山登山と同程度の山歩きになる。 今までは盛夏が過ぎつつある時期に針ノ木小屋への往復は2度ほど行ったが、 雪渓の下部と上部はほとんど登山道を歩く状態まで雪渓の雪は消えていて、”大曲”と呼ばれる屈曲部の前後に雪渓の片割れが残っている程度だったけれど、 さすがに7月中旬の今の時期、 大沢小屋の少し上から大曲の辺りまで、 タップリと雪で埋まった針ノ木雪渓がありました。 

 暫く続いた晴天も明日からは台風接近で雨続きの天候になる予報なので、朝食後の出発前に一週間分の靴下や衣類を洗濯して軒下の干し竿に吊るしてから、扇沢に向かって車を走らせました。 こんな感じの気軽な行動で雪渓のある場所に歩きに行けるのは安曇野生活のお蔭ですね。

 大町市の観光案内所で貰ってあった「トレッキングガイド」のコースマップにの大沢小屋に至るルート図には”高山植物の宝庫”そんな表示もあったけど、 どうも稜線に咲く高山植物と較べると量も少なく、「可憐な」の枕詞を取外して紹介する様な花々でありました。 でもまあ、 今迄に見た記憶の無い花もありましたから、 二つだけ並べておきますが、 名前を知らない花です。

  

 さて、 下界は晴天だった雲行きも扇沢から歩き出して30分弱、 関電トンネルの工事用舗装道路から大沢小屋への登山道が始まる土砂捨場で休憩した頃には上空にまばらにあった雲量が急速に拡大して、稜線の眺めを隠してしまいました。 Top写真はその直前の針ノ木岳稜線付近が写った写真です。

 大沢小屋の入り口には軽アイゼンが吊るされて、 5百円也のレンタル料金が表示されていました。 僕は雪渓上を登るつもりは無かったので、 借りませんでしたが、 ハイキング気分で何も持たずに来て雪渓の上を少し歩くには、借りるのも良いかもしれません。 ちなみに今年、小屋は9月6日まで開いているそうです。


 いよいよ針ノ木雪渓の上に立ちました。 大沢小屋を出発して30分弱でした。 もっと手前から未だ残っている雪渓上に出るルートも在りましたが、 雪解けした沢音が高かったので、完全に雪で覆われた上部まで登山道を利用したのです。 この写真で直上する雪渓が見えなくなるあたりから、左にガクンと曲がる地点が大曲です。

 今回歩いたルートには小規模ながらブナ林、

 山腹の石の下から急激に湧き出る湧水(奥多摩の大丹波川源流の獅子口と同じ様な状態)、 天ぷらにしたら美味そうなウドの若芽、 そんなこんなのチョイトしたハイキングを満喫し、 さらに、 帰り道で立ち寄った「上原(ワッパラ)の湯」では大町での囲碁仲間に出会い、 無料貸出しの碁盤を借りて一局対戦するおまけまで、 充実した一日となりました。

コースタイム

08:10 家を出発、 08:30 扇沢駐車場着、
    途中しばしば花の撮影
10:50 ~ 11:10 大沢小屋にて昼食。
11:37 ~ 11:50 雪渓に降りち、少し歩くき帰途につく。

    途中2度ほど休憩、

13:18 扇沢帰着。

上原の湯に立ち寄り、 帰宅。
 
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