不調・オーブントースター

2015-11-08 09:45:36 | タナカ君的偏見
 我が家で使用しているオーブントースターは購入してからおよそ5年ほど使用しているものだ。 しかし、それは購入後1年も経たない内から不快な現象が発生した。 庫内に組み込まれた2本の筒状ヒーターの内、 天井側のそれは通電して発赤したヒーター線の間隔が不等となっているのがハッキリと見える様になったのだ。 トースター内部では左側と右側では酷い温度ムラが生じてしまい、使い勝手の悪い事おびただしい状態になってしまった。

 製造メーカーは日本ではそこそこ有名な動物の名前が付いた会社、



 しかし製品の天板部分に貼られた製造銘版には[ Made in China ] と表記されていた。 最初はメーカーに問い合わせて筒状のヒーターを購入・交換しようか? そんな気持ちになった時もあったけれど 「とりあえずパンが焼けるから良いか・・・」と我慢して使い続けて4年以上経過してしまった。

 日本の景気回復の一部には中国からの旅行者によるいわゆる”爆買”が寄与しているそうだが、 彼等の購入意欲の源泉には [ Made in Japan ] の製品に対する信頼感があるとも聞く。

 そんな彼等が購入した電気製品が中国製と知ったなら、どんな気分になるのかな? もっとも中国企業の生産した物の品質にしても、数年前と今では格段の質の向上が果たされていて問題は無いのかもしれないけれど、 ”日本の会社の製品” を頼りに期待を寄せるユーザーの信頼を裏切る様な製品は出して欲しく無いものです。

 しかしなあ、 最近話題になっている建物の基礎杭データの流用騒ぎを筆頭に、東芝の不適切会計処理事件、 有機肥料を謳った肥料メーカーの製品品質等に見られる「誤魔化し」、日本のあちらこちらで「誤魔化し」が目立つ様になって来たと思えるんだ。 これが、ただ単に俺が暇な時間を持て余すジジイになったから気にし始めただけの事なら日本の先行きにそれほどの心配は無いのだけれど、 信用を築くのには長い時間が必要であっても、信用を失う時は一挙に失うからね。

 人との付き合いでも同じ事が言えるよな。
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