多摩川歩き・登戸~武蔵小杉

2015-11-05 09:39:50 | 国内旅行と山歩き
 穏やかな秋晴れの中、 南武線の登戸駅から武蔵小杉駅区間の東を流下する多摩川・左岸歩きをして来た。

 登戸駅で下車(09:20)して「多摩水道橋」で左岸(東京側)に渡たり、下流に向かって歩きだした。 振り返ると丹沢の主峰・蛭ヶ岳の背後から薄く雪化粧した富士山がでかい面して姿を見せて居た。

 なんで「でかい面」と書きたくなったか? 三角錐に近い蛭ヶ岳山頂に富士山は左の裾の端を乗せて寄りかかり、平らな山頂部を含んだ右側のでかい面で辺りを見回している感じ、 端正と言うよりも「でかい面」に見えてしまったのです。

 写真に大きく見える橋は小田急線が多摩川を渡る橋梁です。 そんな後方の風景を気にして歩き始めて間も無く、「二ヶ領宿河原堰」が見えて来ました。「多摩川の河原を川幅一杯に堰き止めている」そんな感じを受ける大きな堰で、


 流れの中央部に4つほど設けられた石積みの上にはそれぞれ川鵜の大群が休憩し、 堰の上流部ではこれまた多くの川鵜が頭から水に潜り、体全体を水中に没してから暫くして水面に戻って来る。 そんな動作を繰り返していました。 この川鵜の大群が食べる魚の数は半端じゃないことでしょう。

 どうやらこの川鵜についても自然保護派と駆除希望の対立があるようですが、 安曇野あたりでは猪、鹿や猿に対する駆除希望派と自然優先派の少なからぬ、いがみ合いがある様でした。 さらには稲作の田圃にヘリコプタで行う農薬散布作業でも同様な事情があるなんて話を隣のオジさんから聞きましたっけ。 ここら辺はブログや掲示板の炎上にも発展する話題みたいですから、「川鵜が一杯居たよ~」と報告するに留めておきます。

 さて下流に向かう途次、 世田谷区に入ると東名高速の橋梁、暫く間を置いてから新二子橋、二子橋、東急田園都市線の橋梁が立て続けに現れ、同時に国分寺市を水源にする野川が合流して来ました。

 そして田園都市線の下を過ぎると軽飛行機なら着陸・離陸出来そうなほど真っ直ぐな遊歩道が現れました。 人間の感覚としては「遊歩道としてはふさわしくない」そう想ってしまいます。

 そして多摩川全般的に言えることだけど、 河川敷はスポーツ施設や遊び場的な施設のオンパレードの様相を呈します。 そんな中、第三京浜道路の多摩川橋、東急東横線の橋梁へと歩を進め、中原街道の丸子橋に至り、そこで右岸に渡り、南武線の武蔵小杉駅に(13:30)到着した。


 それにしても暑くなく寒くなく、良い天気だった!!

 メモ : 世田谷区域を越えて大田区に入ってから堤防脇の道路で「田園調布4丁目」そんな信号機を見かけた。 僕の頭の中にある「田園調布」は「世田谷区」、 どうやらそれって間違って居たみたい。


タータントラック素材で舗装されたサイクリング道路
さすが世田谷区、立派な金持ちだぜ、拍手!!
後方は二子玉川のビル群
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